UGNのとあるセクションで秘密裏に開発が進められていた(現在は計画は凍結済み、関係者も大半が行方不明)、「レネゲイドを用いた遺伝子操作実験」にて生み出されたオーヴァード。
「戦闘用及び兵器研究用素体」として回収され、幼少から戦闘任務や兵器実験に参加するという血生臭い幼少期を送る。

そんな中ではあるがUGN日本支部ホワイトハンド所属の『遊佐　葵』というエージェントとは交流があった。定期的に重傷を負い担ぎ込まれる明日花と顔馴染みになっていき、明日花本人も彼女の人の良さを徐々に受け入れていった。治療期間には様々な話を聞いて退屈を紛らわした。担ぎ込まれる以外に会うことは1度、2度程度だったが、共に過ごす時間は存外楽しかった。

その後とある支部の応援、潜入任務に出向いた際に、ほぼ一方的ではあるが「志摩 朔」というUGNイリーガルの少年と関係を持つ羽目に。
明日花本人としては任務への支障を懸念して乗り気でなかったが、彼の持つ暖かさに触れ徐々に心を開いていき、確固とした「繋がり」を得るに至った。

しかし中学卒業間際にとあるオーヴァードとの交戦に朔を巻き込んでしまい、彼に瀕死の重傷を負わせてしまう。退かせることは出来たが自身も顔面に大きな傷を付けるに至った。
そして襲撃したオーヴァードが有していた「対抗種」が朔の体内で暴走、彼の身体を蝕んだ結果、一命は取り留めたものの半死半生の植物状態にさせてしまう。
明日花は2年の歳月を費やし必死でその植物状態を解く方法を探したが、結果は全て徒労に終わってしまった。

そして、彼女は一つの考えに辿り着く。
「UGNではない、FHであれば何か答えに繋がるものがあるのではないか」と。
そこからの行動は早かった。世話になった人物を裏切ることに苦悩はしたが、FHへの所属ルートを突きとめ、コネを作り、手始めに近隣の支部を半ば壊滅状態に追いやる。
UGN支部襲撃という裏切りにより信頼を得てFHへ招き入れられた。そこからは任務を次々と達成していき、今現在のマスターレイスの候補としての身分を賜るに至った。

UGNイリーガル。サッカー部に所属しており、スポーツ推薦で全国的に有名な高校から直接声がかけられるぐらいには実力があった。
モルフェウスのピュアシンドローム。UGN側としてもレネゲイドがらみの事件にはあまり積極的に関わらせることがなかったため、戦闘経験等もほぼ皆無（『仮初の器Lv1』『砂の加護Lv1』くらいしか持ち合わせていない。）。
心優しく好奇心が旺盛で、やや強引な所がある。しかしながらそういった性格が相まって交友関係は広かった。両親は他界しており、孤児院で生活していた。
明日花にとって何にも代えがたい大切な人。

勝ち気で明るいさっぱりとした性格をしている。目付きが悪い。あとゲンコツが痛い。趣味はサッカー観戦と飲酒と特撮。ヘビースモーカー。
ノイマン/サラマンダーのクロスブリード。
元は別の部署で活動していたが、現在ではホワイトハンド所属の医師として活動している。
明日花がUGNで一番世話になった人物で同時に尊敬する人物。