コードネームの「青い火花」は、纏う炎の温度が高く青いことと、パチッと飛び散る火花のように好戦的な性格から。
本人は知る由もないが、産まれたての赤子のときに炎を出し母親が火傷を負ったことをきっかけに母親から疎まれ捨てられる。
元々いなかったものなので、両親に対する憧れのようなものはなく、身の回りにあったものが自分にとっては普通で大切。
コツコツ努力するのを厭わない性質なので座学の成績もそれなりに良いが、本人は身体を動かすほうが好き。

「コクーン」では食事が管理されていたためあまり食に興味がなかったが、
菫さんにお菓子をもらったり支部の喫茶店でご飯を食べさせてもらってからは食べることの楽しさを知る。
最近は趣味として陶芸をはじめたが、芸術的センスは皆無。

配属先は山茶花支部（ほのたまさんPCが支部長）。ビシバシしごかれているっぽい（本人はしごかれていることに気付いていないっぽい）。

日俤ちゃんとはヴァソトラ以降、日俤ちゃんが向けてくれている好意に気づくことはできたが、向けられている好意の本質的な意味はまだよく分かっていない。
真自身は、日俤ちゃんのことを大切で特別に思っていることは自覚したが、いかんせん恋愛がよくわかっていないので恐らく今までと接し方や距離感自体はあまり変わっていない。でも多分手はつなぐ。日俤ちゃんの温かい手は好き。

閉じた瞼の裏側に、炯々と焼き付いた悪夢。
憎悪の炎に駆り立てられるようにして動き出した歯車は、やがて4つのギアに軋みを入れる。

連続ジャーム化事件を前に召集されたのは、庇護の殻より這い出るチルドレン、天より遣わされた本部エージェント、地平線の上の日本支部エージェント、そして異邦人。
調査の行く手に落ちる不可解な影は、果たして敵か味方か。

キミ自身が強くとも、皆が強いとは限らない。
キミ自身が弱くとも、皆が弱いとは限らない。
キミと肩を並べるに値しないしがらみなら、焼き捨ててしまってもいいだろう？

ダブルクロス　the 3rd edition
「Bridges 4 Burns」
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。

◆PC①
ロイス：沈黙の秋霖”ベアフット・ポプルス”　箱柳日俤(はこやなぎ　ひかげ)
推奨感情：友情／任意
ワークス／カヴァー：UGNチルドレン／指定なし
　キミはチルドレン養成施設「コクーン」で育ったUGNチルドレンだ。「コクーン」のチルドレンたちは皆来月にはエージェントとして配属される予定であり、大人になるまでの残り少ない時間を過ごしている。長らく同じ道をともにしてきた友人らとも、こうして日常を分かち合うのはこれが最後になるのだろう。
　箱柳日俤はキミとともに「コクーン」で育った、数年来以上の付き合いになる親しい友人である。そんな彼女が、2週間前突然姿を消した。大切な指輪を残して。
※シナリオとは直接関係ありませんが、配属先を決めておいてもらえると助かります。

ロイス：「コクーン」　推奨感情：任意／不安
公開タイミング：ミドルフェイズ中の任意のタイミング

　「コクーン」は家族をもたない、あるいは家族に拒絶されたUGNチルドレンを養成する施設だ。2年前のUGN混乱期に、人員不足や脱走などにより「コクーン」が閉鎖の危機に陥ったことをキミはよく覚えている。しかし1ヶ月ほど混乱が続いた後で、「フロギストン・テクノロジー」日本支社からの出資の申し出により閉鎖の危機はなんとか回避された。以来「コクーン」は持ち直し、また、同社との技術提携によって「コクーン」の施設水準は大いに上昇した。もちろんキミも、その恩恵を多分に受けている。
　食事は施設によって管理され、訓練が終わり自室に戻ってもレネゲイド座学のテキストがキミを見下ろしている。どちらを向いても自分がオーヴァードであるという事実からは免れ得ない。しかし日常に家をもたないキミにとって、ここが子供時代の風景の大半を彩る居場所であったことは揺るぎない事実だ。

👩‍🦰 差蒙　ひとみ(さもう　ひとみ)　
CN：なし　女性
非オーヴァードの「コクーン」元教官。2年前の反乱を起こした教官とは別人物だが、同騒動をきっかけにその後すぐ心労で教官を辞めてしまった。

◆RHOシーンについて
閉鎖の危機に陥っている最中にある2年前の「コクーン」でのシーン。クーデター後の混乱により教官の一人が反乱を起こした際の回想で、キミが箱柳とともに避難を行っているところから始まる。

◆シナリオ中《エンハンスアクション》Lv1(EAp.130)を経験点を消費せず取得する。エフェクトは経験点を使用して成長可能。キャラクターシートには記載しなくてよい。

"フロスター"、その者は自身をそう呼んで人類を堅牢な堤の向こうへ退けた。
その氷威は、人々の壮烈な覚悟も、不壊の絆をも凍らせ、そして問う。
キミたちが歩んだ戦いの道筋を。
さもなくば人類を醜悪な闘争の坩堝に叩き落とさんと。

