容姿・経歴・その他メモ

※ビルドは適宜変えるけど、シンドロームはさすがに変えれない


逢魔が時、あるいは大禍時に振り回された普通の男子高校生。
強いて言えば、どこかと違い温室育ち気味になり、怒りや恨み辛みを人生の原動力にせずに済んだ。

ある意味幸せな、ある意味不幸せなif。


両親が不仲で、唯一近所の老夫婦が味方だったのも同じ。
小学5年かそこらの時に、家に帰って"酷い目に遭った"『という点』も同じ。
約束をした、仁の命を繋いだ老夫婦が中学に上がる前に死んだのも同じ。

彼視点での、人生の違いは中学生の時。
何かと目が遭い、気絶したのも感染してしまったのも同じ。
違いがあるならば、その何かはただの獣人でなく白い獣の仮面をして、服を着ていたこと。
何をされたか何があったかは知らないが、自分は家に運ばれたらしい。
夏の終わりの時期ゆえに、熱中症か何かだったのだろう。

それからしばらくして、親戚を名乗る男が家に度々来るようになった。

最初は興味がなかった。優しい人が居ようが居まいがどうせ死ぬ。
誰かに声を上げても届かない。自分しか頼れない。
そう思っていた。
しかし、物好きな親戚は、放っておいてはくれなかった。
挙げ句、養子にならないかと言ってきた。

断る理由が、無さすぎた。




これは輪廻の獣に、巣食われた世界線でなく掬われた世界線

どうしようもなく、幸福なif

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