容姿・経歴・その他メモ

【パーソナリティ】

迅海神楽はUGN京都支部に所属する、生まれも育ちもほとんどの時間をUGN内の養成施設で過ごした生粋のチルドレンである。
高校生としてのカヴァーを持っておりきちんと学籍もあるものの、実際にはほとんど高校には通っておらず、UGNとして学校での調査や見張りが必要になった時に赴くのみとなっている。

学校に通わない理由は神楽の持つレネゲイドにあり、ブラックドッグのシンドロームにより常に自分の体内に電気を蓄積する体質である彼女は、どれだけレネゲイドをコントロールしてもふとした拍子に放電してしまうからである。
ただの静電気と誤魔化すことはできない放電量のためオーヴァードでない人々に紛れ込んで生活することは難しく、一般的な日常との関わりはあまり深くない。

普段は支部員としての任務をこなす毎日を送っており、FHの追跡や戦闘、また時には自分自身が発電機になって支部への電力を供給したりしている。

【プロフィール】

青い髪に輝くような金眼が特徴の少女。日本人らしからぬ出で立ちだがこの髪と眼はレネゲイドの影響であり、きちんと日本人である。
育ったのがUGNの施設であるとはいえ、京都人らしく基本的には京都弁で話す。
ただUGNの職員は入れ替わりも激しく他地方からの職員との関わりも多いため、その影響もあり一応標準語でも話すことが出来る。
京都弁と標準語のどちらで話すかはその時の雰囲気と気分で変わり、それぞれの比率としては6:4ほど。

性格は明るく快活でお調子者。ただでさえ感情が表情に出やすいタイプな上に昂ったり感極まったりすると放電するので、非常に考えていることがわかりやすい。

この性格は同じUGNチルドレンである黒谷奏に影響されたものであり、日常との関わりが薄いにも関わらず、困らない程度にそれなりに一般社会の知識があるのも彼女のおかげである。
学校に通っている彼女から普段の話を聞いたり、時には連れたって街に遊びに出かけたりすることもあって、それらの経験から知識を身に着けている様子。
黒谷奏からの影響は神楽自身も自覚しているところであり、彼女には単なる同僚や仲間以上の信頼を寄せている。

【シンドローム】

ブラックドッグとバロールのクロスブリード。
それぞれのシンドロームの性質の割合のほとんどをブラックドッグが占めており、神楽は非常に強力な帯電体質を持っている。
自身に内包された電力を操り放出し、広範囲に雷撃を行う、というのが神楽の基本戦闘スタイル。
典型的なブラックドッグの戦い方であり、単純明快とも言える方法ではあるが、それをあらゆる相手に通用する強力な攻撃手段に昇華させているのが雷撃に含められるバロールの性質である。

神楽の放つ雷撃にはバロールの性質が込められており、雷でありながら質量を持っている。
それゆえ対象に物理的なダメージを負わせることも可能になっており、神楽の放つ雷撃に身を貫かれるのは、まさしく槍や弾丸に貫かれるのと同義。そこには大きな風穴が開くことになる。

とはいえそれは戦闘時の話。普段何かの拍子に放たれる放電や、支部の電力共有で流される電気にはバロールの性質は乗っておらず、通常の電気と同じものになっている。

また二つのシンドロームを合わせて地面との摩擦をなくすことで、靴底に稲妻を纏わせながら滑るように移動することもできる。
この方法で垂直な壁を滑ることも可能で、戦闘時の彼女の機動力の支えにもなっている。
戦闘時でなくとも普通に歩くよりも楽なようで、街中では流石にやらないものの支部内ではこの移動方法で滑りまわり職員によく怒られている。

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