容姿・経歴・その他メモ

大体平均程の身長と、それなりの体重。黒髪に白っぽい肌といういかにも日本人と言った出で立ち。


そんな中で強烈に目を引く白面は、幼少期に生まれ育った集落の風習だった。彼の引き取られた村では顔を見せない事が美徳とされており、皆仮面をつけて生活していた。それは彼と―――忘れ去った唯一の友人も例外ではなく、そのためにお互い顔を知らぬまま育っていった。そんなある日、彼は春日による襲撃を受ける。


意識は途絶え、記憶は断絶し、それから目を覚ました彼はまるで自分が異世界にいるかのような錯覚を覚えた。見たこともない高度な機械類、それと自分とを繋ぐ無数の管。そう言ったものを呆然と眺めて数刻が経った頃、彼は記憶の喪失を自覚した。文字通り、ここまで書き連ねたたった数行の物事しか頭に遺っていなかった。


異変に気付いた看護師やら医師やらが慌ただしく出入りする間に色々と聞かされた。曰く、自分は3年もの間昏睡状態だったらしい。更に曰く、奇妙なことに自分を担ぎこんできた救急隊員達は自分を何処で拾ったのか覚えていない。記録にも遺っていない。そしてそれは、自分の身元についても同様である、と。そんな状況の中で唯一と言える特徴は顔を覆う白面だけだった。


その後UGNに導かれた彼は、この未知なる世界で闘うことを決めた。迷いはなく、後悔は存在しない。最早朧げになった唯一の理解者がこの白面を見つけ出す時、或いは自分が奪われた過去を取り戻すその日まで、彼が歩みを止めることは無い。


血液型不明は嘘だろお前って思ったんですけどダイス君がそう言うのでそうなんです。

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