容姿・経歴・その他メモ

灰色の髪に混ざった黒髪で、グレーのスーツを常に着ている。
誰にでも丁寧語で喋り、常に一歩下がった立場で様子を確認しながら冷静に観察している。
人懐っこい笑みを浮かべるが、仲のいいメンバーには「何を考えてるか分からない」と揶揄される。
頭が切れ、冷静だがどこかネジの外れた調子がある。自身は体の中に自分とは別のナニカが息づいていると感じている。

幼いころに、臓器移植を受けた。その際に元々持っていた邪神因子と臓器が反応し覚醒。幼いころの記憶は失い、"邪神の影"としての人生が始まった。
臓器移植の実態は、かつてUGNで行われていた"現人神計画"という計画の残滓、邪神因子による医療行為である。
代替する臓器にオーヴァード及びジャームの肉体を用い、生命力を増強するという計画だったが、邪神因子の暴走と拒絶反応により医療的実用化は見送られた。

養護施設で育ったのち、警察に。しかし、因子保持者の宿命として薄氷の裏側へ足を進めることになる。
N市支部は、東京郊外ながら殺人事件や失踪事件、ジャームの出現などが頻繁に起こり、対処に人員を欲していた。
元々警察ながらUGNの監査役を受け、N市に就任。初任務の際、D市支部合同の太平洋沖出撃作戦の補充を任される。
D市支部は壊滅的な被害を受けながらも魔術師及びジャームを撃退。漏れた敵を討伐した。
その後、N市支部長である有篠特等に感銘を受け、警察内部とUGNの情報をやり取りしている。

移植された臓器、心臓の持ち主は現人神計画で作られた名前も無きロストナンバーの一人だった。
ティンダロスと混ざり合い産まれた彼の名は、第十一皇帝x(ｺﾝｽﾀﾝﾃｨﾉｽ)。終わらないために戦った皇帝の名前だ。

履歴

第一話　memory
太平洋沖作戦から数カ月、支部長は悪夢に悩まされているようだった。
ある日不思議な女の子と出会う。それがあの太平洋沖作戦の続きだとは思わなかった。
あぶれた残党が勢力を集め、地下へと集結。少女を生贄に、別の次元へと道を繋げ門を創造をするところだった。防衛軍と協力体制を組み、この件の解決にあたった。

第二話　collect and make
数々の名店が軒を連ねる繁華街に、人体破裂事件が発生。チームメンバーとともに、潜入調査をすることに。
何店舗かの料理人に目星をつけるが、情報を得るために料理対決をすることになった。
（普段は料理なんてしないのに）タエコが奇跡的なご飯を作って無事勝利、人体破裂事件はアイホートの信奉者が犯人だった。

第三話　So future
N市総合訓練大会。N市支部長のもと、精鋭メンバーとの訓練だった。精鋭メンバーの強さは確かで、まともに攻撃もさせてくれないほど練度が高かった。チームメンバー内で唯一勝てたのがソイだけだったなんて。
この訓練には裏があった、近々計画されているD市支部との合併に向けた調整という建前で、'偽神の心臓'のスパイをあぶりだすためだった。その結果、狭い訓練所であちこち悲鳴があがったけど、なんとか助かった。

第X話　それでも彼女は嘘をつく
D市へ異動をしてから半年、ハザードマップや日々の巡回。そんな中起きた、異世界との交わり。
時空の歪みによって生じたこの事件をあいつまで呼び寄せた。
悪いことばかりではなかった。自分の中のナニカの正体に名前がついたこと。Ｎ市支部長の復帰。
世界を守るなんて大層なことを思っているわけではないけれど、自分のいる場所くらい自分で守りたい。
Ｄ市支部はそう考えるには十分な場所だった。

完結話 春日恭二解放戦線
「ディアボロスを殺したい」そんな願いから始まった壮絶な作戦。プランナーこと都築京香のお気に入りである春日を殺すということは、プランナーに喧嘩を売るのに等しかった。彼女の力の一角である化身達と戦う日々、UGNに力を借りられない以上業務と平行して行う必要があった。
心身共に疲弊する中、友人に潜み生活に紛れ活動する化身たち。だが、今までD市を守ってきたメンバーには邪神を打ち負かす力があった。
悪魔の名を持つ男との最後の決戦、全てが逆転した。
春日と対峙する華雨の隣に立つ二人、今までずっと共に歩んできた夕トと辰炎。ディアボロスの攻撃を受け止める辰炎、夕トの弾丸がディアボロスを仕留める。
ただし別れはそれだけではなかった。無理が祟った辰炎を、自身の存在を宇宙に賭け華雨が救ったのだ。
約束は果たされなかった。「ディアボロスを殺す」そのために動いてきた数々の思いの中、夕トへの感謝、春日恭二からの思い、人に成るという未来。最も信頼する大人であり男の存在を留めるために、約束は打ち破られた。これがD市支部の決着だった。
鳥栖薊露はいつもの澄まし顔で、D市の業務を行う。これも神が定めた運命なのか、計画なのか。舌なめずりをして笑う角を、そっと睨む。



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精鋭数人と、主力メンバーがD市支部との会合に向かった際事件にあったらしい。グレートオールドワン級が現れるなんて、同じ東京都とは思えない。
有篠特等より、D市を外的防衛措置として主力にすることが決定したが、出向メンバーが足りないため僕になることが決まったらしい。支部のみんなはD市のことを小規模とか話も聞かない弱小とかいうけど、数々の事件を少数で解決したのは自分の実力があるからだと思う。D市の支部の皆さんに会うのがとても楽しみだ。

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