容姿・経歴・その他メモ

【能力】
　アカシックレコードとは、この世界の元始からのすべての事象、想念、感情が記録されているという世界記憶の概念のことだ。
　ギンゴは（実質的には）アカシックレコードからあらゆる情報を引き出すことができる。
　今は実力が伴っていないが。

　両手の人差し指と親指を立てる。そして右親指と左人差し指、左親指と右人差し指をくっつける。それぞれが触れた瞬間、ギンゴが『被写体』と認識する過去の事象がアカシックレコード上から引き出され空間に投影される。

　また、アカシックレコードからギンゴを通してサルベージされた事象、感情、想念は、たった今現実に起きたかのようにその場に投影、もしくは写真として顕現する。
　それがたとえ誰かの「叶わない願望」や「妄想」、「隠しておきたい本心」だったとしても、まるで現実のように顕現する。


【家族・経歴】
　両親と祖父母、弟二人、末の妹が一人の8人家族で暮らしていた。
　実家では一家全員で代々続く旅館を営んでいたが大災害の猛威を食らい、旅館は全壊してしまう。怪我人は出なかったものの、かつて暮らした住処の思い出や財産全てを失った。
　変化した日々の暮らしに慣れた頃、一通の手紙が届く。
　それは過去に旅館に泊まった女性の写真家、楠森七緒からで一家に対するお見舞いの文章、そして写真が同封されていた。写真には無くしてしまった旅館の日常の風景が残されていた。

　この一件に強く影響を受け、ギンゴは以降写真を撮ることが趣味となった。ストックフォトサイトに登録して小金を稼いでいる。
　やがて写真家になることは確かに彼の夢だが、それは通過点でお金を貯めていずれ旅館を建て直すことがギンゴの一番の目標だ。


【容姿・特徴】
　明るい髪色の刈上げ。運動部に入っているせいか肌は小麦に焼けている。
　楠森にもらった写真を筒状のケースに収め、ネックレスにして持ち歩いている。
　気持ちを切り替えたいとき、覚悟を決めたいとき、ネックレスを掴んで胸を叩く動作をする癖がある。

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