容姿・経歴・その他メモ

「ワタシは､どうすればよかったの？」
永い眠りから目を覚ましたRB｡その美しさと足が魚のヒレのようになっていることから､人魚と呼ばれることもあったらしい｡
冬眠している間に周辺の風景は変わっていた｡海は遠く､空は微かに濁り､森は変わらず生い茂っている｡
……問題は､起きた時期が1月下旬だったことである｡不運なことに一時暖かくなっていたのだ｡
話が少し変わるが魚というのは変温動物である｡当然､寒ければ命の危険がある｡彼女はそれをよく知っていた｡
更なる不運(彼女にとっては幸運)として､その森の近くを誰かが通り過ぎようとしていたことがある｡
彼女はその誰かを歌で魅了し､その誰かを犠牲にすることで生き延びることに成功した｡
その時の経験のせいか､冬眠以前の凶暴な性がかなり薄れているようだ｡(冬眠以前の彼女は正しくセイレーンというべき存在だった)
現在､彼女は子供がいなかった名家の養子として暮らしている｡(その時は身長を30cm縮めている)
竹馬の友で現地人を洗脳()し､異能の指先でそこの場所の状態や常識などを習得し､擬態の仮面でその現地に合わせたスタイルに変える｡
＿＿実は彼女､潜入エージェント向きなのである(本人は否定)

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