容姿・経歴・その他メモ

私は夢の屑籠でしかない。私は其の上に、或いは其を血肉と心臓に換えて生きている。ただそれだけの骸。

ある日、私を含めた家族全員は、ある組織に拉致された。
私達を選んだ理由は、今でも分からない。けれど、動機はすぐに解った。
天竺鼠《モルモット》───"実験動物"。
物々しい機械による実験や、忌々しい投薬。
父と母は、早々に動かなくなってしまった。
涙を流す余裕なんて無かったことが、今でも気がかりだ。
妹も、ぐっすりと眠らされていた。酷く泣いて喚いたのが、彼等にとって煩わしい事だったらしい。
そんな中。私と妹は、晴れて実験の成功例になった。
但し、妹は二本の塊になって。私は両腕を失って。
そして、一つになって。
生きた兵装、不壊の幻想、人を越えた人。オーヴァード。そんな事を言われた。
何も見えなくなった時、突然世界が回った。
白髪の、変わった男。彼が、私に"契約"を持ちかけた。
「貴様を此処から出してやる。この組織を潰す手伝いをしろ」
それから、私は持てる力を振るい、組織を裏切り、男と共に地獄を抜け出した。
万感を込め、何故、と問えば……
「FHくずれの目障りな掃き溜めを、掃除してやりたかっただけだ」
なんて、照れ隠しの様な答えが返って来る。……照れ隠しでは無いかもしれないが。
それから、彼が去った後にUGNと名乗る組織に保護され、二人の上司の元で、平穏な非日常を過ごす事になった。
散っていく仲間達の身体や物を、この身に納めながら。

去り際、もう二度と会うことは無いだろう、とか何とか宣ったのは誰だったか。
その後、一時の契約を結んだ男とは何故か行く先々で出会い、手を組む事も度々あった為、彼とは良い友の一人になれたと思っている。



自分で腹割いて内臓取り出しながらいじったりも出来ちゃう機械仕込みパイルバンカー天然クールっ娘。
みんなの遺志を継ぐ系ぐちゃぐちゃパラダイス体内をしている。

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