容姿・経歴・その他メモ

容姿　

色褪せたような白髪、若葉色の瞳、男性とも女性とも見なされる顔つき。
長身で細身寄りなので体つきからも性別判明しにくい、本人もほとんど自分の性別について口にしない。便宜上、"彼"と呼称とさせていただく。

人物　

飄然、つかみどころがない、気まぐれ屋。
誰にも軽々と声かけながらも誰の隣にもとどまらないその様子だが、本心ではいくたび人に裏切られたことでほとんどの人間に失望し、見切りをつくようになったからのである。
人との接触を避けたがるあまりに裏社会に転がり、FHに身を寄っていたが、根っこは真面目。

能力　

サラマンダー/ウロボロスのクロスブリード。
エネルギー操作を得意とされるシンドロームだが、レネゲイド研究者たちの見識によれば彼が操るのは熱エネルギーではなく、まったく未知のエネルギーだということ。
詳細は不明だが通常の熱エネルギーのある熱反応のほか、レネゲイドの活性化ないし鎮静化効果があると観測される。
戦闘中レネゲイドの活性化をもって味方の戦闘能力を向上させ、または敵のレネゲイドを沈静化させることで攻撃の威力を相殺する応用がほとんど。そのことから彼はウロボロスのシンドロームを所持し、未知のエネルギーはウロボロスのレネゲイドの作用ではないかと、一部の研究者はそう考えている。
影を纏い戦闘に適する形態に変身する彼だが、その姿は白銀の鱗を覆う魔竜にも似ており、鱗翼の先端からエネルギーを噴出して高速移動を行う。

経歴　

某民間の研究施設にで研究者夫婦の子供としてもうけられる。
当時その施設にで研究されているのはヒマラヤ山脈にで発掘されたとある大型動物の化石であり、その化石から採集した増殖能力を持った特殊な細胞について研究を行っていた。
その研究の途中にで実験事故が起こり、当時彼を授かった研究者の妻が偶然に感染してしまい、結果として産まれたのが司である。
尚、詳細を言及する場合、レネゲイドの適正を持たなかった母親は感染して数日後死亡し、共同墓地に埋葬したが。何の因果かまだ胎児でしかなかった司がレネゲイドウィルスに完全に適応し、死した母親の骸の中に生存し続けた。
九ヶ月後、母親の亡骸を食い破って産み落とされる。
墓地の管理人が母親の墓を巡回していた時、墓の中から赤ん坊の泣き声が聞こえたことで父親をはじめとする関係者に連絡し、墓を開けて彼を発見することができた。
柩を開けた時、彼らが目にしたのは、赤ん坊の彼が母親の亡き骸を喰らい、己の血肉の養分にしている恐ろしい光景だった。
その後、長年秘密裏にレネゲイドの研究をしていた祖父が現れ、赤ん坊を自分の元に連れ去って育つことにした。
ただそれはあくまでもレネゲイド実験の被検体として考えられているため、利用価値以外家族としての愛情は存在してなく、またほかの周りの人は彼の存在を恐ろしく思っているゆえに敬遠していた。
しかし数年研究した結果、司の持つ遺産は彼らにとって手に余るものだと判断したのため、裏でFHなどの外部組織に売り飛ばそうとしていたらしい。
数日後、施設は原因不明の爆発事故に見舞われて多くな被害を出て、祖父もその一件で亡くなったとされた。
詳細は不明だが、数少ない生存者によれば「竜にも似た巨大な化け物」を目撃したという。
あの一件から司はどういうわけかFHに加えることになったが、内情の様々は知らされていない。

備考　

彼に宿るレネゲイドウィルスは一種の"生ける遺産"である、太古生物のものだと思われる特殊細胞になる。その細胞にある遺伝子情報を取り込むことによって様々な能力を再現することができる。
その中でも特筆すべきなのは、彼は己の肉体を思うかのままに変形させ、千変万化の武器の形を取れるという点だ。
特に魔竜形態の時その両翼を自在に変形させることで、斬撃武器から突撃ドリル、かぎ爪まで様々な脅威的な技を繰り出せる。

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