容姿・経歴・その他メモ

髪

黒

瞳

紅

肌

褐色

名前:喜浦 朱里(きうら あかり)
誕生日:7月11日
UGN所属の精神科医。能力がそこそこ高いため任務に駆り出されることもしばしば。顔以外全身に包帯を巻き付けている。生傷が絶えないため、と言うものの本当の理由はなかなか教えて貰えない。あと高身長だが普段はそれを隠すように猫背。
仲のいい友人はほとんど居ない。仲良くなろうという気配を感じるとその相手から距離を取ってしまう悪癖がある。

基本的に微笑みを絶やさずゆるゆるとした雰囲気で人に接するが、自分の名前を呼ばれると怒りを露わにするほど自分の名前が嫌い。
幼い頃に「女みたい」とからかわれた事が頻発したため最初から名前を呼ばせなければいいと言う結論に至った。

好きな食べ物:おでん
好きなこと:雑貨店や酒屋めぐり、人に話しかけること
嫌いな食べ物:ビーフシチューと紅茶、ボルシチ
嫌いなこと:人の血を見ること、名前を呼ばれること

「私たちの元に来てくれてありがとう、貴方はきっと天使様ね」
(きっとそんなものでは無いだろう、天使にこの“緋”は似合わない──)
産まれ落ちたその瞬間。彼の身にまとわりついた“血”が無防備な父母や彼を取り上げた医者、その場にいた全ての人間に牙を向けた。未熟な力のため表面上にかすり傷をつけた程度だったが周りの目が奇異に染まるのは避けられない事実のはずだった。
しかし攻撃された母親はそれでも彼に囁く。
「心配しないで、私の天使(アンジェ)」
父親は震える手で彼を抱きしめる。
「たとえ君が何者だろうと僕達は──」
『愛してる』。それは朱理にとっては祝福だ。自らの存在を世界に結びつけ肯定される。
『愛してる』。それは朱理にとっての呪詛だ。自らの力が他者を傷つけてしまうのではないかと拘泥する。

「近づかないで、1人にして」
距離を取る事でしか愛を示せない。朱理に声を掛ける度に朱理の刃が両親の体に切り傷を増やしていく。いつそれが致命傷になるかは誰にも分からず、朱理の心も欠けていくから。
「ただ誰も傷つけたくないだけなのに、それすら出来ないのなら」
「自分だけを傷つけると？ そんなのおかしい」
自殺願望が高まり精神病院で入院していた際にUGNの存在を知り、同時に玉野椿に教えを乞う。自身の力のコントロール方法と、それに伴った将来への希望。
医者になった現在では概ね力が暴走することはなくなった。しかしいつ元通りになるか分からないため傷の上から厳重に包帯を巻き付けている。

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