容姿・経歴・その他メモ

名前：フリード・テイルズ
コードネーム：“無銘の剣(コールブランク)”
性別：男性　　　　　年齢：16歳　　　　身長：168cm
髪の色：薄茶色　　　瞳の色：赤色　　　肌の色：色白

「将来の夢？　……特に思いつくものはない。UGNのエージェントとして、これからも戦っていくのだろう」
「それに不満はないし、困っている人が助かるなら、それはきっと良いことだと思う」

「好きな食べ物？　……好き嫌いはしない方だ。孤児院では、そんな我儘を言うべきではなかったから」
「俺よりも、エデッサの方がそういった話題は得意だと思う。彼女は食べることが好きだからな」

「大切なもの？　……シアラさん。ノーマンさん。エデッサ……皆、俺の大切な人たちだ」
「……そうだな。新しい家族、と呼べる存在だと思っている」



　大女優シアラ・ウェヌスが経営する孤児院出身のUGNエージェント。
　同年代の若者と比べて淡々とした、どことなく浮世離れした物腰の少年だが、その身に宿るレネゲイドは遺産にも比肩しうる非常に強大な力を有している。

　幼い頃、大火災に見舞われたことで両親を喪い、自身も燃え盛る炎の中で力尽きそうになるも、青い髪の少女の処置でオーヴァードに覚醒し、辛くも一命を取り留めた過去を持つ。
　自分を助けた謎の少女の行方は知れず、家族の中で自分だけが生き残った……生き残ってしまったことへの罪悪感もあり、命の恩人である少女に対する感情は複雑なものとなっているようだ。

　シアラ・ウェヌスに保護されてからは、彼女が経営する孤児院での生活に移行する。
　大火災のショックで自己主張が極端に少なく、周囲との距離感を掴みかねていたフリードだが、孤児院の先輩、あるいは姉の立場に当たる少女エデッサの気遣いにより、孤立することなく日々を過ごす。
　フリードにとって、最も辛かった時期に自分を気遣い傍にいてくれた彼女の存在は大きく、孤児院の母であるシアラ、付き人として孤児院を訪れていたノーマン、そしてエデッサの3人のことは、実の家族か、それ以上に大切に感じている。

　一方、フリードの心の内には、未だ癒えない傷跡も残っている。
　大火災による喪失の痛みは非常に大きく、家族を亡くし自分だけが生き残った事実もあり、自我、願い、欲望といった感覚がどこか希薄になっているのだ。
　新しい家族の絆を大切に感じる一方、自分自身には無頓着であり、それが淡々とした物腰となって表れている。

　「解放の聖杯」を宿した予言の子は、未だ自身の願いを知らず、その真なる力は覚醒することなく日々が過ぎていく。
　そんな中、エデッサの誘いで訪れたロンドン、古き物語が残るブリテンの地にて、フリードは遥か過去から続く因果に向き合うこととなる。

　――その日、少年は運命に出会う。

履歴

プロフィール

【元ネタ】バビロンの杯
【CLASS】セイバー
【マスター】なし
【真名】フリード・テイルズ
【性別】男性
【身長・体重】168cm・58kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C　耐久C　敏捷C　魔力EX　幸運EX　宝具EX

【クラス別スキル】

対魔力：D
　解放の聖杯によって常時展開される防御。
　一工程の魔術程度の攻撃であれば、威力の一部を削減することで生存の可能性がある。
　特殊な工程（装甲無視）を挟んだ攻撃には効果を発揮できない。

騎乗：E
　正しく調整、調教された乗物であれば、人並み程度には操縦可能。

【固有スキル】

魔力放出：A
　無銘の剣から放たれるレネゲイドの奔流により、瞬間的に自身の能力を向上させる。
　フリード本人ではなく、聖杯と共に継承した無銘の剣に由来するスキル。

聖杯の加護：EX
　1500年もの間、数多の神秘をその身に湛え、人の願いに寄り添い続けた幻想――すなわち、「解放の聖杯」としての性質を宿すに至った“水妖”イシュカの存在基盤である全魔力を受け継いだ証。
　イシュカの内には、アーヴィン・フォン・ウィリアムとの《融合》時に溶け残った魔剣カリブルヌスのレネゲイドと、マーリンより預かった折れた聖剣カリバーンのレネゲイドが保管されていた。
　契約者は、解放の聖杯の内でカリブルヌスとカリバーンのレネゲイドを溶かし束ねて編み直された無銘の剣を手に、現代の災厄へと立ち向かう運命を担うこととなる。
　なお代償として、契約者がジャーム化した場合、解放の聖杯の内に溶け消え死亡することとなる。

【宝具】

『幻想星剣・賛歌絶唱(エクスカリバー・アンセム)』
ランク：EX　　　種別：対幻想宝具
対象：不明　　　最大捕捉：不明
解説：
　解放の聖杯により、無銘の剣に星剣としての真名を刻むことで発動可能となる宝具。
　星(ガイア)に紡がれてきた数多の歴史、星の記憶を束ね、担い手が守らんとする日常を侵蝕する概念、幻想を斬り祓う力を有する。
　フリードの場合、かつて在った英雄たちの魂、あるいは今なお生きる（かつ協力に同意した）英雄の意志の召喚と、彼らが戴く神秘の多重解放による極限の一撃で対象を討滅する。
　此度の星剣顕現においては、特に深い縁で結ばれた以下の英雄たちの魂と（存命の場合は）意識体または本人が一時的に召喚されるようだ。

“詩人騎士”アーヴィン・フォン・ウィリアムの魂。
“アルビオン”ノエルの魂。
“勇猛なる”サグラモールの魂。
“炎竜児の騎士”バルドレックスの魂。
“伝承の集め人”ユナの意識体または本人。
“水妖”イシュカ・メルトロードの意識体（聖杯そのものであるため）。

セッション履歴