容姿・経歴・その他メモ

【今まで】
歴史のある比較的名家に生まれた。父は厳格で自分にも他人にも厳しい人であった。そんな父は自分よりも出来のいい妹をよく可愛がっているところをよく見ていた。代わりと言うわけではないが母はそんな私にでも十分すぎるほどの愛を与えてくれた。この人は出来だけで判断する人ではないと、家族と言うものを教えてくれた。
こんな家の中は窮屈で、登校のときは出来るだけ早く家を出、下校時は出来るだけ遅く帰宅した。そんな世界を変えてくれたのは笠根功也だった。彼は幼馴染で世間のことをほとんど知らない私に世界を見せてくれた。恩義を感じているが、こんな自分のためにそこまでする意味は今でも分かっていない。そんな彼と長い付き合いになることを当時の私は知らなかった。

大学を卒業し、職に就かなかった私は点々とバイトをしつつ暮らしていた。何せ父は優秀な妹に夢中で私のことはたぶん見ていなかったから。そして夜勤が終わり家路につく頃、化け物に襲われた。ただ逃げるしか出来なかった私を助けてくれたのは顔も知らない"誰か"だった。明らかに人間のソレではない動きで化け物を退治した。そこからの記憶はあまりない。気が付けば家にいて、知らない人も名刺がポケットの中に入っており、裏には「暇なときにでも来い」それだけが書かれていた。

名刺に書かれていた住所を訪ねると探偵事務所だった。ドアを開ければ名刺の主は座っており、私にいろいろなことを教えてくれた。オーヴァード、UGN、FH、ジャーム。どこか空想の世界に迷い込んだような感覚が忘れられないが、私もその一員になったらしい。気が付けばオーヴァードに覚醒していたのだ。そこからはオーヴァードとしての生き方を学んでいった。それはすなわち表の世界から切り離されることを意味する。私はそこから、世界の裏側へと足を踏み入れていった。依頼を受け、対象を消す。暗殺者としての顔を持つようになった。オーヴァードは一般人には絶対に負けないのだ。そんな化け物に自分もなったと自覚する。

どうやらこの探偵、いや師匠は笠根にもいろいろ教えていたらしい。なぜかこんな場所でまた彼と再会するなんて思っておらず、戸惑ったが、自分が裏の世界の住人になった以上関わることがないだろうと思っていたので、素直に嬉しかった。そこからまた小さい時と同じように一緒に行動する機会が増えていった。

師匠は1人前と認めると何か私物を1つ渡して何も教えなくなるらしい。私はたまたま師匠が愛用していたジッポーのスペアをもらった。実際タバコなんて吸ったこともないが、せっかくと思い1箱買ってみる。思い入れなんて何もないので師匠が吸っていたものと同じものを買った。案外いける。

今では大学で学んでいた経験と何となくで取った教員免許状のおかげと、テレーズ・ブルムの紹介でとある学校の非常勤講師としての職を得た。表向きは教師として生徒たちと関わっている。そこそこ人気があるらしい。

【コードネーム由来】
求めるものは平穏な日常。正直UGNもFHもどうだっていい。ただ、自分の周りが穏やかで、まるで風が吹いていないような、そんな日々を求めて。だが実際には音もなく対象に忍び寄り、まるで何もなかったかのように対象を死亡させることから付けられた。

【誕生日】
6/26(日本で1番雨が降る確率が高い日らしい)

【イメソン】
King Gnu 傘

1A4472

海ひつじ屋め～か～

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