彼は医者をする傍らでたまたまレネゲイドウイルスというものを知り興味を持った。当時はUGNも国内ではあまり機能しておらず、その研究所も倫理観に欠けた実験を行っていた。
　菜乃葉は自身も研究スタッフとして働きながら、実験体のようなこともするようになり覚醒した。
　その時に白髪赤目になり、他の自分と同じ外部からやってきた実験体たちはほとんどジャーム化するか亡くなった。
　しばらくスタッフであり実験体としてその研究所にいたが、そこで行われている実験と環境に耐えられなくなりそこから逃げようと目論んでいた。当時のそこの支部長（気が付けばUGNの支部の一つになっていた）がいなくなった騒ぎに乗じて脱出。
　オーヴァードやUGN内の情報をもって故郷に帰った。
　菜乃葉はそこで何が起きていて、何をしようとしていたのかを知る数少ない人物だ。しかしそこで行われていたことは、菜乃葉が口に出すことはない。
　なんせ、かつては暮村研究所と呼ばれ、現在はUGN白萩支部という名前の支部になっており、そこの現支部長から菜乃葉の元に電話がかかってきて口留めされているからだ。
　もしもその情報を漏らしたら、失うのはあなたの命だけでは済まないぞ、と。

【PC3】
カバー：医者／ワークス：任意※
シナリオロイス：“前世持ち”　P：執着／N：脅威
追加指定：※ワークスについて、組織には属していないことが望ましい。


キミは経ツ祈町の町医者であり、PC1の父・想思の同僚だ。
想思と共に"前世持ち"の研究を重ね、とある「薬」を開発したキミは、想思の失踪後も「薬」の生成を続け数多の患者を診てきた。

もうすぐ7月7日。『経ツ祈夏祭』がやってくる。8年前想思が失踪したその日が。
「先生も夏祭りに行ってきたらどうですか。息抜きも大事ですよ」という部下の言葉に背中を押され、キミは夏祭りへと足を運ぶことにした。
＜ロイス＞
S1「姉」　P幸福感/✔N悔悟
×2「経ツ祈町」　✔P尽力/N食傷
3「想思」　✔P遺志/✔N悔悟
4「伊織くん」　✔P連帯感/N罪悪感
5「杏ちゃん」　✔P庇護/N悔悟
×6「“前世持ち”」　P執着/✔N恐怖