容姿・経歴・その他メモ

UGN立ち上げの頃から所属していた最古参エージェント。なおその時すでに「最低でも」還暦は迎えていたらしい。
幼いころから「願いをかなえる魔法使い」にあこがれており、「炎と宝石の魔女」の能力に目覚めた。
夫と娘に先立たれてからは一人悠々自適に暮らしていたらしく、その際趣味で収集した魔術の本が、20年前のウィルス拡散に伴い活性化し、そこからレネゲイドに感染して覚醒した。
かつては「炎の魔女」「爆殺魔女」「灰の魔女」とFHから呼ばれ恐れられた武闘派の一人で、コードウェル博士曰く「全盛期の彼女は今の10倍は強かった」とのこと。

11年前の「プロジェクト・アダムカドモン」にも霧谷の護衛という形で立ち合い、FHとの共同研究やその方向性に難色を示していた。結果「ダインスレイフ」の暴走の余波をもろに喰らい、長らく前線から離れることとなる。
その後は以前ほど炎のコントロールがうまくいかなくなったことからチルドレンの教官へと転身、5年前には完全引退を宣言、故郷Y市の再開発地区に取り残された古い店舗を買い取り「キルケニーで一番古い店」という店名の雑貨屋を開く。
（なおかつての実績から、望めば本部でそれなりの地位に就くこともできたらしい。「老人がいつまでもでしゃばるべきではない」として固辞しているが。）

その後はY市のエージェントの相談役をしつつ老後を過ごす…はずが、2年前の長瀬明によるクーデターが原因で若手が大勢殉職し、やむなくエージェントとして復帰、それでも教官として前線には出ないようにしていたが、コードウェル博士の帰還にともなうゴタゴタでさらなる離反者が出てしまい、完全に現役復帰することとなった。実は「御堂　桜花」が支部長に就任する際、Y市のエージェントからは三輪を支部長に推す声が少なからず存在しており、支部員入れ替えは自分が原因ではないかと少しだけ考えている。

李文龍やコードウェル博士とは旧知の仲。かつてはオーヴァードと非オーヴァードの未来のため、一致団結して多くの事件に携わった。しかし今や関係は完全に冷え切っている。アッシュ・レドリックを後継者にしようとしているのか、それともいつまでも上から現場に権力を行使したいのかがわからない李を「もはや老害」とまで言い切っている。コードウェル博士に至っては「そういうやり方は学生ン時に卒業するものだよ」と完全に否定している。そう二人を評する自分自身も「いつまでも若手を放っておけないでしゃばり」だと考えている。
そういう意味では霧谷や彼の下に集った若き戦士には期待をよせている。まあ、それが原因で霧谷からは「会う度話す度『結婚しろ、家庭に入れ、いいかげん仕事を分散しろ、また過労でぶっ倒れるぞ』と小言を言ってくる世話焼きおばあちゃん」として苦手意識を持たれているのだが。

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