容姿・経歴・その他メモ

「“目は口ほどに物を言う”。だから私は、どんな心も伝えることができるの」

【プロフィール】

FHセル『見世物小屋』に所属する構成員。生まれ持ってのオーヴァードであり、FHチルドレン。
『見世物小屋』に所属したのは3年ほど前。組織への従順な姿勢から抜擢され、今に至る。それより以前から他のFHセルにて戦闘訓練、強化手術を受けており、任務では躍進を遂げるほどではないにしても大きな失敗をすることもなく確実な成果を常に出し続けている。

現在の表向きの身分は高校生。FHの任務を受けて迩夜市内の高校に1年前から通学しており、成績も学内での交友関係も良好な状態を維持している。

【パーソナリティ】

冷淡な表情と話し方で他者と接する少女。セル内においては淡白かつ皮肉的な言動が目立ち、人外じみた『赤い瞳』も相まってあまり周りの人間を寄せ付けない。

しかしそれはあくまでFHセル内での話であり、潜入任務中の彼女は人が変わったように穏やかに明るく他者と接する。
空のような『青い瞳』が人を惹きつけるのも相まって、潜入先の学校のクラスでは一定の立場を築いている。

人格を瞳の色に紐づけて出力しているため、自身の意志と呼べるものはかなり希薄。
状況に照らし合わせて自分の役割に応じた言葉を伝えるのは得意だが、逆に言えばそれに基づいた言葉しか持ち合わせておらず、取り繕わない自分の本心というものを隹自身も理解していない。

【シンドローム】

ウロボロスのピュアブリード。
伸縮自在の蛇の脊椎のような尻尾を操って戦う。尻尾は自身の身の丈の数倍にまで伸ばすことが可能で、自重も容易に支えることができるため壁や天井に突き刺して移動したりすることもできる。
白兵戦闘能力は並みのエージェントと大差はないが、真髄は彼女の眼にある。

隹の眼にはバロールやオルクスに近しい性質が強く発現しており、視界に捉えるだけで対象に停滞・固定化の性質を付与する。
バジリスクの魔眼のように相手を石化硬直させたり、時間の進行そのものを遅らせたり、相手が自身に抱く印象を特定のものに固定したりと、物質的なものから概念的なものまでその機能は多岐に渡る。

FHの任務において隹は、戦闘時、石化能力を行使するときは『黄』の瞳、FHにおける平常時は他者に付け入る隙を与えない威圧的な『赤』の瞳、学校で他者と会話するときは透明で明るい印象を相手に固定する『青』の瞳、というように、それらの能力を瞳の色に紐づけて自分の人格とともに分類、区別を行っている。

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