容姿・経歴・その他メモ

主人公はいつだってかけがえのない存在、主人公が死ねば物語は幕を閉じる
高潔な魂を持ち、努力を怠らず、誰もが認める主人公
そんな主人公を庇い仲間は死ぬ、彼らは主人公と共に歩み、戦い、笑い、泣く、世界にとって重要な存在。
ただ、彼らが死んでも物語は終わらない
主人公は仲間の死を背負いながら戦いラスボスを倒し、世界は平和になり、主人公は幸せに暮らし
ハッピーエンドとして物語は終わる

じゃあ主人公以外は？

生まれた時から当然のように力を使いこなしていた、どのシンドロームにも当てはまらない未知の力
人間として扱われない日々に慣れて世界の感じ方が変わってしまった
調べても調べつくせないこの力を試すため、UGNチルドレンで構成された部隊に所属させられた
部隊で仲間達と共に過ごした日々のおかげで少し、歪んだ思考が正された
戦場では解明できなかったこの力を更に解明するために研究員は一つの実験をすることにした
黛天の居る部隊を「受胎天使計画」の被験者、｜戦闘天使《セラフィム》と戦わせること
予想外の結果、｜戦闘天使《セラフィム》の攻撃によって全滅かと思われたが黛天だけは違った
近寄ることによって攻撃を避け、圧倒的な火力によって一撃で｜戦闘天使《セラフィム》を堕としたのだ
その戦闘後に予想外の事が起きた、決して逆らわないはずの道具による意趣返し。
ただの暴走か、仲間を殺された怒りか、研究員の一人を殺害し連絡機器を奪い逃走した
そしてUGNにこのことを伝えると意識を失った
後日、脱走した黛天は玉野椿によって保護されていた。
気を失っている間に霧谷雄吾とその仲間によって実験施設及び研究に関わった人間は排除された
黛はそのまま玉野椿に保護されながら日々を過ごした
ただ、UGNによって失ったモノによって彼は玉野椿の事も信用できなかった
表面上は受け入れても心の中には不信感が募っていく日々
彼の力の強さは証明されてしまったので戦いに出さないわけにはいかない
そういった理由で歪んだ心は変わらないまま支部に所属することになった

支部に所属する前にどれほどの戦力になるかを試すために幾つかの膠着した戦線に単騎で投入され、全てに勝利した
そのせいで今も時々支部から離れ戦線に投入されている
(戦線が終了した後の事後処理の時間や帰るまでの時間で両親と研究員を見つけ出し、殺害したとの記録がある)

他人から受ける心配や慈愛を決して信じない
仕事だけの関係が彼にとって一番好ましい

履歴

Sadness Toybox後
黛の日記

最近嫌な事ばっかりだ
戦闘で酷使されてるのはいつも変わらないけれど
軽減したか回復したかは知らないけど三体も殺し損ねたし
蘇生時に感じたあの香りもほんっっっっっと最悪
結局氷見野さんの面倒は僕が見ることになったし....
あぁ面倒だ、面倒くさすぎる

訓練をする前に情報収集チームに氷見野さんの情報を調べさせた
彼女の事ほとんど知らないし、覚醒した理由の一つでもわかるかもしれないから～とか適当な理由つけて受け取ったんだけどかなり面白かった
母親が死んだとか友人が死んだとかはどうでもいいんだけど、問題は友人を殺害した男「伊庭宗一」こいつが出てくるのは予想外だった、最悪干渉してくることを考えておこう

まぁそれはそれとして訓練を開始した
カイザーが提示したミカンを使った訓練で彼女にRCを学んでもらう...意味不だね
最初はダメだったけど教えたらましにはなった
やりすぎてもよくないし、正直空飛びながら見てるだけなのも飽きたから今日の訓練は終わりにした。自分の訓練時間も取りたいし
訓練後に少し話をしておいた、彼女の目標に近づくために必要な思考、それを伝えた
それを聞いて彼女がどうするかは自由だけど、死んだら全て終わりなんだこの世界は...死ぬ前に少しくらい善行積んだっていいだろ

一人での訓練の成果は上々だった
別の戦場の敵のレネゲイドを喰らって新たな力を得た
自分のモノに出来たのはエンジェルハイロウの攻撃力とバロールの便利な技
そして自分だけの進化への道を見つけた　アイツが力を取り戻す罠だった
僕のもう一つの姿、《輪廻の獣》あの姿の力を強制的に引き出すことで更に強くなる、見た目は気に入らないし強制的に形態変化する影響で僕は暴走してしまう。改善点あり　使用禁止

