髪

金髪

瞳

橙

声

ハスキー

顔

年相応

体

長身。筋肉質。

フリーターの椎路糺緒に共生しているRB。糺緒とは違い、物静かで感情をあまり表には出さない。
しかし、糺緒と同じく面倒見は良く、弱い者いじめは嫌い。面倒臭がりつつも、なんだかんだ手伝ったりお世話したりしてくれる。
プランナーによってミストルティンに覚醒させられたことで、表層に出てくるようになった。
糺緒が気に入っている木刀は家に置いてきた。

一人称

俺

二人称

お前

三人称

あいつ。名前。

七歳の時、椎路糺緒は都築京香のプランの一環であったとある事件に巻き込まれ死にかける。しかし、その場に居合わせた都築京香（の気紛れ）によりレネゲイ
ドウィルスに感染させられオーヴァード（協力型RB）にされた。本人はそのことを朧気にしか憶えていないものの、意識を取り戻した時に傍らに落ちていた一冊
の本を頼りに現在も自らを救った人物を探している。
事件後、娘の様子がそれ以前とどこか変わってしまったことに彼女の両親は困惑し、彼女との関わり方がよそよそしいものとなってしまう。そのことが影響して
かしないでか徐々に非行に走るようになり、警察にも目を付けられ始めていた彼女は遂には髪を自由に動かせるというしょうもない理由からUGNにオーヴァード
として保護される。数々の検査の結果オーヴァードであることは確認されたが、レネゲイドを殆ど操ることができなかった。そんな彼女はオーヴァードとしての
生き方を学ぶために、一時的に玉野椿の許で訓練を受けることになったが、レネゲイドを操れないことで他のチルドレンたちに馬鹿にされていた。だが、愚直で
単細胞バカな彼女には他人の冷やかしや侮辱は無意味であった。ただがむしゃらに椿の訓練に向き合い、一人居残って近接格闘術の練習をしたりと他人の何倍も
努力した。それでも果たして彼女がエフェクトを習得するには至らなかった。言ってしまえば、彼女には素質がなかった。向いていなかった。敵の動きを見て攻
撃を躱すことも、複雑な動きを要求する技も、レネゲイドを操ることも、彼女の脳のキャパシティを超えていたのだ。彼女にあったのものは、どうしようもない
までの愚直さと野性的な本能だけ。敵と真正面からタイマンでぶつかり合う。小細工など必要ない。単純で頭の悪い戦闘方法こそ彼女の性に合っていた。結局、
レネゲイドに関しては静電気によって自身の髪を自在に操ることが精々だった。
訓練を終えた彼女は高校に進学したものの、授業についていくのには苦労した。それでも持ち前の愚直さ故に勉強以外では教師からの評判も悪くなかった。どう
にかこうにか卒業した後は、進学はせずアルバイトに勤しみながら修学旅行の土産として買った黒塗りの木刀（かっこいい）を空き地で素振りする日々を過ごす
。
曲がったことが嫌いでカツアゲしていた不良を軽くボコして更生させたことがあり、面倒見もいいことからそっち界隈では少しばかり尊敬の眼差しを向けられた
りしているとかいないとか。ボコる際に獅子の如き覇気を纏っていたという噂がどこからともなく広まって、いつの間にか「覇道征く獅子（アスラン）」と呼ば
れるように。その所為もあってか、両親からは更に距離を取られ仕送りをもらうだけの関係になってしまっている。
チューブトップの上にレザージャケット、ホットパンツを普段着として着ているが、単に「かっこいい」というだけの理由。おつりの計算はできるが因数分解は
できない。酸っぱいロリポップが好物。