「こ、コレはワタシの“知識”だぞ？　
誰にも渡してなるものかァーーーッ！！」

「本の虫」という言葉を見て、あなたは何を思うだろうか。
ある時は尊敬の念を、またある時は蔑視を込めて発せられ、そう呼ばれた者も満足、愉悦、恥辱、憤り、といった千差万別の感情を抱き、やがて人々は本そのものへの愛、苦手意識、果ては紙魚や芋虫へのさまざまなetc...

―――そんなありとあらゆる想い、思念、雑念、憎悪が臨界点に達したある日……


生まれた。

“知識”を集めることに憑りつかれた、哀れな知性体が。


「本の虫」という概念を元にしたレネゲイドビーイングである彼は、何をどう罷り間違ったのか、世の全ての本に記された知識を集めることを目的とした存在として生まれ落ちた。
普段こそ温和なディレッタントのオジサンとして振舞っているが、自らのコレクション（本人は“知識”と呼ぶ）に関わることとなると人が変わったように偏執的となる。
なんなら相手のことを殺さんとする勢いである。

そうして長年かけて集めてきた彼の“知識”はとてつもない量になっており、保管専用の別荘をいくつも持っている。

これだけの資金力、影響力をどこから手に入れているのかは不明。


イリーガルとしてUGNに協力しているが、あくまで最初にに存在を認識・接触したUGNの運が良かっただけであり、彼自身は世界の行く末を案じたりは別にしていない。

能力

知識に執着するRBであるだけに、ノイマンの力を扱う。
またウロボロスシンドロームも発現しているが、紙魚のイメージが強く影響しているのか、主にハヌマーンの能力を使用する。