ブリード：ピュア
シンドローム：バロール
能力：重力を操る魔眼を用いて戦闘を行う。過去には隕石を落とすほどの重力を発生させている。

困っている人がいたら手を差し出そうとするタイプ。しかし自分の意志ではなく、今は亡き義野　太陽との約束の為正義を貫いている。

｜星　葬　者《オース・オブ・スターズ》と同時期にUGNチルドレンとして加入しよく行動を共にしていた。しかし数年前実践訓練もかねて参加した任務の際FH組織と運悪く遭遇してしまい死亡。命をかけてほかのチルドレンを守り抜いた。その際何か約束をしたようだ。

あの日僕らチルドレンは実践訓練としてジャームの排除のために山へと入り行動していた。もちろん先生やその地域の支部の人も一緒にいた。何事もなく訓練が終わろうとしたときその事件は起こった。ジャームを倒せたことに喜び先生の声に反応が遅れてしまった。友達の悲痛な叫び声や感じたこともないほどの殺気に気づいたころにはもうすべて遅かった。FHが来てた。
ーーー全部終わってから聞いた話だけど、FHは僕らが倒そうとしたジャームを探していたらしい。
先生や支部の人が応戦していてくれたが数が多く一人のFHエージェントが僕らに襲い掛かってきた。でも実戦経験も今詰んだばっかりの僕らじゃ太刀打ちできるわけもなく、一人また一人と友達は殺されていった。そんな中太陽は一人立ち向かっていった。風を起こし相手の目をくらませ、腕を獣のようなものに変え一撃入れた。「訓練通りやれば戦える！動けるやつは動けない人を連れて一時避難！ここは俺がどうにかする！」こんなこと言っててまるでヒーローだなって思ってた。
ーーー実際この時、太陽が繋いでくれた命は今もチルドレンとして戦ってる。
僕は足がすくんで動けなかった。今でも後悔してる。あの時もし僕が戦えてたら太陽はまだ生きてたんじゃないかって。僕以外の避難は完了してあと僕が動ければ太陽も撤退できたはずなのに、恐怖で足がすくんで動き出すのに時間がかかった。何とか立った僕を太陽は肩を貸してくれながら山を下りようとした。
もちろんだけど敵に背を向けて逃げれるわけなんてなかった。太陽のした2回目の目眩しは難なく防がれ、そのまま太陽の体に穴を開けた。その後のことは今でもよく思い出せない。ただ普段は使えない右目の魔眼を使って隕石を落としたっていう風には聞いた。でもそんなこと覚えてなくて、僕が覚えてるのは太陽との約束だけ。
「人間は自分の手の届く範囲しか守れない。それ以上は拾いきれない。だからせめて自分の届く範囲の人を守り抜いてくれ。俺の代わりに。お前は自分のことを弱虫とか、意気地無しって思ってるだろうけど、そんなことは無い。恐怖は人が持つべき、1番大事な感情だ。だから人一倍怖がりなお前が1番人間らしくて、そんなお前だから救える人がいる。だから、頼んだ、ぞ…」
あの日から僕は一日一善をノルマとしてやってる。それが、僕のせいで散った命への贖罪だと思ってるから。

三星は博士から魔眼を受け継いで生まれてきた。博士の魔眼は強力すぎるがあまり博士には使えこなせなく、それを勿体なく思った博士は適性のある子供を拉致。魔眼を受け継がせるための器を探していた。三星は適性が高く受け継ぐことが出来たがそれまでに出来た大量の｜死体の山《失敗作》の上に成り立っていた。そのため三星は精神的負担に耐えきれず自分のことを「何も出来ない弱虫」と思っていた。しかし太陽を殺してしまった罪悪感から約束を守るために一日一善をしている。ただあくまで罪悪感で行なってる善行なので太陽の意思を告げているかは微妙。

まだ制御が甘いところがあるから包帯で見ないようにはしている。原理は分からないけど包帯はしてても観えるらしい。
髪は染めてる。太陽イメージ。
右目あたりのは、右目を植え付けられた時の痣。
基本2重ガード(右目は眼帯。左目はカラコン)を使ってる。