Mayday from Phantomship後

あの日、『輪廻の獣』の力を開放した日から何かおかしい。
あの日と同じ、レネゲイドが変質して自分が自分でなくなってしまうような感覚。
アイツは僕を喰らうつもりだ。もう自分の力を行使することができないくらいに侵食されてる。
完全に飲み込まれれば僕はまた獣になってしまう、それまでにこの衝動を何とかしなくちゃ。
自分が塗り替えられる恐怖と行き場のない破壊衝動に苦しめられながら今日もまた、敵を捕食して支部に戻ってきた
...？こんな時間なのに訓練室に明かりが？
気になって少し覗いてみると震えながら技を使う氷見野さんが居た。なにやってんだアイツ...
攻撃の威力がバラバラで狙った位置に当てれてない、RCが上手くできていないのはオーヴァードなら一目でわかるだろう。
はぁ...訓練室使おうと思ってたのに残念
僕の力をむやみに見せるわけにはいかない、それに彼女だってプライベートでまで僕に小言を言われたくないだろう。
そう思い訓練室から離れようとする、だが気づけば僕は訓練室に入っていた。
何故だろうか、ここで発散しないといけないほど破壊衝動が高まっていたから？彼女のRCが見るに堪えなかったから？わからない。
違う、苦しんでいる彼女の姿を見て、放っておけなかったんだ
まぁいつ最後の会話になるのかわからないんだ、指導役として話しておくのは大事だろう
そうして彼女に話しかける、レネゲイドに関する話から彼女や僕の個人的な話もした、自分の話をするのはいつぶりだろうか、少しだけ心が軽くなった気がした。
彼女が話したのは僕の知らない世界のこと、家族に愛されて、友達がいて、居場所がある。そんな世界。
何一つ共感できない、僕の世界はそのどれもが壊れてしまったから。
ただ理解したふりをして中身が空のそれらしい言葉を並べる。
どの言葉が響いたのかも分からないけれど彼女は満足したようだ、かなり時間が経っていたので彼女を家に帰した。
『やっと一人になれた...』
彼女と話している間ずっと破壊衝動を抑えていたから酷い気分だ、吐き気がする。
『さっさと終わらせないと...』
苦しみから逃れるために訓練用の人形に向かって力を行使する。
アァ...イイキブンダ...

Burn Heart calmly後

クソッ...自分のこと以外にも考えることが多いってのに、FHの動きが早くて思考を整理する時間がない。
僕はまだ大丈夫、まだ...戦える。
皮肉な物だな、苛烈な戦いに身を置いても、自分の力を失っても、こうして動けているのは僕があの場所で生まれ育ったからだ。
異質な存在として研究され、無知のまま地獄のような環境に落とされた、そして周りの人間事その環境を破壊した。
類稀な戦闘能力と他者に依存しない精神力は、間違いなくあの環境で過ごしたからこそ手に入れられたモノだろう。

今の状況はあの場所とよく似ている。
無知な化け物を地獄のような環境で戦わせて成長させている、ただFHには明確な目的がある。
UGNは未知の存在の研究目的で僕を戦わせてたがFHは氷見野さんが何なのか理解したうえで戦わせるために動いている。
目的としてありえそうなのは
・氷見野さんの中にいる「ナニカ」を目覚めさせようとしている
・最大限成長させたうえで力を奪おうとしている
・別の存在と融合させようとしている
こんな感じか...情報が少ないからどうしても後手になっちゃうな。
FHはこの一連の事件にかなりの人員を割いている、多分次大きく動く時が奴らの計画の最終段階だ。
こんなもんかな...結局僕達がやるべきことは敵対する奴らの破壊だな。
情報整理終わり、仕事に戻ろう。

Toybox Rondo後

ようやく終わったな
一連の事件はマスター・アポカリプスの討伐によって幕を閉じた
今回の功労者である数名にはカイザーから休暇を与えられた、久々に暇な時間を謳歌できる...わけもなく当然のように僕はN市から逃亡した残党の処理を上層部に押し付けられている
結局の所いつもと一緒、だけど少し変わった日常を僕達は手に入れた
氷見野さんがあの衝動と歩んでいくには特殊な鍛錬が必要だ、だから同系統の僕が教える事になった　めんどくさい
カイザーは被害を受けた場所の修繕、記憶処理の指揮を執っている、大変だね
香澄さんは帰るんじゃない？あれ以降話す機会もなかったしわかんないや
セラフィムは僕と同じように殲滅を任されたらしい、あいつに全部押し付けてぇ～
ちっちゃい方のアカリはあれ以降何かと僕についてくるようになった、なんでだよヒカミさんにでも面倒見てもらえよ
とまぁそんな感じで皆今を生きている、時間はかかるだろうけどこの市は平和になっていくだろう
沢山暴れられて楽しかったな～さて、次は何で遊ぼうか

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