ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

冰馬 白虎 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

冷血の死神(リジェクト・ヴェルノ)冰馬 白虎(ひょうま はくと)

プレイヤー:ごっちん

蔑みたきゃ勝手にしやがれ。
ただし、少しでも邪魔したら殺してやる。

年齢
21
性別
星座
不明
身長
165
体重
56
血液型
O型
ワークス
ストライクハウンド隊員
カヴァー
なし
ブリード
ピュアブリード
シンドローム
サラマンダー
HP最大値
31
常備化ポイント
4
財産ポイント
4
行動値
5
戦闘移動
10
全力移動
20

経験点

消費
+64
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 強盗・殺人をおこなうFHメンバーの両親のもとに生まれる。
犯罪者の子
経験 家族がUGNに殺され、全てを敵とし、UGN隊員にも手を出した。
一匹狼
邂逅 久木によって、UGNの標的となっていた自分を救ってくれた。
恩人
覚醒 侵蝕値 自覚したのは親が殺されたとき。
無知 15
衝動 侵蝕値 すべて殺したくなる。
殺戮 18
侵蝕率基本値33

能力値

肉体4 感覚1 精神3 社会2
シンドローム2×2 シンドローム0×2 シンドローム1×2 シンドローム1×2
ワークス ワークス ワークス1 ワークス
成長 成長1 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵 射撃 RC4 交渉
回避 知覚 意志 調達
情報:FH1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 永遠の炎(エターナルブレイズ)
久木 静流 尽力 恐怖 自分の居場所をUGNに作ってくれた恩人。自分と違って人望も厚い
両親 慈愛 憤懣 元ファルスハーツ組織の幹部(今は死亡)
曛 竜 信頼 不安
小ノ歩 まろん 信頼 不安
ギンコ・マキリ 信頼 劣等感
パペット・マスター 執着 憤懣

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
コンセントレイト:サラマンダー 2 メジャーアクション シンドローム 2
C
災厄の炎 7 メジャーアクション 〈RC〉 対決 範囲(選択) 至近 4
攻撃力+Lv*3,組み合わせたエフェクトの対象・射程は本エフェクトの内容に固定される
灼熱の砦 3 メジャーアクション シンドローム 対決 3
攻撃力+Lv*3, ラウンド中に戦闘移動・全力移動・離脱した場合には使用不可
結合粉砕 5 メジャーアクション シンドローム 対決 4 ピュア
判定ダイス+Lv, 装甲無視
プラズマカノン 5 メジャーアクション 〈RC〉 対決 単体 視界 4 100%
攻撃力+Lv*5
エターナルブレイズ 5 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 4 Dロイス
サラマンダーエフェクトを組み合わせた攻撃力+LV*4,【行動値】を-5
熱感知知覚 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近
熱を感知する知覚のこと
氷の理 1 メジャーアクション 自動成功 効果参照 至近
触れたものを冷やす

コンボ

焔の煌き(ヴェルノ・ソリス)

組み合わせ
《エターナルブレイズ5》[4]〔自身/至近〕サラマンダーエフェクトを組み合わせた攻撃力+LV*4,【行動値】を-5
タイミング
セットアッププロセス
技能
難易度
自動成功
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
4
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
20
100%以上
24
160%以上
28

使用時、【行動値】を-5

虚風の音(ネザハ・エンデ)

組み合わせ
《コンセントレイト:サラマンダー2/災厄の炎7/結合粉砕5》[10]〔範囲(選択)/至近〕 攻撃力+21/ダイス+5/装甲無視
タイミング
メジャーアクション
技能
RC
難易度
対決
対象
範囲(選択)
射程
至近
侵蝕値
10
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
3+5
8
4
21
100%以上
3+6
7
4
24
160%以上
3+7
7
4
27

装甲無視

零下の波(キュラカ・スィシェル)

組み合わせ
《コンセントレイト:サラマンダー2/災厄の炎7/灼熱の砦3/結合粉砕5》[13]〔範囲(選択)/至近〕 攻撃力+30/ダイス+5/装甲無視
タイミング
メジャーアクション
技能
RC
難易度
対決
対象
範囲(選択)
射程
至近
侵蝕値
13
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
3+5
8
4
30
100%以上
3+6
7
4
36
160%以上
3+7
7
4
42

