“夢塵の刹那”皇 夕都
プレイヤー:しましょー
- 年齢
- 18
- 性別
- 男
- 星座
- 双子座
- 身長
- 186
- 体重
- 71
- 血液型
- B型
- ワークス
- UGNチルドレンB
- カヴァー
- 高校生
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- モルフェウス
- ノイマン
- HP最大値
- 25
- 常備化ポイント
- 4
- 財産ポイント
- 0
- 行動値
- 9
- 戦闘移動
- 14
- 全力移動
- 28
経験点
- 消費
- +34
- 未使用
- 0
ライフパス
出自 | 祖父が骨董品の収集をしておりその中にあった遺産に触れて覚醒した。 | |
---|---|---|
安定した家庭 | ||
経験 | 暁都とは3年前に別れて以来音信が途絶えていた。 | |
相棒との別れ | ||
邂逅 | 剣を振るう暁都と弓を操る夕都で良いコンビネーションを取って任務に当たっていた。 | |
桜井暁都 | ||
覚醒 | 侵蝕値 | |
感染 | 14 | |
衝動 | 侵蝕値 | |
解放 | 18 | |
侵蝕率基本値 | 32 |
能力値
肉体 | 1 | 感覚 | 3 | 精神 | 3 | 社会 | 2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シンドローム | 1+0 | シンドローム | 2+0 | シンドローム | 0+3 | シンドローム | 1+1 |
ワークス | ワークス | 1 | ワークス | ワークス | |||
成長 | 成長 | 成長 | 成長 | ||||
その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
白兵 | 射撃 | 2 | RC | 1 | 交渉 | ||
回避 | 1 | 知覚 | 意志 | 調達 | |||
情報:UGN | 1 | ||||||
情報:噂話 |
ロイス
関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Dロイス | 遺産継承者 | ― | |||||
― | |||||||
― | |||||||
― | |||||||
― | |||||||
― | |||||||
― |
エフェクト
種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
ブルータルウェポン | 3 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 4 | ― | |
このエフェクトを組み合わせた攻撃の攻撃力に+[Lv×3]する。暴走を受けていない場合、ダイスー2個。 | |||||||||
コンセントレイト: | 3 | ||||||||
スプリットアタック | 2 | ||||||||
零距離射撃 | 1 | ||||||||
砂の加護 | 2 | ||||||||
真相告白 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 至近 | 1 | ― | |
質問に答えさせるエフェクト。1シナリオに1回まで使用可能。 | |||||||||
贋作師 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
見たことがある物品の複製品を作れる。 |
コンボ
武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
紅龍の弓(必中の弓) | 射撃 | 〈射撃〉 | 0 | 11 | ー | 視界 | この武器を使用した射撃攻撃の達成値に+10する。また、この武器による攻撃ではエフェクトによるダイスを減らすペナルティを受けない。攻撃が命中しなかった場合、暴走する。 遺産に指定された強力な弓矢。放たれた矢が紅い雷光を纏うのが特徴。 |
一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
サイドリール | 15 | 射撃武器を使用した攻撃の達成値に+3、ダメージロールに1D追加。 | |||
ウェポンケース | 1 | 選択した武器をオートアクションで装備。 選択:必中の弓、ストライクチップ | |||
コネ:要人への貸し | 1 | コネ | 〈情報:〉のダイス+3個。1シナリオに1回まで使用可能。 | ||
コネ:噂好きの友人 | 1 | コネ | 〈情報:噂話〉のダイス+2個。 | ||
コネ:UGN幹部 | 1 | コネ | 〈情報:UGN〉のダイス+2個。 | ||
