はじめはオーヴァードとして活動するつもりはなかった。
覚醒してからしばらくしたのち、レネゲイド事件に巻き込まれる。
あわや死ぬ寸前で救助された。
以来、オーヴァードとして生きることを決めたようだ。

「高校時代からの友人かねェ」
「人騒がせな女で、世間とかそういうのどうでもよくて、だから好かれてもいないアタシに対しても馴れ馴れしくてさァ」
「30になっても独身だったら、一緒に住もうとか、言ったっけなァ。ンまあ、あの女が先におっ死んだんだけどね」

「いい女だったよ。あと、どうしようもないバカ」

「アタシはね。別にあの子と一生共にいるつもりなんてなかった」
「性格も態度も悪いアタシと、バカみたいに素直できれいなあの子じゃ、マ、無理もあるサな」
「30過ぎても、なんてモノはただの冗談。自然に、あの子と距離が離れるんだって思ってたよ。
　ていうか、それが自然でしょ？あの子、バカ正直だけど、いいヤツだ。きっともっといい人に出会える」

「だからさァ。幸せに、幸せに――理解のあるダンナを見つけて、笑うあの子が見れるって思ったよ」
「真っ白いドレスなんかを着て、慣れないヒールを履いて」
「アタシが見たことないように笑うあの子が見れないのはちと、イヤ、かなり、ウン。腹が立つね」

ロイス

Dロイス

生還者

①[WH]九 未知花

P友情/〇N憤懣

S②[WH]日常

P遺志/〇N不快感

③AIコンシェルジュ「ユウ」

〇P感服/N猜疑心

④イディアス

〇P好奇心/N不信感

⑤深山 颯

P同情/〇N不安

⑥九 海空

〇P庇護/N不安