容姿・経歴・その他メモ

髪

紫

瞳

金

肌

普通、覚醒した時の影響で傷跡がある

『…英雄は俺一人で充分だ』
『力無き正義なんて無意味。お前のソレは机上の空論でしかない』
『アンタも災難だな。よりにもよって俺みたいなのを引き込んじまうなんて』

「……約束、あんな腐った行為は他にない。あんな約束の所為で、俺はむざむざ仲間を死なせた」

《目には目を　歯には歯を　悪には慈悲なき執行を》

遺産である謎多き聖剣〝Christ〟と未登録のゾディアックウェポン〝Code＝error〟を振るう、どこか厭世的な雰囲気を纏う青年。
過去のトラウマから後天性失声症を患っており、筆談か合成音声機能付きのチョーカーでコミュニケーションを図る

UGN内で孤立し、様々な支部を転々としており、その評判はお世辞にも良いとは言えない。
〝功績のために仲間を見殺しにした、奴は堕落した英雄だ〟ともっぱらの噂である


ぶっきらぼうではあるがどこか世話焼きで利他的な面が否めない性格。つまりはツンデレである（強弁）
結構前から千早とは面識があり、一年ほど前に彼女の支部に移ることとなった

優れた力を持つ反面、いつも独りよがりな戦い方をする傾向にある
たった1人で戦場へ向かい、傷だらけになっても殆ど治療を受けずにまた戦い続けようとしたり、戦意を失った敵対者にさえ一切容赦はせず苛烈な追撃を行い、過剰に痛めつけることも厭わないなど
徹底した病的なまでの悪への憎悪が見受けられる

彼が堕落した事には経緯がある。
まず一つ目の絶望、幼い頃に愛していた母親の病死である。
今際の際に飛彩へと言い残した言葉「求める人に手を差し伸べられる、そんな英雄にきっとなれるよ」
その言葉が幼き彼を形作る最初の転機だった

二つ目の絶望、父親の身勝手な願い
母の病死の後すぐ、父親はかねてより不倫関係にあった女と再婚し、子供を設ける
そして一年の後、飛彩に絶縁を願った
「お前の顔はアイツに似ている。アイツを思い出すと幸せに翳りが見えてしまうんだ。飛彩、もう俺を苦しめないでくれ、俺を救ってくれ」

幼き飛彩はそれを受け入れ、孤独となった

第3の絶望、仲間の死
孤独のまま過ごしていた飛彩はある時、遺産である聖剣を握った際に覚醒、駆けつけたUGNに保護されてチルドレンとなる
そこで同じく剣を持つチルドレンの友や日常に生きてなお共に戦うイリーガルの少年少女と友情を育み、確かな繋がりを築いていった。
CN. 理想の英雄(トゥルーブレイバー)がそこにいた

だが、FHと繋がっていた非オーヴァードの命乞いを己の判断で聞き入れた事が仇となり、マスターレイス級の格上に襲撃され、仲間たちが致命傷を負い手遅れとなってしまう

猛毒の苦しみに喘ぐ仲間たちが
「もう助からない、せめて終わらせてくれ」と願い、彼は1人ずつ、1人ずつ介錯するしかなく……
絶望と憎悪の中、無我夢中で剣を振るい続け

気がついた時には敵も味方も死に絶え、自身以外の生存者はいなかった



〝犠牲を払いつつも勝利を掴んだ英雄〟と称えられ
〝英雄ならどうしてアイツを死なせてしまったの？〟とイリーガルの家族に責められ
〝この勝利を美談にしよう、私こそが英雄を育てた〟と欲に目の眩んだ上層部に肩を叩かれ
〝お前の考えが甘いから招いた悲劇だろ〟と同胞達に縋られた

約束が、自身の言葉が殺した。
そのショックから口を縫い閉じ、言葉を棄て

その果てに英雄として祭り上げられ、仲間殺しとして石を投げられ、そこには消費され尽くした英雄がただ一人残っていた

今まで守るべきものだった弱者たちが悍ましく見え
今まで心強く背中を預けてきた仲間が信じられなくなった
でも、折れちゃ、ダメだ。折れたら、今までの意味が無くなる
……ならば、俺がアイツの分まで戦おう、忘れることのない様にこの剣を以って墓標としよう。
求める声があるならば　
俺が英雄となろう
祭り上げられ、戦い傷つき、消費され続けるヒーローなど
そんな英雄(イケニエ)は俺一人でいい

光さえ一筋たりとも差さない、真っ暗な覚悟の道を歩む決意を胸に秘め

——そして英雄は、2振りの剣を手に自ら口を閉ざし、堕落した



夢の神との戦いを経て、独りよがりのヒーローは初めて助けを求めた
———助けてくれと言ってくれ、と

誰も信じないと嘆くことをやめ、信じたい誰かの為に戦い続ける。そう新たに誓い契約を果たした英雄を、聖剣は受け入れ本来の力を再び取り戻すに至ったのだ

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