世界が温度を失おうとする中、立ちはだかり得るのはいま再び交わる四の刃。
燃えたぎり、焼き払え、
凍てつく災厄の円環を、
止まらぬ悪意の連鎖を――

ダブルクロス　the 3rd edition
「Fragin8 Froster」
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。

ロイス：沈黙の秋霖”ベアフット・ポプルス”　箱柳日俤(はこやなぎ　ひかげ)
推奨感情：任意／任意
ワークス／カヴァー：UGNエージェント／指定なし
　キミはUGNエージェントだ。ある日、友人である箱柳日俤から連絡があった。彼女が言うには、あるジャーム掃討作戦中に"キミ"と戦闘になったとか。もちろんキミ自身に心当たりはなく、箱柳も不審に思ったため確認の連絡をとったとのこと。
　しかし、同様の「ジャーム発生現場でキミを見た」という目撃情報が複数報告されたため、キミはUGN本部に呼び出されることとなった。

レネゲイドの力を湛えたその場所は
古びた民家にしか見えなかった。

しかし、既に名だたるエージェントたち、イリーガルたち、
はてはFHエージェントまでもが、
その、ただの民家に呑まれて消えたという。

キミたちが意を決して足を踏み入れたその瞬間、奇妙な声が響き渡った。

そう、それは確かにディアボロスと、あろうことかリヴァイアサンの声だった。

「「カンパーイ！！！」」

ダブルクロス The 3rd Edition
　「World End by Osho-gatsu?」
　　ダブルクロス ――
それは轟音を立てて崩れる幻想を意味する言葉

キミはUGNに所属もしくは協力しているオーヴァードだ。

朝起きたキミはカレンダーを見る。
1月10日。
辛うじて正月気分を繋ぎ止めていた連休も、今日明日で終わり……
と、違和感を覚える。同じことを思わなかったか？　最近。

そこへUGN日本支部からの着信があった。
電話の相手は"リヴァイアサン"ではなく……"ラフレシア"姫宮由里香だった。
「ねね、とある事件のせいでね、研究が進まなくて困っているの。
　解決してくれたら、お休みを一週間延ばしてあげるから、受けてくれない？」

誰かがコインを裏返す音
ふたつの端をとってリンカーンの横顔は全てユニオン・シールドへと変わる

コインを数え終わってもオーヴァードに休みはやって来ない
君が身を埋める非日常からまた別の非日常への、ひとときの旅が始まる
そしてキミの隣には──

ダブルクロス　the 3rd edition
「ヴァソ・トラップ・フォーユー」
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉。

ワークス／カヴァー：指定なし／指定なし
シナリオロイス：もう片方のPCあるいはGMPC
推奨感情P／N：任意／任意
　キミは非日常の世界を生きるオーヴァードである。今回、とあるオンラインサロンがFHセルの資金源になっていると目されており、その調査を依頼されることとなった。その方法というのは、カップルとしてオンラインサロンの開催するパーティーに潜入する、というものである。
　キミは任務用にと押し付けられた架空の写真・動画共有SNSのアカウントを携えて、パーティーの開催地「アララト商業特区」へと向かう。その隣には、何故かキミもよく知るあの人物がいた。
※UGN協力者以外のPC、FHPCなどは敵対セルが運営している可能性のあるオンラインサロンの調査などに導入を変更すること。

　失われた日常。幕を開ける惨劇の宴
　血と煙の咽ぶ閉ざされた街に
　不協和音が高々と鳴り響く
　二つの針が刻む死線の先に
　揺らめく影は何だ
　ある者は覚悟に
　ある者は絆に
　またある者は使命に、己の運命を占う

ダブルクロス the 3rd Editon 『DeadLine141』

ダブルクロス ―― それは死にぞこないどもの忌み名

◆PC②　カヴァー／ワークス：指定なし／UGNチルドレン
ロイス：〝ハーモニー〟（推奨感情：執着／敵愾心）
　キミはUGNに所属するチルドレンだ。現在、キミは霧谷雄吾が招集したエージェントともにD市へと向かっている。目的はテロによってD市に取り残されているエージェントの救出。しかしキミにとっての気がかりは、主犯と目されるFHエージェント〝ハーモニー〟の存在だった。幾度となく取り逃がしてきた宿敵……今度こそ、ヤツの息の根を止めてやる。

目を覚ますと世界からレネゲイドが消えていた。
君はこの世界で”ただ１人”のオーヴァードとなったのだ。


昨日と同じ今日、今日と同じ明日。

世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。

＿＿だが君のいる世界は、君１人を置いて変貌を遂げた。


ダブルクロス the 3rd Edition
「オンリーロンリーヒーローズ」

＿＿＿"ダブルクロス"、それは「裏切り」を意味する言葉

PC：UGNチルドレン/20歳以下/継続PC推奨
CS：初期+15+イージ専用4p/攻撃型(範囲所持推奨)
環境：１，２，EA、上級

【備考】
・本シナリオのシナリオロイスは本編中に「２つ」開示されます
・一般人に能力を晒す描写が含まれます
・UGNに協力している20↓ならイリーガルなどでも可
・UGNに保護される生活が当たり前な子だと楽しいです