装甲無視, ラウンド中に戦闘移動・全力移動・離脱したら使用不可

晦冥の灯(ホシェク・ルクセ)

組み合わせ
《コンセントレイト:サラマンダー2/災厄の炎7/灼熱の砦3/結合粉砕5/プラズマカノン5》[17]〔範囲(選択)/至近〕 攻撃力+66/ダイス+7/装甲無視
タイミング
メジャーアクション
技能
RC
難易度
対決
対象
範囲(選択)
射程
至近
侵蝕値
17
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%以上
3+6
7
4
66
160%以上
3+7
7
4
77

装甲無視, 侵蝕値 100% 以上で使用可能

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
10 0 184 0 0 194 0/194
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

キャラ紹介

UGN特殊戦闘部隊「ストライクハウンド」のメンバー。(18歳の時に配属)

元FHに所属しており、あえてUGN隊員を標的にして何人か殺害したという経歴も過去にあるが、
現在は「ストライクハウンド」の隊長である久木 静流(ヒサギ シズル)の意向によって、
UGN隊員として同じ部隊で活動している。

また、そのUGN隊員を殺害したという経歴は、FH所属時代にUGNから標的としてターゲット
にされたという事例があったことからUGN全体に知れ渡っている。
そのため、他の支部に赴いた時や日本支部に出向いた時には、UGN隊員から忌み嫌われる存在
として特に侮蔑の目で見られたり、嫌がらせを受けたりすることもある。

だが、本人の性格として周りからの目を気にしない傍若無人な性格であるため、そのような扱
いを受けても気にしないどころか、むしろ時には睨み返したりして周りが怯える様を楽しんだ
りもしている。(ただし、その後には必ず久木からのげんこつが飛んでくるが)


また、自分を「ストライクハウンド」に引き入れてくれた久木だが、彼女からは戦闘だけでな
く、教育の面でも色々と指南を受けているため、自分にとっての師匠であり、また家族のよう
な存在でもあると思っている。

また、他の「ストライクハウンド」のメンバーに対しても敬意を表してはいるが、心の中では
久木を除いて自分が誰よりも一番強いと心の中で自負している。

戦闘スタイルはサラマンダーによる氷の鎌を生成し、近接戦闘で戦う。



他PCについて

【PC2】曛 竜(クン リュウ)/リュウ

ほぼ一緒のタイミングで入隊した同期。最初は何だか掴めない雰囲気の奴で、同期といえど特に話すような
間柄でもなかったが、初任務の時に躊躇なく冰馬のことを庇ってくれたことをきっかけに話すようになった。

大体の面倒くさいことはリュウに任せておけば何とかしてくれるので、そういう時は必ず頼る。

【PC3】小ノ歩 まろん(オノトコ    )/まろん、魔法バカ

副隊長という立ち位置にいるらしいが、特に副隊長だとは思っていない。(久木だけで別によくね?)
ただマロンの放つ魔法?の火力が凄まじいということは知っており、その破壊力は認めている。
あと、戦闘中に時折援護を冰馬に対してもしてくれる時があるから、背中を預けられる存在でもある。

ただ一度、任務後に援護のことについて一応お礼を言いに行ったときに、てきとうな会話繋ぎのためにリュウから
聞いた"魔法"の話をたまたま振ってみたら、そのあと何十時間も拘束されてクソ面倒くさかったので、それ以来こ
ちらから魔法の話をするのは控えている。

そういや、ストライクハウンド入隊前に久木から聞いた紹介では「桁違いの凄まじい火力を出す人物」なんて
話だったから、一度腕試しとして決闘を申しこんだことがある。まろんはそれに対し真正面から受けて立つ、
なんて言いそうな自信満々な表情に見えたもんだから、久木から聞いた話も相まって、これは本気でやらないと
ボコボコにされると思い全力を出すことにした。
ただ実際の決闘では、本気を出す前の、実力を測るためのジャブを放っただけでまろんは吹っ飛び死んだので、
それ以来決闘を申し込むのは控えている。(あとその後久木にめっちゃ怒られたのでもうやらん)