ダイドウェポン | 40 | エンブレム/一般 | あなたの使用する武具が作戦行動中に重度のレネゲイド汚染を受けた事を表すエンブレム。そのアイテムはUGNの厳重な監視のもと、運用が許されている。 取得時に所持している武器一つを選択する。その武器による攻撃の判定の直前に使用する。その判定のクリティカル値にー2する(下限値5)。ただし、判定後に侵蝕率+1D。 選択:紅龍の弓 暁都との戦いの後、レネゲイド汚染が進んだ“紅龍の弓”。真紅だった色が血のような赤黒い色に変色している。 |
経験点計算
能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用/合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 109 | 55 | 0 | 164 | 0/164 |
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
N市のUGN支部に所属するチルドレン。飄々としてはいるが面倒見は良い。年の割には達観した性格。
自分の住んでいるN市の事はなんだかんだ気に入っており、街を守るためにUGNに所属している。
非番の時は友人達とゲーセンに行ってたり食い歩きとかしている。
好きな食べ物はコロッケ。肉屋の揚げたてのやつが特にお気に入り。
幼い頃に家の古い倉庫から見つかった遺産“紅龍の弓”に適合する形でオーヴァードに覚醒。そのままN市支部の所属となった。
同支部の桜井暁都とは長い付き合いでありコンビを組んで任務に当たっていたが3年前に彼が離反したのを非常に残念に思っていた。
桜井若歌の事も暁都が熱烈に自慢してきていたのである程度は知っている。
現在は相棒の暁都がいないため単独で任務をこなすことが多い。時々他の支部に増援として送られることもある。
また1年前に加入した稲白永遠の経過観察や監視の役も最近追加された。昼休みに屋上前の階段踊り場でよく食事をしているので不憫に思って時々一緒にお昼ご飯を食べてる。
戦闘スタイルは“紅龍の弓”と飛び道具のストライクチップを組み合わせた射撃攻撃。空中に放り投げたチップに矢を反射させ、一射で複数の敵を射抜いたり不規則な軌道にできたりする。
またレネゲイドを活性化させることにより一時的にストライクチップに紅龍の弓の性能をコピーし無数の矢の雨を降らせることもできる。
他PC・NPCに対して
稲白永遠(PC1/かなめさん)
UGNチルドレンと学校の先輩として色々面倒を見ている。昼食時は特に用事がなければ屋上前の踊り場で一緒に食事をとるくらいの仲ではあるっぽい。校内でもちょっと噂にはなったが永遠ちゃんの一件とか夕都が「いやー可愛い後輩ちゃんがいるって聞いてちょっーと声かけちゃおうと思ってな!」とかてきとーに言いふらしてうやむやにした。
夕都的には過去の暁都の件もありけっこう心配に思っている為任務としての経過観察以上に親切に接している。暁都に妹との接し方とかもう少し聞いておけばよかったとかも思っている。
「また嫌がらせとか受けていないか?……今は大丈夫、か。ならいいんだけどな。いくら身体が丈夫だって言っても心が壊れたら意味ないからな、特に俺たちオーヴァードは。何かあったら言ってくれよ、力にはなってやるから。」
輝尚人(PC4/ミナフジさん)
面識は多分なさそう。一応支部長らしいし一応年長者だし多少は敬意は払うんじゃないかとは思う。ロマンに関しては微妙な反応な気がする。多分祖父に近い形質の人なのかなーとか考えてそう。
「まさか支部長直々に応援にきていただくとは……支部が爆発したからこっちに来たぁ?!中々すげー支部なんだな虹房支部……。」
桜井暁都
数年前の相棒。二人でこの街を守ろうという思いのもと多くの任務を二人で遂げてきた。
が、若歌の死亡により暁都が立ち直れなくなり、彼がUGNを去ったことによりコンビも自然解消され以降連絡も途絶えていた。
暁都が去った事に関しては寂しさや心細さを感じたりもしたが暁都の悲しみは自身の比ではないことも理解していた為無理に引き留める気にもなれなかった。
暁都が戻ってきた事に関しては嬉しさもあるが正直疑っている部分も多い。何故今になって戻ってきたのか。本当に彼の心の傷は塞がったのか。共に戦う事はできるのか。
「もしバカな事しでかそうって言うなら俺の手で止めてやるべきなんだろうな……。頼むから早まった真似はしないでくれよ…。」
桜井若歌
暁都が暇さえあれば事あるごとに自慢してきた妹。面識ももしかしたらあったかもしれない。暁都の戦う最大の理由だったというのも理解していたし守るべき人を喪った暁都を見て彼女の代わりになれる存在などいないとの確信もあった。
永遠ちゃんと友人関係だったということには多分気づいていない。
「若歌ちゃんか。確か生きていたら永遠ちゃんと同じくらいだったよな…。もしかしたら永遠ちゃんと友人関係にもなれたかもしれないけど言ったって意味ない話だな……。」
