17世紀半ば、ルーマニアの名家「ユタレフソン家」に生を受ける。
代々ブラム＝ストーカー〈古代種〉のレネゲイドウィルスを継承する家系であり、
周囲からは「吸血鬼の一族」として恐れられていた。

フェリシア自身も生まれながらの覚醒者であり、同じくオーヴァードの両親と共に幼少期を過ごす。
18歳の誕生日、成人の儀式の一環として〈古代種〉のレネゲイドウィルスを継承。
次期党首としての見識を広める為、世界を回る旅に出る。
幾度かの帰省と休眠を経て19世紀の終わり、正式に「ユタレフソン家当主」として認められる。

その後、国際情勢の荒波に揉まれたり第二次大戦を寝過ごしたりしながら時は流れる。

コードウェル博士による、「レネゲイドウィルスとオーヴァードについての論文」が発表され、
ルーマニアへUGNが進出するに際し、UGNとの協調体制を宣言。
ルーマニア政府とUGNの仲介を行った。

UGNルーマニア支部の設立後しばらくは地方のエージェントとして活動していたが、
〈古代種〉の能力や、豊富な人生経験に裏打ちされた実力を買われ、UGN本部へ召集。
UGN本部エージェントとして、危険度の高い任務に従事している。

かつては穏健派・改革派を問わず、中央評議員の護衛等を引き受けており
UGN本部を中心として活動していたが、
近年では派閥争いに嫌気が差したのか、各国の支部への出向が多い。

バロールの重力制御を用いて滞空し、低空からの格闘戦を得意としている。
〈デーモンウィング〉による不規則、かつ滑るような空中機動で敵の狙いを絞らせず、
頭上からの踏みつけや蹴り、〈デーモンウィング〉での刺突や斬撃、
ルチャ・リブレに着想を得た投げや跳躍を組み合わせた
独自の格闘術を操る。

全体的に、上から下方向への攻撃が多い。
相手の行動の択を絞り足止めしつつ、地面にめり込ませ、拘束する為の工夫だと思われているが、
その実態は敵対者を踏みつけ、どちらが上でどちらが下か"格"の違いを理解させる事に特化した、
本人の嗜好が強く出た格闘スタイルである。

対FH戦闘の切り札(ジョーカー)であり、その戦闘力の証明。
コードウェル博士の帰還の前・後を問わず、複数のマスターエージェントの撃滅経験がある。
「マスターエージェントの話かしら？最後に滅したのは、コードウェルの子(マスターレイス)の……何番だったかしらね？」

護衛任務等の中で築いてきた、評議員達への無数の貸し。
穏健派・改革派問わずコネがあり、必要であれば大概の情報を手に入れることができる。
「評議員の"先生方"にはそれなりに貸しがありますので。……明けても暮れても政治ごっこの繰り返し、お暇そうですね？」

愛用の日傘。武器としても振るっているため、見えない部分に色々と手が加えられている。
吸血鬼"だと思われ、恐れられていた一族"であり、日光に弱い訳では無いが、習慣的に使用している。
骨組みは強化カーボン製、生地は防刃防弾布、石突きは刺突用の鋭利な物に交換されている他、
滞空性能を強化する為、開いたとき風を受けやすい形状になっている。
「デザイン・性能共に申し分のない、お気に入りですわ。」

ユタレフソン(Utarefson)＝ノスフェラトゥ(Nosferatu)の反転
世界一有名な吸血鬼「ドラキュラ(Dracula)」の偽名「アルカード(Alucard)」にヒントを得たもの。

キャラ造形
・ヴァンパイア・フロイライン（遊戯王OCG）
・レイチェル＝アルカード（BLAZBLUE)
　「傘を持っていて」「お嬢様系の雰囲気のある」「吸血鬼キャラ」
　 デーモンウィング型お嬢様としてのキャラ造形の原型
戦闘スタイル
・天内 悠（バキ）
　「空中から攻撃する」「踏みつけを多用する」格闘技キャラ
　 フェリシアの戦闘スタイルの原型。ただしアニメ版と違って謎エフェクトや謎発光はしない。
・ルチャドール（メキシコ系プロレス選手の総称）
　「空中から攻撃する」「投げ・蹴り・関節・プレス系の技を使用する」格闘家
　「ルチャ・空中殺法」辺りで検索すれば色々出てくるメキシコのプロレスラーたち。
　 見た目が派手でカッコいいので、攻撃の締めモーションの着想元になったりならなかったり。

ヘッドシザースホイップ＝コルバダ
蹴り技＝パターダ