筋骨隆々で破天荒。自分で決めたことは曲げない性格で融通が利かないところがある。
6人兄弟の長男。
そのため中学のころから新聞配達などバイトに明け暮れ、家に帰っては兄弟の面倒を見るという生活をしていたせいか娯楽という娯楽にも触れず、身近にできる娯楽は体を鍛えるぐらいだったため、風一つひかない強靭な体に育つ。
体力づくりの一環でランニングをしながら新聞配達などもしていったため、体力に関しては無尽蔵に近い。
ガタイの良さからか高校時代になると様々な部活動に誘われるが、15歳を超えてアルバイトの選択肢が広がってきたため夕方の時間はガッツリバイトに明け暮れる予定だったためすべてお断りしていた。
それを気に食わなく思った上級生などから目をつけられたりしたがフィジカル面が違いすぎたため簡単にのしてしまっていた（無論大けがはさせない程度にだが）、噂が噂を呼び他校のヤンキーや半グレもどきなどにも絡まれるようになってしまい何回か停学処分、謹慎処分をくらったりしていた。（その間暇すぎたので筋トレやったり学校にばれないようにバイト行ったりしてた）

元々大学で別の区域に通学することになるためうまい事その周りでアルバイトができないかと探していた。（あと高校時代のアルバイト先は色々噂話が広がった関係で迷惑をかけそうだったのでやめていた）
大学で出会った親友加瀬　竜二の紹介で行きつけのお気に入りのカフェを紹介してもらった。
なんでも急遽スタッフを募集とのことで、お前はなりこそ怖いけどいい奴だし真面目だから大丈夫だろ！と根拠があるのかないのかよくわからない激励を戴く。
カフェのウェイターって事か？俺の人相じゃ受けてもらえないだろって思っていたら２つ返事ぐらいで即合格だった。
なんでもすごく頼りにしていた人を頼りすぎて怒られたらしい…なんだ？雰囲気良い店だけど意外とブラックなのか…？
接客業は初めてだったので正直務まるのかと思ったが別に物おじする性格でもないので意外とすぐになじんだ。

同じ雑居ビルに入ってる探偵事務所の所長である黄瀬　美音さんとかはよく食べに来てくれるお客さんで対格差がかなりある自分相手にも一切おびえることなく気さくに話しかけてくれる（正直最初はなんで中学・高校に見える子がこんな時間（昼間）に…？などと思ったが）。
それでも考え方や店長との会話も聞くとしっかりとした大人だな、と感じる。
人は見た目に寄らんよな…（まあ俺は見た目どうりの人間なんだが）

アルバイトの始業準備で表に看板出したり掃き掃除してる最中に輩に体がぶつかってしまい（明らかに向こうからぶつかってきたのだが）所詮言いがかりをつけてきて、とはいえアルバイト中なので平謝りしていたら、店長を呼べなどと言いながら絡んできたのでぶん殴って黙らせようかな…しかしこの店に迷惑かけるわけにも…と逡巡していたら、間に入って仲裁に来てくれたのだ。
輩は最初女性のわりに高身長なこともと相まって怯んでいたが、舐められてたまるかとばかりに突っかかっていった顔面に警察手帳を突きつけられて血の気が引いて逃げて行った。その後こちらに向き直って問題ないかの確認と、アルバイト中なんだから殴っちゃだめだよという忠言を聞き、若干のばつの悪さとちゃんとした大人の対応に尊敬して感謝した。
そうしたらどうやら常連だったらしい。次の日もその次の日も店にいる感じで完全に入り浸っている。
よく美音さんのことをからかっているがとんでもない勢いで頭にナイフをぶち込まれている。毎回しっかり刺さって血が出ているように見えるが…あれは大丈夫なんだろうか…。

赤井さん（先輩呼びはお気に召さないらしい）にオーヴァードとしての力の引き出し方、近接戦闘での立ち回りなどをアルバイトの傍ら指導してもらっている。
単純な喧嘩なら肉体のリーチなどの範疇だが、前回ので嫌というほど自覚したがオーヴァードの戦闘はとにかく範囲が広い。そんな中で俺の戦闘範囲は人間に毛が生えたようなもんだ。
必然、奇襲じみた攻撃を仕掛ける必要が出てくる。幸いにしてあの状態になった俺はかなり素早い動きが可能だから、フットワークを生かして隙を作る戦い方になるようだ。
赤井さん自身はでっけぇ盾を構えての地に足をつけた戦い方なのだが、自分とは違うスタンスの戦闘スタイルなのにもかかわらずかなり教え方が上手い。本人は認めたがらないが、「俺に質問をするな」という割にそも懇切丁寧に解説して講義してくれるため聞き返すようなことがあまりない。（あとで聞こうかなと思ったことも、赤井さんとマンツーマン戦闘訓練を実践してるとわかることが多い）
なお本人はいまだに「なんで俺がこんなことを…やはり石動のほうが…」と愚痴っているが、正直受講している側からすると黄瀬さんの慧眼では…？と思っている（話したら睨まれそうなので心の中にしまっておくが…）

