自分の自我が芽生える前から両親の顔も名前も知らず、FHに拾われて育った。そしてFHチルドレンとして実戦経験を積んできた。
さらに強力なオーヴァードを生み出そうとしたそのセルは、FHチルドレンを集めて実験体として扱い、様々な戦闘訓練と実験を受ける日々が始まった。どんなに辛くても逃げることが許されないその環境は、彼にとって地獄だった。その中で唯一の希望はFHチルドレンとして、外で過ごした時に出会った温かい歌声と同じ境遇の中支え合っていたこの施設の仲間達だった。実験の工程は後もう少しで最終段階に入る。そしたらまた、外の世界に出ることができる。辛いこの日々も終わると信じていた。

そして、実験の最終試験、それはFHチルドレン達の殺し合いだった。一緒に過ごしてきた仲間を殺すこと、それは彼にとっては一番辛く、受け入れがたいことだった。そして、大切な仲間を殺すことへの拒絶心から彼は力を暴走させてしまう。
その結果、FHの実験施設は跡形もなく崩壊した。自分が起こした力の暴走により、仲間も研究員も瓦礫の下敷きになり生死不明となる。
その後、UGN支部長に拾われ、FHからUGNエージェントになった。

力の暴走により、FHの実験施設を壊滅状態にした後、彼はその場から逃げ出した。自分の過ちから逃げるためか、一心不乱に逃げ、走り続けた。
何日も何日も脚が動かなくなるまで逃げた彼は生き倒れていた。もう一歩も動けず、意識も朦朧とした中、目の前に一台の車が止まった。どこかタバコ臭いその男は自分に手を伸ばしたところで意識を失い、気づいた時には病院のベッドにいた。

助けてくれたのはUGN支部長の"庫石金 春暁（クーシーキン チュンシャオ）"だった。
彼に拾われ、オーヴァードであることもあり、自然と彼の支部で世話になることになった。
彼はズボラでいい加減で、部下に仕事を押し付けるなど横暴なところがあるが、彼なりの気遣いや優しい一面があることを知るようになる。得体のしれない自分を拾ってくれたことへの感謝があり、行ったことのない学校にまで通わせてもらっているので信頼をしている。

しかし、彼は仕事を置いて逃げ出す癖があり、ディメンションゲートが使える自分が支部長を捕まえる羽目になるっている。
誰のせいで侵蝕率上がると思ってんだ...仕事しろ

冬波クイガが所属している支部　七十二と書いて「ななそじ」　と呼ぶ
支部長は庫石金　春暁（クーシーキン　チュンシャオ）
至って普通の支部だが、自分と同じく傷もちが多いらしい...

まだ実験施設に入る前、幼い頃からFHチルドレンとして活動していた彼は幼少期から戦闘に慣れていたが、世間の常識に疎く自分は普通とは違うことを知らない少年であった。
ある時、自分に与えられた任務が早く終わった彼は、時間を持て余したため街中を探索することにした。普段、外を気にしたことがなかったがよく見るとその街中は活気にあふれていた。楽しく喋る親子、公園で遊ぶ子供達、出店でデザートを食べる学生...それは自分が過ごした世界とはまるで違う遠い世界に感じた。

街中を歩いて行く中、大きな建物にたどり着いた。どこか裕福な家なのだろう。そこから優しく、温かい歌声が聞こえてきた。特に気にすることはなかったはずなのにその歌を歌っているのは誰なのか気になった彼は、家人にバレないよう静かに中に侵入することにした。
ただの興味本位、ひと目見たら帰ろうと思いその歌声の元へ向かった。

中庭で歌っていたのだろう。その声の主はすぐに見つかった。それは自分と変わらない少女だった、髪は春を感じさせる陽光の色、顔は遠くてあまりよく見えないが、その歌声は彼女の優しさなのだろうか。とても心を締め付けられるような、それでいて相手を優しく包み込むような..そんな歌声で歌を歌っていた。
ずっと聞いていたい...
そう思った矢先、突然ワーディングを感じた。周りを確認しようとその場から離れようとしたら、歌を歌っていた少女から悲鳴が聞こえた。いつの間にか彼女の目の前にはジャームがいて今にも少女を殺そうとしていた。それに気づいた彼はいつの間にか体が動いていた。

