容姿・経歴・その他メモ

UGNの忠実なエージェント。
誇り高きエージェントであることを心の拠り所にしている部分もある。
性格はバカ真面目。


物心がついた時からUGNの組織にいた。
タライの中から他の子供達が遊んでいるのをよく眺めていた。
私も他の子達と一緒に遊びたかったんだが、いつ泥になって溶け失せてしまうかわからない。
そんな恐怖のせいで私はとうとうタライの外の世界への一歩を踏み出せなかった。

力の制御ができていない危うさと他の子達との会話の少なさのせいで友達は全然できなかった。
寂しかったがしょうがない。
私はここにいるみんなの中でも特に化け物なんだから。

どんな環境にいようと対人の欲求は抑えられない。
私のそれは教官たちからの称賛に向かっていった。
任務を真面目にこなせば褒めてもらえた。
戦闘だって不器用ながらも重ねていくうちに化け物としても戦い方がわかってきた。
体が溶解する特性は発想次第で色々と応用できた。
気づけば私は役に立つ化け物になっていた。

とはいえ、これ以上多くの任務をこなそうとするなら社会に溶け込むため「人間」にならなければならない。
戦闘でのおおまかな身体操作よりはるかに難しいが、人間の形を保つことにも慣れてきた。
ミスがあっても隠しやすいように大ぶりなパーカーとタイツ覆うことにした。
これでなら一応疑われはしないはずだ。

任務をこなしているうちに相応の信頼を得られたようだ。ゾディアックウェポンの所持も許された。
やはり功績を残し続ければ、居場所は手に入るんだ。
だからそのためにも、真面目に、忠実に、任務をこなしていく。
私がするべきはそれだけだ。

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