※PLのろくでもない勝手な考察:夕都に取ってみれば暁都を失うことになった元凶でもありそんな存在が永遠ちゃんの友人であってしかも夕都が接していた時より永遠ちゃんの表情が豊かになってたりしたらまぁまぁ夕都にダメージがいくかもしれん。こいつの理性は安定してるとPLは勝手に思っているけど場合によっては狂う。
SS:相棒とは、あるいは兄妹とは
休日。何もない平和な一日を謳歌する予定だった夕都の目論見は手元の端末に入った緊急連絡で打ち砕かれた。
『近隣都市で多数のジャーム出現を確認。至急援護に迎え。』
「あー……。こりゃまた骨の折れそうな仕事なこって……。」
文句を言いたくなりつつも急ぎ目標の場所へ駆け出した。
現場に到着したがそこは大混乱のさなかだった。幸い先行したエージェント達が市民の避難を完了させたようだが純粋にジャームの数が多い。それでも被害を抑えているが放っておけば押し切られそうだ。
「兄さん!!連中の動き止めるから前衛張って!!彼女以外の女は傷ついたってどうでもいいの!?」
「わかったから妙な誤解を生みそうな言い方するのやめろ奏奈!!」
「斬っても斬ってもきりがないよ、茅蔵くん。何かいい作戦とか思いついたりしない?」
「あるにはあるが人手が足りないな…。あと一人、できれば遠距離攻撃が可能な奴がほしい。」
「そういうことなら力になってやるぜ?」
紅い雷を纏った矢がジャームを貫く。四人の視線がこちらに向いた。
「皇夕都だ。援軍に来てやったぜ。」
「ようし、これで必要な戦力は揃った…!!」赤い髪のエージェントが悪魔のような笑みを浮かべる。
「皇とか言ったな、お前は右の敵を攻撃して中央に集めろ、俺は左をやる。春楡、お前は弾の調達だ。どデカいの用意しろ。それとそこの銀髪兄妹、特に妹の方。見たところ血でワイヤーの生成が出来るようだな?それでピアノ線を張れ。兄の方はワイヤーを弾く役目だ。あいつらに一発ぶちかましてやるぞ…!!」
「中々すげーこと考えるじゃねーか。よっしゃ、右は任せときな!」
「わかったよ、それにしてもこういう時の茅蔵くんはすごい楽しそうだね…。」
「私はその辺の木とかにワイヤー結ぶだけね、兄さんも一緒に射出しとく?」
「なんでオレまで吹っ飛ばす気なんだよ!吊るされるのはゴメンだぞ……。」
ジャームの大群の右側に紅い雷光が駆け巡り左側には光の剣が降り注ぐ。身じろぎながらジャームが中央に固まったその時。
「今だ、やれ!」
「オオオオォォォ!!!」
怪物のような声と共にチェーンソーが地面に振り下ろされ道路が巨大なコンクリート塊として切り出される。
「兄さん、やらかさないでよね!」
コンクリート塊が鮮血で編み上げられた糸に絡めとられ発射位置に収まる。
「任せろ、デカい射撃をぶっ放すのは隣で良く見てんだよ!!」
引き絞られた糸が勢いよく放たれ、コンクリート塊は巨大な弾丸と化しジャームの大群をまとめて押しつぶした。
戦闘が終わり事後処理を処理班に引き継ぎ、各々の支部に報告に戻る為解散しようとしていた四人に夕都が声をかける。
「お疲れさん、大成功だったな。」
「ああ。皇、お前も良く合わせてくれた。感謝する。」
「今回の茅蔵くんの作戦もすごかったね、いつも頼りになるよ。皇くんも協力ありがとう。」
「いやー、いいタイミングで来てくれて助かっちゃった!どっかの色ボケ兄さんも見習ったら?」
「ちゃんと守ってやってんだろ……。まぁなんにせよ助かった、ありがとうな。」
各々感謝の言葉を述べそれぞれの支部に戻っていく。そんな彼らを見送りながら夕都は呟く。
「相棒、それに兄妹か。共に戦ってくれる人や守るべき人がいるってのはいいもんだな。」
「俺はあいつの為に何かしてやれたのか……?」
返事は当然ない。あるはずもない答えを求めて夕焼けの空を見上げる。
晩冬の夕暮れは未だ寒い。
SS:その出会いは雷鳴の如く
暁都が去ってから2年ほど経過し、やりきれない思いを抱えながらもUGNの任務に当たっていた夕都。そんなある日、支部長に呼び出された夕都に一つの任務が下された。
「保護されたFHチルドレンの経過観察?なんでまたそんな話になったんだ?」
どうやら話を聞くに本来は別支部に所属させる予定だが内通者の可能性、また本人の精神状態等を鑑みてしばらくの間この支部で訓練や治療を受けさせ状況を見て移籍させるらしい。またUGNとしての活動以外にも高校にも通わせ社会活動を円滑に行えるようにするらしくなんと自分の通っている高校に編入されるらしい。
「それでここ最近見たことないチルドレンやエージェントがちらほら出入りしてたって訳か。とりあえず俺は戦闘面での訓練と学校でそれとなく監視するって事でいいのか?」
そうだと言いながら支部長が資料をまとめた書類を渡してきた。対象の名前は稲白永遠。学校では青山雛の偽名で通うことになるらしい。
支部長室を後にし適当な席に座って資料に目を通す。事の詳細がそこには書かれてあった。