【PC4】ギンコ・マキリ/ギンコ

現在の『ストライクハウンド』の中でも一番の古株らしい。また、ギンコからは他の2人と違って血の匂いが濃
い気がしており、自分と同等の、戦闘狂のような雰囲気をいつも感じている。またそのせいもあってか、メンバ
ーの中では特にライバル意識を持っている。
また、一度だけ手合わせをしたことがあったが、その時は同等レベルの力と感じており、かつ自分の方がギンコ
よりも強いと確信した。しかし、その手合わせでは勝敗が決まる前にギンコが勝手に降りたため、決着はつけら
れなかった。そしてそれ以降も試合を一切組んでもらえないため、未だに勝敗を決められていない。なお冰馬は
それに対し、ギンコが負けることを恐れて逃げているだけだと判断しており、勝敗は決められなかったものの、
最強なのは自分の方だと自負している。
(※PL視点で以下コメントすると、冰馬は自分の方が強いと勘違いしているだけで、ギンコの方が強いという設
  定にしたい)

なので、他メンバーと比べ、よく言い争いになる相手。

久木 静流(ヒサギ シズル)/ヒサギ

俺を救ってくれた恩人であり師匠でもある。大体のことはこの人から教わった。正直、肉親よりも世話になって
いるとは思う。そのため、一番に信頼している存在でもある。
あと、久木にだけは一度も勝てたことがない。そのくらい強い。なので、どんな手を使っても勝つために、まろ
んと協力して

なお、冰馬と久木の関係は7年。(12歳~19歳)

※以下、HOネタバレ反転


今回の任務で久木は最後の任務となり、教導隊に配属されることとなっている。
なので今回が最後に共にする任務という意味にもなるわけだが、 結局UGNとして
活動する瞬間に久木に誓った「UGNに対しおこなった悪行を、UGNに恩で返したい」については、
それが今どのくらい達成できているのか、そもそも自分の今の行いはその目標に沿っているのか
すら分からずにいる。そうして、できればその成長を、達成する瞬間を、最後まで久木に見てい
て欲しかったとも思う。別に自分の世話をし続けて欲しいというわけではない。ただ目の前で、
自分の選択した行いが、道が、正しいのかを見届けて欲しかっただけだ。いや、それも結局世話
してほしいことと変わらないか。いや、こんな事を今考えるのはよそう。今は目先の任務に集中
する。いつも通り任務をこなして何事もなく帰ってくればいい。
彼女の最後の仕事を成功に導こう。



セリフ

セリフ

UGN隊員A「おい、見ろよ。あいつUGNを殺した元FHの野郎じゃねえか。」
UGN隊員B「うわ、ほんとだ。よく平気な顔で日本支部を歩けるな。」

ったく、陰気な奴がいるな。見世物じゃねえっての。

あ、そうだ、いいこと思いついた。

おい!おめえら、なんか今俺のこと陰でグチグチ言ってたな。
ああそうだよ、俺がそのUGN殺しで、元FHのクソ野郎だよ。

んで、そんなクソ野郎みてえなやつにお前らは文句垂れてたわけ
だけどよお、お前らのそれは、それなりの覚悟をしての言動だよなあ。

つまりは俺にぶっ殺されてえってことだよなあ。いいぜ、その喧嘩買ってやるよ。

今からてめえらをここd いてててて耳引っ張んじゃねえ久木!今からこちらを
…!いってえええええ何で今ゲンコツすんだよ!はあ?周りの連中に歯向かおう
とするな?いやだってあいつらが・・・うわあああやめろ!分かった分かったから
足引っ張ってつれてくな!やめてくれ自分で歩くから!

くっそがよおお!てめえら後でぶっ飛ばすかんな!逃げんじゃねえぞおお!