1.母親　P:好奇心/✓N:無関心
2.箱柳日俤　✓P:純愛/N:不安
S 3.織田正義　✓P:好意/N:不信
✓4.クソジャームさん　P:/✓N:憤懣　タイタス→昇華
✓5.一般人　✓P:慕情/N:諦観　タイタス→昇華
✓6.ヒーロー　P:同情/✓N:隔意　タイタス化→昇華

それは、当たり前にあった力なのかもしれない。
それは、慣れ親しんだものなのかもしれない。
産まれた時から。
はたまた、とあるきっかけで。
なんにせよ、それはいつでもキミの側にある。

それが当たり前すぎて、ふと忘れてしまうのだ。

それが当たり前ではない、世界のことを。
　

　ダブルクロスThe 3rd Edition
　『その日常の、日々の裏。』

　ダブルクロス、
　それは、背中合わせの、××。

ワークス/カヴァー：UGNチルドレン/自由
シナリオロイス:NPC/HO2　推奨感情　P/N共に任意

キミはUGNに所属するチルドレンである。
日々研鑽を重ね、どのような任務にも対応できるよう、戦うための力を強めてきた。
任務に赴き、任務をこなし……そんな毎日を過ごしている中、突然支部長に呼び出された。
新しい任務か。
そう気を引き締めていた時に言われた言葉は──

「今回の任務は、私（俺、僕）と社会科見学です！」

01.母親　P:好奇心/✓N:無関心
02.箱柳日俤　✓P:純愛/N:不安
S 03.榊 華紗音　✓P:信頼/N:憤懣
✓04.独裁者　P:執着/✓N:敵愾心　タイタス化→昇華
✓05.友人　✓P:友情/N:不安　タイタス化→昇華
✓06.山茶花支部　✓P:幸福感/N:劣等感　タイタス化→昇華

星の瞬く夜に、銀色の雨が降る。
銀色の雨を見ると、新しい自分になれる。
自分のことを変えたいという少女の想い。
それは、崩壊の始まりだった。
……巷に、銀色の雨が降る――。

ダブルクロス the 3re edition
「Dual Calamity」
ダブルクロス……それは裏切り者を意味する言葉。

PC4 UGNのメンバーまたは協力者

ロイス：デュアルカラミティ　推奨感情：好奇心／恐怖
カヴァー・ワークス指定なし
キミは、UGNからの依頼でデュアルカラミティというジャームを追っていた。追跡開始から程なくしてそいつを追い詰め、とどめを刺した。しかし、その直後にデュアルカラミティから自分はまだ生きているという連絡が入った。ヤツは、〇市を巻き込んだゲームの開始をキミに告げた。

※攻撃型のキャラクター推奨

S 1.箱柳日俤　✓P:純愛/N:不安
2.榊 華紗音　✓P:信頼/N:憤懣
×3.デュアルカラミティ　P:好奇心/✓N:恐怖　タイタス化→昇華
4.九條 元　✓P:親近感/N:隔意
5.神世木 大娜　✓P:庇護/N:隔意
6.大人たち（順子さんと田實さん）　P:連帯感/✓N:敵愾心

キミは正体不明の人物からメールを受け取り、廃ビルの屋上へと向かう。そこでキミを待ち受けていたのは、何かと突っかかってくるアイツだった。
　アイツはキミに気が付くと、拳銃を取り出しこう言った。

「なぁ、PC」
「俺と一緒に死んでくれよ」

　パン、と発砲音が鳴る。それはキミの心臓に放たれ、真っ赤な花弁を散らした。

●PC1　血染(ちぞめ)（PL側PCが担当）
カヴァー / ワークス：任意 / 任意
シナリオロイス：PC2
P / N：任意 / 任意

　キミは日常を過ごしていた。そんな中でとある一通のメールを受け取る。差出人は不明であるが、そこには不審なメッセージが残されていた。
「今から一人で廃ビルの屋上に来い。守らなければ仲間の命は無い」
　明らかに怪しい。しかし仲間を危険に晒すわけにもいかない。キミは警戒をしながらも、廃ビルへと歩みを進めた。
※ソロでの戦闘シーンがあるため、アタッカー推奨

1.箱柳日俤　✓P:純愛/N:不安
2.榊 華紗音　✓P:信頼/N:憤慨
S 3.相谷 千草　✓P:連帯感/N:隔意
×4.谷 修成　✓P:誠意/N:無関心　タイタス化→昇華
×5.アルラウネ　P:執着/N:憤懣　タイタス化→昇華
6.ゲームの約束　✓P:好奇心/N:隔意