彼女の使用する銃は【｜revencrnt《リベンセント》】
全長1.5m マガジンから内臓シリンダーに弾丸を挿入する特殊機構を使用
排莢時、銃上部からシリンダーごと捨てられる。

使用弾丸7.55×45mm専用弾
アタックプログラム内に「電磁出力チャージ」を組み込み
火薬無しで可動する

専用弾は「｜ストライクモービル《最友》」の中で製造、貯蔵される。
その後、右腕部にあるマガジンストックにセットされ、リロードモーションに入れられる。

彼女の半不自由になっている足を支えるために依頼したモービル
基本彼女の車いすとなって移動している。
戦闘時、人型になり約4.22mになる。

「･･････置いていきましょ」
「あぁ･･･」
「ねぇ？またあなたとしたいわっ」
「ったくｗ また挿入てやるよ！」

楽しそうな会話が聞こえてたんだ
楽しそうにしていた
今でも、生まれたての【覚えられるはずのない記憶が】頭をよぎる。
膜が邪魔だ　お腹から伸びているのも

「起きろ無能ども！」
「「「はい！」」」
「未覚醒者は基礎訓練を怠るな！」

一発ずつ拳を腹に入れられる
とてもとても痛くて
楽しくなくて 辛くて
今でも、育っていった【恐怖の教育場所の記憶が】頭をよぎる。
砕けた骨が痛い 無数に出来上がった痣も

「それで？トイボックスを提供してほしいと？」
「信用もないやつにはなぁ･･････」
「まあいい、上には言っておこう。その代わり･･･」

頭を踏まれる その男を楽しませる
痛くても苦しくても
嬌声をあげて 一生懸命
今でも、何かを捨てた【玩具を得るために捨てた記憶が】頭をよぎる。

「いっつ･･･！」
「ちょこまかと･･････！当てればっ！」
「避けっ･･･」

放った弾は 無慈悲にも
敵を落としても 弾が出なくても
そこにはくっきり 弾痕が
今でも、隣にいる機械の【最友に消えない傷をつけた記憶が】頭をよぎる。

「･･･馴れ合う気はない」
「ま、結局いつもの通りだな」
「ほら、任務だ。出るぞ」

関わりや 交流とか
誰しも出来ることが 必然とされるものが
彼女には元々 壱すらもなく
今でも、新たな環境で【一歩すら踏み出せなかった記憶が】頭をよぎる。

彼女の持つ銃は大きい
基本的には機械に乗り込み、使用する
神殺すと称される弾丸も、銃も
彼女にとっては「撃つ」だけのもの

さぁ準備は整った

今見ているそこの人よ
君に彼女の照準の先が見えるか？
錆びつき
歪み
穴の開き
凹み
欠け
曇った
その銃口の
照準の先を

あなたは見れるのか？