おい、もう足引っ張るな!ちょ、おいマジでやめろおおおおおお・・・

(久木と共に、訓練のため日本支部へ赴いた時の出来事)


出自~UGNでの保護


FHである両親のもとに生まれる。冰馬に対しては優しく温厚な親として振舞っていたが、裏では
強盗・殺人を平気で行う組織『ムスペル』に属していた。
しかし、冰馬が12歳となったある日、その組織がUGN隊員によって壊滅させられてしまい、その時
に冰馬の両親も殺されてしまった。
何も背景を知らない冰馬はUGNを自分の両親を殺した悪組織として目の敵にし、何人もUGN隊員を
殺していった。また、誰も頼らず誰も信じず、一匹狼としてUGNを少しずつ蹂躙していった。
また、小さい頃は力の制御が行えず、普段は敵を鎌で切り裂き対象だけを葬るのだが、追い詰め
られた時には、建物・人物ありとあらゆる周りのものを全て地獄のような灼熱で溶かし、全てを
"無"に帰す力を持っていた。彼には極限状態の時にだけ現れる、地獄のような高熱を操るの能力
を秘めており、彼のその脅威な力は一瞬で周辺に広まっていくこととなった。

それから2年もの月日が経過した時、冰馬の元へとある女性が現れる。彼女は久木と名乗り、また
UGNの部隊「ストライクハウンド」の隊員だと話した。
UGN隊員だと名乗り、しかも真っ向から現れた彼女に対して、冰馬は何の会話もせず、息を吐くよ
うに彼女の喉元に鎌を振りかぶろうとした。しかし、それはことごとく空を切り、気が付けば天を
仰ぎ兵馬は彼女に拘束されていた。

彼女の目的は冰馬の始末であり、その任務のために彼に接近したものの、実際に会うまで標的が
幼い子供だとは知らず彼女自身も困惑していた。
しかし、脅威とはいえこのような幼子を殺めるにはいささか後味が悪いと感じた彼女は、冰馬に
対し「現在UGNの任務として冰馬を始末するように命じられていること」「標的である冰馬がここ
まで年の若い人物であるとは知らなかったこと」を正直に話した。
そして、「今後の生活を保障する代わりに、今後UGN隊員そしてむやみに人を殺めることを誓う
こと」を提案した。
それを聞いた冰馬は、最初は聞く耳持たず暴れ回ったものの、久木のとんでもない力の前に拘束
されて指一本動けないことを理解し、同時に今自分はこの条件をのむか、殺されるかの二択しか
与えられていない状況である事を悟った。
しかし、それだけで両親を殺された恨みが消えることはなく、ひとまずは表向きで従う素振りを
し、隙を見せたところで皆殺しにしてやろうと考えた。
冰馬はその場で条件を吞むふりをして機をうかがった。
(生活を保障すると言っても、どうせ監禁して身動き取れなくさせるつもりだろう…)冰馬はそ
のつもりでついていった。

しかし、彼女の言葉は裏切ることはなく、ちゃんとした生活を保障してくれた。また、それだけ
でなく、常に冰馬にまとわりついては生活の面倒を見てくれた。いや、後から思えばあれは面倒を
見ていただけではなく、ほかのUGN隊員に手を出さないよう監視の意味もあったのかもしれない。
しかし、彼女の振る舞いは「監視」というのがむしろ口実であり、「教育」というのが目的である
かのような貢献ぶりであった。そのため、当初は殺しの機をうかがい、他UGN隊員の命を奪うこと
だけを考えていた冰馬であったが、その彼女の振る舞いによって、いつしか久木にだけは家族の
ような信頼を置くようになっていた。


過去の真実


冰馬はUGNの全てを許したわけではない。久木には信頼を置けても、両親を殺したことに対するUGNへの
恨みは、いまだ消えることはなかった。

そんな中、ある日久木に呼び出された。訓練かと思い集合場所へ向かったものの、訓練ではなかった。
集合場所は、かつて自分が住んでいた土地であった。

そこで久木からは、冰馬の両親についての話を聞いた。自分の両親がファルスハーツの組織『ムスペル』
の幹部であったこと。その組織は、平気で人を殺しまわるような連中であったこと。UGNが両親を殺した
のは、その残虐な行為を止めさせるために殺したのが理由であったこと。

冰馬は知らなかった。あの優しくて温厚な両親が、悪の組織の幹部であり、たくさんの人を殺し続けてい
たという事を。
そうして自分が昔おこなっていたUGN隊員を殺すという復讐劇は、結局ファルスハーツらと、自分の両親
らと変わらない、極悪非道な行為であったという事を。

