皺一つないスーツ、刈り上げた金髪、サングラス。
何より左顔面に醜く走る傷跡が堅気の人間では無い事を証明している。
サングラスで隠された瞳は、高濃度のレネゲイドにより銀色に濁っている。
抑揚が無い淡々とした話し方をするが、中は野心家であり激情家。
取り繕って冷静に見せかけているが、すぐ化けの皮が剥がれる性格。
覚醒して以降、血と暴力、命のやりとりが尽きない今の生活を非常に苦痛に感じており、心の平穏を求めて生きている。

父親もヤクザであったが、彰久が10代の頃に敵対する組への鉄砲玉となり他界。
母も消え、一人で裏社会と繋がり生き続けていたが、弾みで月縄組の組員と喧嘩沙汰を起こしてしまう。
拘束された後、ケジメとして組員に頭部を撃ち抜かれるがその場で蘇生。
オーヴァードに覚醒した事で組員として引き抜かれる。
直接対象の脳に働きかけるソラリスの能力を用い、組では主に尋問、拷問、その後の後始末を任されている。
月縄組組長の意向により、オーヴァードであっても評価されず下っ端として扱われている現状に不満を抱いている。

獣化すると三叉の尾を持つ大きな狐に変化する。
牙や爪を振るうよりも、レネゲイドを込めた瞳で対象を睨み、幻覚を見せて自傷させる戦い方を好む。
幻覚で対象の五感を奪って正常な判断力を失わせる事により、敵の攻撃を逸らし、仲間の攻撃をサポートする。

幼少期から数少ない娯楽の1つとして好んでいたモナカアイスが近日中に販売停止となる噂を聞き、少し落ち込んでいる。

文字色 #FFFFAB

PC②
シナリオロイス：“ニーラカンタ”月縄 燈哉（推奨感情　P：有為/N：嫌悪）
カヴァー/ワークス：指定なし/ヤクザ、暗殺者
　君は鴻央会系暴力団月縄組に所属する組員である。
　月縄組は、一月半ほど前から新しいシノギとして“アムリタ”という名の麻薬に手を出した。強い依存性を持つそれは、瞬く間に街のアンダーグラウンドに広がり、組の収入に大きく貢献している。
　君は月縄組内部での自身の地位に不満を感じている。しかし、これ以上出世するのはこのままでは難しいだろう。ならば、月縄組を踏み台にもっと上に行くまでだ。現在の“アムリタ”流通を掌握し、その成果を手土産に鴻央会会長・高川正弦の懐に潜り込む。それが君の目的だ。
　“アムリタ”の製法は、若頭である“ニーラカンタ”月縄 燈哉が握っている。ひとりでは太刀打ちできない、手駒が必要だ。君が目をつけたのは、“アムリタ”流通の拠点であるバーに潜入したとして捕らえられたUGNの犬だった。