元々は日本の京都に生まれたごく普通の人間であり、非オーヴァードとして変わらない日々を送っていた。しかし、ある時突然オーヴァードとしての力が覚醒。そのままUGNに勧誘され、与えられた数々の任務をこなす内にその戦闘能力を認められストライクハウンドへと入隊。一躍最精鋭のエージェントとして名を上げる事となった。
しかし、UGNはそんな彼のデータ収集と分析を行った結果、二つの特異性を発見した。一つは「因果律の収束」。彼は生きている限り様々な事件に巻き込まれ、その中心人物になってしまうため、オーヴァードである限り彼に平穏は訪れない。そしてもう一つは「異常な精神構造」。常人ならば強いショックを受けるような出来事であったとしても彼にとっては日常の一部でしかなく、他者の苦痛も、自身の不幸も、彼はまるでそよ風のように受け流せてしまうのだった。この二つの特異性からエージェント適正の再審査を行ったUGN本部は、ストライクハウンド内でも機密性の高い特殊秘密小隊「ロンリーウルフ」へと彼を配属。孤独な暗殺者/工作員として彼を動かす事に決定した。
そうして彼は次々と名を上げていったが、ある日九 未知花に出会った際、彼女に一目ぼれしてしまう。生まれて初めての感情に遠回しなアプローチを続けていたが、彼が「英雄」になるきっかけとなった事件で彼女が死亡。現在は生まれて初めての心の傷を引きずりながら以前と変わらない日々を送っている。

そのいつも変わらない飄々とした見た目と無慈悲な任務中の姿から心無い冷徹な人間だと思われる事も多いが、実際は至って普通の人間。飄々とした姿は全て素であり、本人としては友好的に接しているつもりなので、怖がられていると知って落ち込む事もある。
ただ精神構造が異常であり、常人なら強い精神的負担を感じるような状況下や、逆に強い喜びを感じるような状況下でも、感情が一定の範囲を超えて発露しないという特殊性を持っている。そのため、殺人や破壊工作といった任務の間でも平静を保ち続ける事が出来る。

派手な力こそ持っていないが、生み出した拳銃から放たれた弾丸を領域とその頭脳で自由自在に操り、どこまでも追尾して仕留めるという暗部らしい戦闘を行う。
本人はサラマンダーやエンジェルハイロゥなどのもっと派手な能力が良いと思っているが、上層部からはその堅実さと有用性を評価されている。
データ的には固定値を盛って安定した範囲攻撃を行うタイプ。妖精の手と妖精の輪で他PCのサポートも可能。