今までは、なんで自分の両親が殺されたのかを知らず、ただ復讐に身を任せてUGNに恨みを持っていた冰馬
であったが、UGNは何のために存在しているのか、UGNが戦っているファルスハーツとは何なのか、そして、
冰馬の両親がなぜ殺されたのか…。今まで知らなかったそれら全てを久木から聞いたことにより、冰馬の中
にあった、恨みだけで構成された信念が崩れ始めていた。

なお、それはUGNチルドレンとして冰馬に任務を任す前に、冰馬が真実をどこまで知っているのか、冰馬を
UGN隊員として認めても良いか確認する必要があると久木が考えた、とある日の出来事であった。

(その時の久木との会話)


(かつて冰馬が住んでいた土地にて)

「きたか冰馬。実はお前を呼んだのはとある大事な話があってな。お前ももうすぐ15歳になるだろう。
 そうしたら、お前には高校に通ってもらうと同時に、『UGNチルドレン』としても活動してもらう。
 そして、お前はこれからFHという我々の敵対組織と戦ってもらうことになる。
 だが、お前にはその前に一つ確認しておきたいことがある。お前の両親についてだ。」

「あ?俺の親について?あんたが何故そのことについて話したいのかも気にはなるが、んで、俺の親
 がどうしたっていうんだ。」

「お前の両親を殺したのは我々UGNであることは知っているな。」

「ああ知っている。あのクズどもの連中が俺の両親を殺したんだ。」

「クズか。まあ親の仇だ、お前からしたらそうだろう。そう思うことを責めはしない。だが、お前の言う、クズがどうして両親を殺したのかくらいは知っておいたほうがいい」

「知らねーよ、そんなの。ただ単にUGNのやつらが、俺の親を気に入らないからってだけで殺したんだろうきっと。」

「いつも言っているだろう。もう少し頭を使え。UGNは完全無欠な正義の組織とは間違っても言えないが理由もなく子の親を殺すほど堕ちてはいない」

「はあ?なんだよウゼーな。そんなもったいぶってねえで早く答え教えろよ。」

「…もう一つ質問だ。お前の両親が、FHに所属しているエージェントだったということは知っているか?」

「…は?な、なんだよ、それ…。」

「なるほどな…。やはり知らなかったのか。いいか、よく聞け。お前には聞く義務がある。お前の両親はFHであり、多くの人を殺害してきた、正真正銘"UGNの敵"だった。

 …お前の両親は、ファルスハーツの組織『ムスペル』の幹部で、その組織は自らの私利私欲のために無辜の人々を殺害することもいとわない連中だった。
最初は単に自分らの生活のためにそのような行為に及んでいたようだがな。もしかしたら初めはお前のためだったのかもしれないけどね。
だがな、血と富は人を狂わせる。
 段々とエスカレートしていき、遂には理由もなく人の命を己の快楽だけで弄ぶような組織へと変化していった。
 そして我々UGNは、「ムスペル」をこの世にいらない"クズ"と断定し、一人残らず殲滅したんだ」

「…なんだよ、それ。そんな、そんな筈はねえ…。だって、だって俺の両親は、俺に、俺にすげえ優しかったんだ
 ぜ?そんな野郎どもが殺人?できるわけねえ!嘘つけよ…。何も、何も知らねえくせに……。」

「すぐには受け入れられないだろう。…ここにその時の任務の資料がある。お前の両親がどのようなことをしていたのか。どれだけ人を殺し続けてきたのかが、ここには書いてある」

「……。ははは。なんだよ、これ……。
 …そうか、じゃあ結局俺がやってきた復讐ってのは、こいつらファルスハーツとかいう"敵"の連中が殺されたから、
 そのためにUGNを殺していたように見えていたのか。
 …てことは、俺はこいつらが、俺の両親が今までやってきたことと一緒のことをしてたってことかよ。」

「…お前が、UGNは何のために存在しているのか、UGNが戦っているファルスハーツとは何なのか、そして、お前の両親がなぜ殺されたのか…。お前の復讐劇は、それらの話を知った上で、それでも親の仇のためにやっていたものだと思っていたのだがな。