戦闘はあっけなく終わった。彼は戦闘に夢中になっていて、後ろにいた少女をすっかり忘れていた。どこか怯えたような声を聞き、そこで存在を思い出した彼は初めて彼女の顔をみた。それは髪と同じ陽光の色をした瞳を持った少女だった。怯えと戸惑いが隠せない表情をしていて、そこで自分は初めて能力を一般人に知られてしまったことを思い出し、頭が真っ白になった彼は急いでその場を逃げてしまった。

それからまもなくして実験施設へ入れられたため彼女に会うことは一度もなかったが、その出会いが彼にとって忘れられない思い出となっていた。

({肉体}+{侵蝕率d})dx+0　【肉体】
({肉体}+{侵蝕率d})dx+0　【肉体】<白兵>
({肉体}+{侵蝕率d})dx+1　【肉体】<回避>
({肉体}+{侵蝕率d})dx+0　【肉体】<運転：>

({感覚}+{侵蝕率d})dx+0　【感覚】
({感覚}+{侵蝕率d})dx+0　【感覚】<射撃>
({感覚}+{侵蝕率d})dx+0　【感覚】<知覚>
({感覚}+{侵蝕率d})dx+0　【感覚】<芸術：>

({精神}+{侵蝕率d})dx+0　【精神】
({精神}+{侵蝕率d})dx+5　【精神】<RC>
({精神}+{侵蝕率d})dx+1　【精神】<意志>
({精神}+{侵蝕率d})dx+1　【精神】<知識：>

({社会}+{侵蝕率d})dx+0　【社会】
({社会}+{侵蝕率d})dx+0　【社会】<交渉>
({社会}+{侵蝕率d})dx+1　【社会】<調達>
({社会}+{侵蝕率d})dx+1　【社会】<情報：UGN>

({命中率の10の位}+1)d+0　【●●】<○○>

攻撃
マイナー：なし
メジャー：コンセLv2+黒の鉄槌Lv5+黒星の門Lv2+魔王の理Lv4+因果歪曲Lv2
({精神}+{侵蝕率d}+3)dx+5@8　【精神】<RC>
({命中率の10の位}+1)d+20　【攻撃】<RC>
:侵蝕+10

攻撃 100%↑
マイナー：なし
メジャー：コンセLv3+黒の鉄槌Lv6+黒星の門Lv3+魔王の理Lv5+因果歪曲Lv3
Dロイス：戦闘用人格　あらゆる判定d+5個　攻撃力+5　99%↑
({精神}+{侵蝕率d}+5+4)dx+5@7　【精神】<RC> 100%
({命中率の10の位}+1)d+24+5　【攻撃】<RC> 100%
:侵蝕+10

攻撃80%
マイナー：なし
メジャー：コンセLv2+黒の鉄槌Lv5+黒星の門Lv2+魔王の理Lv4+因果歪曲Lv2+覇皇幻魔眼Lv3
({精神}+{侵蝕率d}+3)dx+5@8　【精神】<RC> 80%
({命中率の10の位}+1)d+35　【攻撃】<RC> 80%
:侵蝕+15

攻撃 100%↑
マイナー：なし
メジャー：コンセLv3+黒の鉄槌Lv6+黒星の門Lv3+魔王の理Lv5+因果歪曲Lv3+覇皇幻魔眼Lv3
Dロイス：戦闘用人格　あらゆる判定d+5個　攻撃力+5　99%↑
({精神}+{侵蝕率d}+5+4)dx+5@7　【精神】<RC> 100%
({命中率の10の位}+1)d+44+5　【攻撃】<RC> 100%
:侵蝕+15

HO-1 上司
シナリオロイス：譜代稔
キミ達はUGNにとって重要な地、過酷な任務を任されるほどの実力者である。 キミの部下もまた優秀な人材ばかりだと自負している。 ある日そんなキミ達のもとに、本部エージェント「譜代稔」から招集が掛かる。 それは「3支部合同任務」という、異例の招集であった。信頼できる部下を一人連れ、キミ達は招集に応じる。

HO-2 部下
シナリオロイス:それぞれの支部長
キミ達は各々の支部長の腹心である。 自らの上司との関係は自由だが、上司には実力を認めて貰っていると思っている。 ある日、キミ達の支部長に異例の招集が掛かり、 キミたちもまた腹心としてその招集に支部長と共に同席するのだった。