容姿・経歴・その他メモ

茜部　煉太郎

何処にでも居る気弱な少年。
オカルティックな趣味を持ち、色んな伝承や与太話を好む。
身障者である自身を支えてくれる周囲に日々感謝し、その恩返しとして人々の平和を守るために戦う。
この世界では、恐らくとても危うい少年。


“星海の落とし子”
両親と自身の片腕を失った大事故から生還したその日、彼は大いなる力を得た。
暗黒を敷き、遥かな恒星の如き光と炎を手繰る。
星の海を大地に落とす、悪意なき美しさを持った残酷なる力。
故に人々は彼を無邪気な罪……イノセント・シンと呼ぶ。










何処にでも居る気弱な少年だった者。
世界が違えば、きっと彼は気弱でも優しく正義感の強い少年だっただろう。
世界が違えば、きっと彼は祖父から受け継いだボクシングだけが取り柄の努力家だっただろう。
世界が違えば、きっと彼は己が人と人ならざる者を繋ぐ橋となり、とある学園で日々を生きていただろう。

しかしそうはならなかった。

神々に魅入られたこの世界では、そうはならなかったのだ。
故にこの話はこれで終わりだ。
圧倒的な才能を持ってしまった只の少年。


彼は邪悪なる神々の力を行使する者。
彼は星の彼方より来る大いなる脅威の代行者。


そうだ……彼こそは“星海の落とし子”。
神々が地上に落とした自覚なき指先。
人が背負うにはあまりにも大きな罪を生まれながらに刻まれた只の少年。

純然たる罪……即ち、イノセント・シンである。

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