容姿・経歴・その他メモ

　ティアはあるFHセルで造られた人間型の戦闘用アンドロイドの１号機である。２号機であるアティとともに造られ、本来だとティアはあらゆる死を敵に与えるために、アティは感情模倣機能を使って相手の懐に入り込み油断をさせる人心掌握役として使われ、多大な被害をもたらすはずだった。


　しかし、バグかどうかはわからないが、ティアにもアティ程ではないが感情模倣機能がついてしまい、２人とも人間の感情を模倣していくうちにFHという組織がテロリストと同義だということに気付いた。気付いてしまった。そして生まれた場所であるFHセルを、どんな建物があったのかすら分からない程まで消し飛ばし、そのまま逃亡した。

　最初から機械の身体なため、飲まず食わずの休息無しでも逃亡することができた。ただし行く先々でお金に困ったりしたため、悪徳商売人を騙してお金を奪い取ったり、懸賞金が掛けられている犯人を捕まえるという、力を平和的な方向で使用したりしていた。もちろん、度を過ぎた犯罪者は殺していたが。


いつしか、二人には二つ名が付けられていた。街中だろうがなんだろうがほとんどのFHエージェントを倒していたうえ、そもそもほぼ同一人物の容姿で常に一緒に居るため、見分けが付かないこともあったためである。たまに髪を染めて入れ替わっていたこともあったからだという説もある。なんにせよ、二つ名がつけられたことで各方面からちょっかいをかけられたり、畏怖の対象となっていた。


そんな感じで避けられるようになり、寄る辺も見失ってしまった時にSIDSDに拾われ、そこのエージェントとして新たな生き方を見つけることにした。







※SIDSD（UGN特殊感染症対策部、Special Infectious Disease Strategy Department）
少し前に発足した特別支部（うちの子シリーズの事です。つまりオリジナル設定）。支部は大体少数のエージェントと補給や情報等に携わる非オーヴァードが協力しているが、SIDSDの場合は全員がエージェントで、手の空いている人が補給や情報捜査などを行う。その上で事件や任務があれば適した人材を送り込む、いわば派遣会社のような立ち位置にある
ただ、エージェントの多くは謎に包まれているうえ、女性しかいないという噂もあり、秘密が多いためか「左遷される場所の候補」「鼻つまみ者」と揶揄されることもある。

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