容姿・経歴・その他メモ

ごくごく平凡な学生。
家も裕福でもなく、かといって貧乏でもなく、見渡せばいくらでもいる家庭環境。
それ故に特に不自由することなく過ごしてきた。
取り柄といえば皆より良く動く、よく食べる、よく寝坊する。
要は体が頑丈なのが取り柄なのだ。
かといってスポーツが得意ではなく、特に球技は明後日の方向にしか飛ばないため本人もあまり好きではない。

そんな彼が唯一熱中しているのがラグビーだ。
父親がスポーツ雑食の為、色々なスポーツを観戦しまくったが、ぶつかり合い、投げる、そして受取走る、その光景がとても楽しそうに映った。
ラグビーはポジションによってはボールにあまり触れなくとも良く、押合い、タックルされながらも走る頑強さも求められるスポーツが故に、必然と力耶はハマっていった。
部活一筋！！とは流石に高校生にもなると出来ない。

なぜなら絶賛思春期！！花園に集中力を持っていかれることもしばしば…
勿論色恋にも興味があるが、そこはラグビー所以の男臭さで、さわやかスポーツ代表にはモテレベルの圧倒的次元差で女子からの人気は非常に低い。
それを嘆く同級生もよく見てきた。

ただ力耶には長年、密かに恋心を抱いている相手がいる。
それは幼馴染の桂木　愛香だ。
家が近所で親同士の仲も良好なので、小さい頃から一緒に居ることが多かった。
保育園から小中は一緒で高校は彼女が行く高校に死ぬ気で勉強して合格をもぎ取った。
何がきっかけかは覚えていないが、いつの間にか自然と目で追う様になっていたのだった。
そんな淡い想いは未だに隠したままだが、今年で高校は卒業となる。
その時に想いを伝えようと一大決心するのであった。

因みに左目の傷は幼少の頃に遊具で遊んでいた時に大けがをしてついた跡である。
決して男の勲章とかそういう類の物ではない。


【ラクリモサ】後…
事件から日が経ち、力耶はある決断をした。
あの事件の時、守ると決意していた筈の愛香にあれだけ助けられてしまった事を内心では申し訳なく思っていた。
今思えば「守る」だなんて、只の高校生でしかなかった自分がオーヴァードである愛香を守るなんて出来ない。
安っぽい、ヒーローチックな決意だった、と。
しかし一度死を経験し、オーヴァードとして覚醒した自分にはその力がある。
その力で改めて愛香を守る為に、力耶はUGNで活動することを決意した。
2024-03-15…記

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