この前の事件。
覚醒したこと自体には特に後悔はない。
黄瀬さんや美鳥さんには思うところはあるみたいだが…
そのことよりも、自身の獣性に少し恐怖を感じた。
自身の中にある破壊衝動。
俺は、なんとなくだけど元素探究者(あいつ)と似ているように感じた。
あいつにあったのは息子を救いたいという単純な思いだ。
ただ力に身を任せたら、ああなってしまうのかもしれないという恐怖。
この恐怖心を、忘れないようにしようと思う。

過日の件で出会った少女はどうやら都築京香という名前らしい。
かなり有名人だったようでなんだか『プランナー』とか『ゼノス』だか…色々説明してもらったが、どうやら見た目以上に一筋縄ではいかない人物らしい。
そんな人物にもらったアイテムなので最初は捨ててしまおうかとも思ったが、どうやらかなりの貴重品らしくあの後ＵＧＮのメンバーでかなり入念に調べこんでいたが何も見つからなかったようなので、（滅茶苦茶に怪しいが）只のプレゼントであるようだ、とのことだ。
知りたいことを考えながらその羊皮紙でできた本に手を触れると、文字がひとりでに浮かび上がってくる。正直（ウィキペディアみたいだな…）と思った。口には出してはいないが黄瀬さんには横目で窘められる様に見られたのでばれているかもしれない…。

シンドローム制限:オルクスは確定で入れ、ハヌマーンかモルフェウスのいずれかを選択し、クロスブリードまたはトライブリードで作成する。トライブリードの際、確定枠のオルクスはオプショナルシンドロームにしても良い。
年齢:10代後半〜20まで
推奨ビルド:特になし。
ワークス制限:高校生or大学生
覚醒制限:特になし。
衝動制限:特になし。
Dロイス制限:特にはないが、session1で覚醒枠を担うため、世界観と差異が出ないようにGMと要相談(ただし［実験体］は使用可能。セッション中でこじつけができるため)。

キャラ背景
　前述の通り、キャンペーン開始前は未覚醒で、session1で覚醒枠となる。HO3が表向きに経営している飲食店でアルバイトをしている。その繋がりで同じ建物に「黄瀬探偵事務所」という表の顔を構えている支部長［黄瀬美音(きせ みおん)］と面識があり、気に入られている(黄瀬からすれば、HO1こそ守るべき日常のモデルケースでもあった為、少々甘い)。また、HO2とはちょっとした事件(オーヴァードは絡んでいない。ひったくりとかその程度)に巻き込まれた際にお世話になり、それ以降交流がある。

シナリオロイス 謎の少女
　推奨感情　P:好奇心/N:不安
　君はいつも通りの日常を過ごしている。ある日、公園の近くを通ると、1人の少女が自分の事をじっと見ていた。彼女は言う。
「あの人を救って欲しいのです」「あの人は危険ではありますが、このままなのも良く無い事です」「貴方にしか出来ないのです」
　そう言って彼女は、路地裏を指さした。
　導かれるままに路地裏の奥に行けば、そこに居たのは、複数人の黒服に囲まれた君の知り合い…PC2だった。助けなきゃ。そう思った瞬間、君に不思議な力が湧いたのだった。この日を境に、君の日常と常識は一変した。

　シナリオロイス R担刑事・浅田彰人(アサダ アキヒト)
　推奨感情　P:任意/N:不安
　君は市内のUGNに協力する人物であり、PC1の友人(知り合い)である。PC1は君にとって日常も非日常も共に出来る、心許せる存在である。
　ある日、以前世話になったことのあるR担の刑事・浅田から話ついでに食事に誘われ、君はそれを受けるだろう。
「そろそろ…面倒見きれなくなる頃合いだろうから、今のうちに、アイツに一番近い君に頼んだ方がいいかなってな」
　そう切り出した彼は、PC1を支えてくれと申し出てくる。何故急にそんな事を言って来たのかは分からない。意図を尋ねる前に、支部から招集命令が掛かる。真意を聞き出す事もできず、君は支部に向かうのであった。