◎レネゲイド世界の姿

「怪我はありませんか？良かった。…では私はこれで」
純白の甲冑、閃光の槍、翡翠に輝く白銀の髪が特徴的な美しい長身の女性。頭部のバイザーを仮面代わりにレネゲイド世界で活動しており、ジャームに襲われる人がいればどこからともなく現れて、助け去っていく姿から“ヴァルキュリエ”の名前で認知されている有名人。
口数は少なくミステリアス。助けた相手や共闘した相手と必要以上に言葉を交わすことはない。
肩に『キョウカ』という覆面を被ったフェレットを連れており、時折会話している様子が確認できる。
二人合わせて実は人間ではないのでは？などとも噂されている。

オーヴァードとしては非常に強力、かつバランスのいいオールラウンダー。
並のジャームなら鎧袖一触、手に持つ槍は容易に敵を砕き、並大抵の攻撃では膝をつくこともない。
また一度倒れたとして百合の花弁を散らし、立ち上がる、不死身の戦乙女。
UGNにもFHにも属しておらず、中立を保っており、スカウトのため正体を探っているものも多いようだ。

●現実の姿

正体は11歳の少女で名前は四宮・陽葵。年の離れた姉とY市で暮らすどこにでもいる普通の少女…だったが、
半年前に姉と、親友のキョウカという少女と共にバス事故に遭い、姉は死亡。本人もキョウカを庇う形で重傷を負う。
気付くと意識だけの存在（本人は「幽霊」と表現）になっており、レネゲイド世界を行き来できるオーヴァードになっていた。
現実の肉体は、生命活動が酷く鈍化した昏睡状態になっており、キョウカの実家の大病院の病室で眠り続けている。

「幽霊」になった自分がいつの間にか持っていた百合の花―祈りの造花を胸に抱くことでヴァルキュリエに「変身」する

強力なオーヴァードではあるものの、現実世界でもレネゲイド世界でも正体を明かせないデッドロックに嵌っており、
力を使って人助けをする中で、元の体に戻る方法を探している。
また、レネゲイド世界を飛び回る中で、姉の死、そして事故の原因が「レネゲイド世界での死」ではないか？と探っており
その捜査線上に上がった“ディアボロス”というオーヴァードを追っている。
最近有名になってきたこともあり、身柄を保証してくれる信頼できる協力者を求めているが、これといった存在には逢えていない。
（PCの誰かにくっつく予定）

・性格

前向きなのが取り柄、と自称する、ひたむき、健気で誰からも好かれる明るく素直な性格。
お世話好き＆ややおせっかいで困っている人がいるとなんとしなきゃとテンパりがち。
レネゲイド世界の冷たい振る舞いは、子供だとバレない、ボロが出ないように精一杯頑張った結果である。
趣味は読書と勉強の合間にこっそりやるレトロめなゲーム。最近はスイカを作る例のアレにハマってる、らしい。

・キョウカについて

陽葵の親友。艶やかな灰色の髪と紺碧の眼が特徴的な少女。
フランス人の母、日本人の父とのハーフで、日本名は「都築京香」
ＩＱが非常に高いいわゆる天才児で、やはり事故の時の衝撃でやや不完全ながらオーヴァードに覚醒。
言葉を話せないフェレットの肉体ながら陽葵のブレイン、唯一の相棒として支えている。

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