経歴

生い立ち

南ヨーロッパや中東では昔からとある目についての口伝がまことしやかに囁かれている。
現在においても語り継がれる、魔女の青き瞳​───────邪視。
人の口に戸は建てられない。
それは民間伝承に留まらず、都市伝説、ネット掲示板にまで波及し、知らない者はいなくなった。
そんな噂がレネゲイドウィルスによって人の形をとった。
そこではレネゲイドウィルスを生体兵器として活用するための研究がされていた。
南ヨーロッパに誰にも知られていない国家機密の研究所でフォークロアとレネゲイドウィルスが混ざり合い、都市伝説は実体を持ち顕現する。
好奇心により胚となり、悪意によって胎児となった彼女は研究員の好奇心のまま兵器としての開発が進行された。
だが呪いは伝播し、不運を巻き起こすものだ。
彼女の瞳に映された者は不幸に遭遇し、やがてそれは研究所を呑み込んでいった。
炎上する研究所からひとり逃げ延びた少女は、しかしそのまま消息を絶った。
そんな彼女は、現在どこへいるかというと名前を変え、極東の島国で人知れず生活していた。
彼女の名前は｜寿 祝《ことぶき ほうり》。
自身が呪いではなく、祈りとなれるように。
自らの名前へ祈りを込めて。

UGNとの関係

世界に乱立する組織の中のひとつという印象。
だが、何かと祝の都合に良い組織形態を持つため、UGNに協力することを惜しむことはない。
何より、組織理念は彼女の祈りと近く類似していたのだ。
彼女もまた、人を守る存在になりたかった。

容姿

第二次性徴前、あるは直後くらいの歳の少女の姿を持っている。
本来、噂に性差は存在しないが、邪視という特徴において、その目を持つ者は女性に多いという印象のためかレネゲイドビーイングに珍しく性別が存在する。

性格

大人しいが人見知りはせず、心優しい性格。しかし、かといってグイグイ距離を縮めてこようとする人間が苦手で、不干渉でありながらそれが心地よく感じられる人に懐きやすい。
潔癖症。
峰崎は邪視について何ら興味もなく、ただの人として接してくれる数少ない人間の1人であった。
そんな峰崎は邪視を金儲けの道具にしようかと邂逅時は思いをめぐらせたが、リスクの方が高いと考え、以降は興味を失ったことを彼女は何にも知らない。ただ、淡い想いを胸に秘めて彼の家に無理矢理住み憑いている。

好き嫌い

好きなもの

峰崎 鷹司、綺麗なもの、木漏れ日、木のさざめき、春や秋の穏やかな午後、ミルクティー、読書

嫌いなもの

うるさい人、汚物、夏の日差し、冬の寒風、冷たい人

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