レネゲイドウィルス、オーヴァード能力の人体間移植実験の成果物。
核になっているのは被験者だった少女。他の被験者全ての命を取り込み一人生存した個体。
覚醒時に自身を大きく損失しており被験者の中に肉体、人格、記憶ともに完全に一致する人物は存在しない。
それらは取り込んだ他者のレネゲイドによる侵食を受けた為。
芽生えた力は魂食い、そして捕食とは同一化を示すもの。
一人の人間を核に死亡した被験者達の記憶と能力を束ねた残骸が今のこの人物。
足元の影は取り込んだ死人の群れ。彼らに個人としての意思も記憶もないがその感情――憎悪の念だけは常に裡に渦巻いている。

既に自分は自分ではない。今の時点で既に影に囚われた死者達と混ざり合っている。
人格も既に元の人間のそれが何割程残っているかは判然としない。

『自分』の認識はあるがそれは影、死の群れが作った仮初の意識でもあると考えている。
今の自分は死の群れの代表であるという自己認識。

本来の自分は既に溶けて消えている。
その為常に『自分はこういうキャラクターである』という定義付けを行うことで精神を安定させている。
偽善的な立ち居振る舞いはそういう理由から。
裡に残響する死者の声から自身を護る為に、人に求められる自分を作ろうとしている。

衝動は憎悪。
レネゲイドのある世界への怒り。自身を死に追いやった世界への憎しみ。
影に渦巻く呪い。

・病み系女。ライフパス：経験は純粋培養→実験体→仲間の死。みたいな感覚。
・能力の制御ができてない感じの演出。実験で死んだ友人、関係者を影に取り込んだ云々。
・影に渦巻く死者に本体の個が侵食された結果の複製体(仮)、死人の代表。自分もいつか影に溶ける。
・多くの人間の残滓に侵食されているーが理由の破綻系人格。
・ダブルクロスは魂概念が確立してるから死者系ファンタジーやり易いの最高に便利だなァ……。
・一人称はあたし達。

・とかやった上で割と陽気、取っつき易いムーブ予定。
・K市支部で心をある程度癒した後。キャンペーン一本終えた後みたいなキャラクター像を目指したい為。
・上記の本人の精神の問題は津島治氏の功労でケア済み。それだけに津島治が消えた1年前の事件に強い執着。
・→精神を安定させていた環境を失くして不安定な状態に戻っている。みたいな感じでいきたい。
・かつてのK市支部＝自分にとって居心地が良かった環境を取り戻したい為に新支部の設立にどうこう？

・とかやってたけどおのこをやりとうなった。
・からの女児化した。

【1話】
▼PC3用ハンドアウト
シナリオロイス:オーヴァード昏倒事件　推奨感情:好奇心/脅威
カヴァー/ワークス:指定なし/UGN支部長
キミはかつて旧K市支部のメンバーだった。旧支部が壊滅して１年、キミは新設された
K市支部の支部長に就任した。
キミの友人であるPC1も迎え、支部の運営も軌道に乗り始めた矢先、K市支部にて新たな事件が起こる。
仮面の集団がK市のオーヴァードを襲い、次々に昏倒させるという事件だ。
霧谷によれば、FHの犯行ではないようだが……

【2話】
▼PC3用ハンドアウト
シナリオロイス:無差別テロ事件　推奨感情:感服/脅威
昏睡事件を解決してから一週間後。
K市に平穏が訪れたのも束の間、今度は無差別テロ事件が起き始めた。
テロの主犯は、FHエージェント【“星々の夜空”アマ・デトワール】。
FHの脅威から、この街を守らなくては。

【3話】
シナリオロイス:津島治　推奨感情:尊敬/憤懣
霧谷雄吾から文月の護衛を依頼された傍ら、これまでの事件について支部員たちの協力の下、独自に調査を進めていたキミは、残されていたわずかな手がかりから一連の元凶が津島治であると確信を得る。彼の目的はいったい何なのだろうか。それを知るためにキミは旧K市支部跡地へ赴くことになる