 お前はその構図すら知らずに、ただ親の敵討ちのためだけにやっていたとは知らなかった。すぐに気づかなかった。私の落ち度だ。すまない。
 だがUGNチルドレンとして活動してもらう前にこの事実を知っておくべきだと判断した。
 …とはいえ、『ムスペル』の幹部であったお前の両親でも、いち子供の親として、お前にとっては立派な、優しい親だったのだな。その事実は否定しない。ただもう一つの側面も、お前の体が何でできているかを、お前知らなければならない」

「…少し時間をくれないか。」

無論だ。すべてを知ってなお、それでもUGNを恨むのなら私は止めん。しかし一つ助言をするのならば......恨むのは手を下したものだけにしておいたほうがいい。怨嗟をむやみやたらに拡大するな。ろくなことにはならないから。
この話を聞いてなお、それでもお前が恨みを誰彼構わずまき散らすのならば.....その時は責任をもって私がお前を斬ろう」

「…ああ。」
「私から話したかったことも以上だ。ひとまずUGN支部に戻るぞ。」



改心


真実を知ったその日から1週間。冰馬は久木の元へ訪れた。
自分の親が"敵"のファルスハーツであったこと。そのせいで殺されてしまったこと。でもそれは仕方のなかった
こと。そして、自分も同様な行為を行ってきたということを理解したこと。その上で、今の自分には何ができる
のかを考えたこと。それらをすべて話した。久木は黙って聞いていた。

そうして今の自分にできることは、UGNに対して働いてきた悪行を何かしらで償うということ。今まで殺してきた
命は戻ることはなくても、そしてそれを別の形で埋めるということは一生出来なくても、自分の今までの行いを、
仇ではなく恩で返さなくてはいけないから、それをUGNの中で、UGNに対してどうにか返したいということを話した。

久木はそれに対して特に何も言わず、これからUGNチルドレンとして配属される事についてと、これから始める任務
の事について話し始めた。


UGNチルドレン時代~ストライクハウンド入隊


UGNチルドレン時代では、よくチーム編成を組んで任務をこなす訓練もあったのだが、他の奴らは自分と比べて戦闘
経験が少なく、ただただ自分の足手まといになるだけであった。そのせいか、いつしかチームによる任務だとしても、
足手まといにしかならないと判断するや否や、単独行動で敵の潜入先へ向かい任務を達成するという行為にばかり及
んでいた。また、そのような行動後はお決まりのように、チームメンバーから「チームの輪を乱すな」だの、「我々
UGNをもっと信用しろ元FH」だの、罵声を浴びせられることも少なくなかった。
それでも冰馬はお構いなしに、自分の決意した「UGNという組織に対して恩を返す」という目標"だけ"を見て、ジャー
ムやFHを倒す任務を遂行していった。


そのような経験を経て冰馬も18歳になり、UGNチルドレンとしての活動を終え、いよいよ久木の率いる部隊『ストライ
クハウンド』への入隊が決まった。

どうやらそのチームには精鋭が集まっているようで、他の部隊よりも秀でた部隊であるということは聞いていた。
でも、きっとそいつらも今まで見てきたUGNチルドレンの隊員どもと変わりないであろうから、元FHでUGN殺しの自分に
対して非難の声を上げまくってくるのだろうと思っていた。ただし、もしそうだったとしても自分には関係ない。
部隊のメンバーがどんな奴であろうと、自分の力のみを信じて、自分の目標を達成するだけだ。他の奴らなんぞどうだ
っていい。
自分は自分のために、自分の成すべきことをする。それだけだ。


現在


自分が『ストライクハウンド』に入隊してから3年が経った。相変わらずUGNの奴らは冰馬のことを"UGN殺しの元FH"と
して蔑んだ目で見てくるが、ここの部隊の奴らだけは違った。

確かに精鋭が揃っているし、戦闘でも冰馬の戦いに問題なくついてきて合わせてくれるので、今までやってきたチーム
での任務とは異なり、非常に戦いやすいと感じていた。
また、配属当初には、特に自分に対し蔑んだ目で見てくるものはいなかった。詳しく話したわけではないから知らない
が、きっと自分と大体同じような境遇なのだと思っており、特に詮索はしていない。

そう、自分らはただただ任務をこなすだけでいい。それは今でも変わらずそう思っているから。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 0
1 STRIKE DAYS 54 わか
GMボーナス点
自前経験点 10

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