容姿・経歴・その他メモ

■パーソナルデータ
小豆畑 海琉(あずはた かいる)
17歳 高校生

小豆から。
小豆の花言葉は『爽やか』

【普遍的不撓 (ふへんてきふとう)】
海琉の中では世界がひっくり返るくらいの事だけれど、実はそれ"普遍的"な世の中になっちまってるんだよ〜という自己アンチテーゼ
【The Universal】
blurの曲名から。

コンボ名【To the End】
blurの曲名から。
　はじめて命を終わらせましたしね…

■シナリオロイスの性別
綾瀬/女
矢神/男

■オリジナルロイス
原田 光(はらだ ひかる)
社会の先生。男らしく快活な性格。39歳。
「今日から江戸時代に入るぞー！！楽しいぞー！江戸はー！！」
みたいな先生。
海琉の事も他の生徒と同じように明るく接してくれる。

任三郎(にんざぶろう)
ゴールデンレトリバー(♂)3歳
かわいい。

■カラーコード
月白 げっぱく
#eaf4fc
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「僕には出来ないです……それに、僕じゃなくてもいいでしょ、それ」


――――購買部に押しかける長い行列を見て辟易とする。
腹の虫がぐぅと鳴ったが、今日はなんだかやけに疲れてしまった。
人が少ない図書室に逃げ込んで読みかけだった村上春樹の小説を読む。
『海辺のカフカ』。
ああ、こんな山の中で暮らしてみたいなぁと妄想をする。

窓辺の椅子には同じクラスの矢神が座っていた。また何やら難しそうな本を読んでいる。
自分があいつに思う得体のしれない"気持ち悪さ""恐ろしさ"のようなものを、他のクラスメイトも自分に抱いているのだろうか。

ああ、普通に生きるというのはなんて難しいんだろう。

「あー！こんなところにいた！ね、ごはん食べた？」

綾瀬だ。
なんで彼女のような"選ばれた側"の人間が、自分なんかに声をかけるのだろう。
悔しい。
そんな人をどうして好きになってしまったんだ。見えているのはバッドエンドしか無いだろうに。
すっぽんが月に行こうなんて考えてしまったのだ。しかもボロボロの宇宙船で。

「食べたよ」

と答えた瞬間、タイミング悪くお腹が鳴る。

「うそつき」

窓際のカーテンが揺れ、持っていた本のページをパラパラと煽る。
古書特有の香ばしい香りが鼻腔をかすめ、やがて過ぎ去っていく。

そんな、必ず終りが来るだろう淡くて青臭い春を生きていた。


――――――――あんなことが起こるまでは。

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みたいな子です。
イメージは「ちゃんとバトル漫画の主人公をしてる世界線の碇シンジ」です。

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