容姿・経歴・その他メモ

UGNイリーガル。
とある実験を「生き残った」被験者であり、強力な能力を持つ反面、暴走の危険性が高かったため、かつては本州から離れた学園島で暮らしていた。
能力の制御が可能になり、また当人の希望もあって、UGNの監視下におかれること、およびイリーガルとして要請に可能な限り協力することを条件に、3年ほど前から本土で暮らしている。

性格は朗らか、に見える。人当たりもいい、ように思える。
それらが全くのウソというわけではないが、実際のところ、彼女は本質的に物静かで感情の起伏は平坦な性格をしており、現在は今は亡き兄のふるまいを演じている。
それは人間関係で要らない軋轢を生まないためという合理的な理由のほかに、どうせ接するなら社交的な人物である方が向こうも気分がいいだろう、という相手への少しずれた気遣いもある。

能力

影の操作、正確にはそれを媒介とした実体への干渉能力。
彼女のエフェクトは物質が光をさえぎって生み出す「影」を「存在の本質」と定義する。
そのため影を抉ればその通りに実体が破壊され、影を失えば本体は消失する。
また影を操作すれば本体も意志に関係なくその通りに行動させることも可能だが、これは人間やオーヴァードには利きが悪く、もっぱら「抵抗力」の弱い小動物に対して使用する。

抉り取った影を吸収し、自身の影を強化することもまた能力の範疇である。特にオーヴァードの影は「栄養価」が高いらしい。
反面、燃費効率が非常に悪く、取り込んだ影もものの数時間で「消化」してしまう。

弱点としては本体の戦闘能力が著しく低いことがあげられる。
彼女の身体能力はオーヴァードとしてはさほど高いとは言えず、操る影も実体を持っていないため防御が一切できない。

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