かつて日本が極秘に準備していた、対オーヴァード制圧用部隊の一人。
今となっては部隊が解体され、仲間は全員処理された。偶然生き残ったところをUGNに拾われ、今は支部長として活動している。

　プロジェクトの為のみに作られた人工兵士。脳以外の全てが機械化しており、その脳自体も５０％以上が機械と化している。残った脳の部分は性格や言語理解、作戦立案などの為に残された。ピラニアは、１２体いた兵士の中で最も臆病で、守備に比重を置いた存在で、味方があまりにも危険な作戦を立案した場合、それを諫める立場として作られた。

　プロジェクトD・N・Aの目的は、「ジャーム化した対象を処理する」ということが目的だった。そのために、敵の攻撃を耐え、疲弊したところを制圧するといった対処法がとられていた。
しかし、「火力があまり高くないため戦闘が長期化し、戦闘時に周囲への被害が拡大。結果的に被害が大きくなる。」
といった問題が露呈したためプロジェクトは中止。兵士たちは処分される事となった。
ほとんどの兵士はそのまま処分されたが、最も臆病だったピラニアはそれを嫌い、ただ一人逃走した。ボロボロになりながら逃げた先でＵＧＮに匿われた。そしてその能力を買われ、UGN支部長としての椅子をもらった。UGＮ職員として生活する中で自我も少しながら芽生えた。

・基本的に食事、水を必要せず１日に５０ｇのぶどう糖を摂取することで活動できる。食事する際は人体で言うへそに位置する部分、または鎖骨と鎖骨の間にあるくぼみから摂取できる。
・活動には電気が必要だが、体内に発電機がある為一か月間は稼働可能。戦闘などを一切行わず、エネルギーを極限まで節約した場合１０年以上稼働可能。
・発声器官が存在しないため、通信機による脳波での会話や、有線ケーブルを用いた会話以外だと手話とボディランゲージでしか会話が出来ない。
・人ではないため、当然人権はない。

上で明記されている通り、臆病で、自身と仲間の命を優先して行動する。
自分からは殆ど攻撃せず、敵が疲れ、確実に仕留めるようになるまで待つ。

好きなもの：ぬいぐるみ
嫌いなもの：死にたがり、勘違いしてガソリンを食事として持ってくる奴
好きな食べ物：ゼリー
嫌いな食べ物：ドロドロしたもの（食事用の穴の掃除が大変なため）
趣味：ぬいぐるみ集め

「………。」
所属組織：ＵＧＮ
二つ名：ピラニア
侵蝕率：１８０％
国が捨てた、ジャームを殺す部隊唯一の生き残り。そのただれた足は、何を求めて歩むのか。