数年前にジャームに襲われ、死の淵に立った時、生への渇望からオーヴァードとして覚醒する。
覚醒したての状態でジャームとの死闘を繰り広げ、何とかUGNの人間が駆けつけるまで耐え抜いた。
だが、その際にジャームの骨が左手に突き刺さり、それは怨念の力に満ちた骨の銃がディアウスの身に宿った。
ディアウスはこれを"帝王の骨"と呼んでいる。
普段はそのジャームの革で作った手袋で力を抑えている。

侵蝕率の基礎値が平均より高いため、いつジャーム化するか分からない状態。
ディアウスは家族や幼馴染――、日常と呼べるものを全て置き去りにして各地を転々としながら今を生き抜いている。
自身の衝動の危険性を危惧しているため、不測の事態（ジャーム化、それに近い状態）に陥った際に封印措置や討伐してもらい、被害を最小限にするため、UGNに身を置いている。
ただ、正式なUGNエージェントとなった場合、ジャーム化時に大きな被害が出た際にUGNの管理責任問題が大きくなるため、内部的な処理では雇われのイリーガルという扱いにしてもらっている。（活動自体は通常のUGNエージェントと同様）
ジャーム化すること、戦うことに恐怖はないが、民を傷つけることは好まないためである。

戻る道は既に失った。ただ、前に進み続け、戦い続けて生き抜くことしかできない男。
それがディアウス・フランクリンである

己が銃に埋め込まれた黒い宝玉が発する衝動を弾丸へと変換させ、放つ。
弾丸を放つ際には銃身に星座のような紋様が浮かぶ。
戦闘中は常に殺戮の衝動に飲まれかけている。衝動が他の者（味方）に向かないように攻撃以外の意識は全て衝動のコントロールに回しているため、回避も防御行動もせずに攻撃のみを行う。
恐怖を失っているが故にできる戦い方である。

戦闘時以外は温厚であり、味方に害意を向けることはない。
戦闘時は己が衝動を満たすために一切の恐怖もなく、傷だらけになりながらも戦い続ける。
もっとも充足する時間は戦闘時、戦闘後の余韻の時間。
戦闘をしない時間が大きくなるほどに、その衝動に悩まされる。
常に次の戦いに臨み続ける意思を持つ。戦いとは生きることであり、殺し合いである。