「あー…、こりゃ思ってた以上に骨が折れそうだな…。にしてもGLだったか?色々噂になっている支部だったよな。女子高やらチルドレンが実質的な指揮官で本当にいいのかとか結構言われてたような気がするがこうして意見の申請ができるってことはやっぱり実績上げてるんだろうな、こっちでももうちょい情報入れとくか…。何はともあれまずはこっちが先だな。」そう言って席から立った夕都はその足で稲白永遠が入院している病室に向かった。
病室をノックすると小さな返事が帰ってきたのでそのまま扉を開けるとそこには資料の写真に写っていた少女が上半身だけを起こしてベッドに横になっていた。
「失礼するぜ。俺はN市支部所属のUGNチルドレン、皇夕都だ。稲白永遠ちゃん、あんたの経過観察や訓練パートナーを担当することになった。まぁー警戒したくなる気持ちも分かるけどよ、ちゃんと頼りにしてくれていいぜ。しばらくよろしくな。一応資料とかもまとめておいてやったから目を通しといてくれよ。」
少女の困惑したような返事に少し不安にはなるが資料を置いて病室を後にする。
「あの眼は、あの全てを諦めちまったような眼は……。俺の見たことのあるやつだな……。」
資料の写真だけでは確信はなかったが対面した今確信した。あの子は深い絶望の淵にいる。あの時の、あいつのように。
「あいつには出来なかったことをあの子にしてやれって事なのかよ……。俺にそんなこと出来るのか……?」
壊れた心を立ち直らせるのがいかに難しいか。
再び希望を抱かせるのにどれだけの労力がいるのか。
あの子の痛みに向き合う覚悟はあるのか。
「………喪った希望の代わりにはなれないけど、俺にしか出来ないこともきっとあるだろ。せめて前を向けるようにはしてあげないとな。」
無力だった己へのけじめ、引き留められなかったあいつへの贖罪、絶望に押しつぶされそうなあの子への庇護、様々な想いを胸に夕都は今日も彼女に向き合う。
履歴
サクラデイドリーム(2023/09/24)
ある日、3年前に別れた相棒の桜井暁都が現れる。この街の破壊を宣言した暁都を止める為に支部に所属する後輩の稲白永遠、市内の事件の調査に来た輝尚人と共に事件の解決に当たる。途中で暁都の呼び出しを受け、彼との交渉に当たるも交渉は決裂。彼との争いを決意した。
暁都、及びシャドウカインドとの決戦では永遠の渾身の一撃を受けボロボロになった暁都の顔面にグーパンを叩き込み性根を叩き直した。
解決後、暁都に対しての処遇に厳罰を科すよう要求。かつての己の甘さへのけじめとした。
SS:夢の終わり
数ヶ月後、桜井暁都の処遇が決定した。UGNを離反したこと、FHと関わりαトランスの散布を行ったことなどから処罰は重くするべきだという意見と若いUGNチルドレンにそこまでの責任を負わせるのかという意見がぶつかり会議は難航したが最終的に日本支部支部長である霧谷雄吾の提言した重い処罰を下す形となった。
今後、暁都はオーヴァードを拘留する施設に収監される事になり長い時間をかけて罪を償うことになる。だがその施設に収監される前の日、暁都に面会を申し込む人物がいた。N市所属のチルドレン、かつて暁都の相棒だったもの、皇夕都である。
「よう、暁都。少しはマシな面にはなったか?」
「夕都…。どうしたんだ……。」
「なに、永遠ちゃんじゃないけどよ、しっかり別れは告げておこうと思ってな。今後は面会するのも一苦労する場所に送られるだろう?それに今回のお前への処罰は俺の意向も入っている、せいぜいしっかり罪を償うこったな。」
「そうか……。」
「俺としても断腸の思いではあったよ、相棒に背負わせるには重すぎるかもしれない。けどそれもこれもお前と俺の弱さが招いた結果だ、けじめはつけなきゃいけないんだ。」
「お前は強かっただろう、夕都。」
「いや、俺は三年前にお前を引き留めてやれなかった、それにお前の心の傷に向き合うこともできなかった。俺も、弱かったんだよ。」
「………。」
「結局俺が相棒であったお前にしてやれたことは咎を背負わせることしかできなかったんだ。恨みたかったら好きに恨んでくれ。それがお前の生きる理由になるならな。」
「夕都……。」
「そろそろ時間だ、もしお前が出所した時に俺たちが二人とも生きてたら話し相手か喧嘩相手にはなってやるって約束してやる。元相棒のよしみってやつだ。」
そういって席を立った夕都に暁都は顔を上げて告げる。
「じゃあな。」
いつか見たような、けれども重い意味を持った相棒との別れの言葉。
「ああ、じゃあな。」
いつかの時のように、いつかまた出会えるようにその言葉を返して夕都は面会室を後にした。
どこか寂しげな夕暮れに一本の影が伸びていった。
セッション履歴
No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
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