容姿・経歴・その他メモ

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ハルモニアスグリーン計画の初期から実験体として参加させられていた人物
その幼少期の経験から弱者に対しての慈しみと庇護の意思が強く、同時に質実剛健を為さんとする武人だがこれは気を張っている時の言動や精神であり、気を許した相手とは距離が近く人情家で乙女な一面が見られる。
普段は後述の理由から世界を飛び回っている


実験体以前の事は詳しくは覚えていないが研究者達の雑談、あるいは嘲笑では親戚をたらい回しにされた上げく二束三文で売られここに辿り着いたそうだ
実験当初は最も｜使い勝手のいい《替えが効く》存在だったが、どれだけの実験をえても生存することからさらに実験を重ねられる
このことに彼女は大きく喜んだ。自分が実験にさせられればその分みんなの実験は遅れる。あるいは実験が済むだろうと。そうすればみんなが傷つくことなく笑っていられる。小さいが確かな幸せが訪れると
しかしあらゆる実験は彼女の心を大きく削って行った。皆を守るために買って出ては傷つく自分と心配する周りに暗い優越感を覚え始める。しかしその度にそのような自分に自己嫌悪をし、半ば自罰的にまた実験を買って出るという負のスパイラルを抱えた。

そうしてある日、実験の凍結が言い渡された。これで私たちは助かる。そうして今までの苦しみからの解放に自己嫌悪していた自分とも向き合えると希望に照らされた…
いない。実験体の生存者リストを見た時、初めて彼女は心から膝をついた。たしかに守ってきて一緒にいたはずの何人かがリストに書かれてさえなかった。上の陰謀か？研究者が個人で持ち込んだ実験体だったのか？─あるいは自分が勝手にそう思い込んだだけなのか？
だが彼女にとってはどれでもよかった。最後の一人まで全員を見つけ出すまで私は終われられない。そして探している間はこのあらゆるものから嫌悪する衝動から自分を保てると

ハルモニアス・グリーン計画は封印された。まだ見つかってもいない人がいるはずなのに

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