強力な光子操作能力を持ち、殲滅戦特化の戦闘員となることを期待して育てられたチルドレン。
　しかし12歳の頃に初投入されたEXジャーム群の掃討任務に於いて、彼女が撃ち漏らしたEXジャームが原因でチームの陣形が崩壊、犠牲を出した上で撤退を余儀なくされたことがあった。叱咤こそあれ批難はなかったが、彼女自身の感性が周囲の人々の失望を過敏に感じ取り、マイナスの感情を含む視線や処分の手から逃がれたいが為に、それまでに無かった光学迷彩能力を発現させる。その後もプレッシャーを克服出来ず人の視線を感じると力をうまく扱えなくなってしまった。
　逆に誰にも見られていなければその力を十全以上に発揮できると或る研究員が気づいてからは、潜入工作員、或いは暗殺者としての調整を受けるようになったが、様々な巡り合わせによりその能力が日の目を見ることは今に至るまで無く、自信も尊厳も回復していない。やがてそれは「落ちこぼれ」のレッテルを無抵抗に受け入れるほどにすり減り、優しく名前を呼んでくれる梅田への執着心にも似た恋心を芽生えさせるに至る。

　生まれとしては一人っ子だが、訓練中は「灯雪(トモユキ)」と「玻月(ハヅキ)」という歳上のチルドレンを兄姉代わりとして慕っていたし、彼らも秘花の面倒をよく見ていた。が、2人共望ましい成果を得られず脱落。凍結処分となったジャームの見張り――通常「獄獣番」に回され、今も再会出来ずにいる。
　秘花は何処かで成果を上げれば彼らを助けられると思っていたが、その心は折れつつある。

　花言葉は「変化」「追憶」「信じる恋」それから「甘い夢」
　古くはエゾギクが「好き、嫌い、好き、嫌い」と花弁をちぎる恋占いに使われたらしい……

　“自分の為に”力を振るうことを覚え、自分の前で戦う2人の少女に憧れを抱いて、髪を伸ばした。
　2人と肩を並べる為に勉強の傍ら訓練に励む中、施設で行われていた能力開発実験に自ら被験体として名乗りを上げた。実験は研究班の想定を遥かに超える結果を出し、サイドリール因子を開花させるに至る。
　彼女が操る光と砂の花はガラスのように透き通り、月下の雪を思わせる淡く白い燐光を伴うようになった。その様を見てかつて慕っていた兄と姉を思い出し、彼らとの再会を密かに望んでいるとかいないとか。

PL必須：基本1,2,上級,EA
方法：フルスクラッチ可
使用可能：トレイルデータ(※)・NC掲載運転スポットルール以外の基本ステージで使えるやつぜんぶ
消費経験点：130+30+4(EE分)点
※トレイルデータ：RU後半部分＆LM掲載のDロイス「無疵なる石(p.111)」「黄泉還り(p.111)」「選ばれし者(p.112)」「正義を為す者(p.112)」,（「無疵なる石」「黄泉還り」は不可、「選ばれし者」「正義を為す者」はDロイス使用希望PLがジェネシス読了済みの場合応相談）

取得：サイドリール（15点）
　射撃命中判定固定値+3、ダメージ+1D
取得：コンバットフォーカス（5点）
　攻撃命中判定固定値+2
取得：《万能器具》Lv1（2点）
成長：〈射撃〉Lv4→6（4点）
成長：〈情報：噂話〉Lv1→2（1点）
変更：コンボ名「微風に散る徒花」→「旋風・雪月花」
変更：年齢15→17歳　身長143→148（伸びた！！）