かつてはごく普通の家庭に生まれたごく普通の少女だった。友人にも恵まれ、このまま充実した人生を送るのだと思っていた。UGNとFHの抗争に巻き込まれるあの日までは。
オーヴァード同士の争いに巻き込まれて何の力もない少女が生き残れるはずもなく、あっけなく殺された彼女は、死ぬ直前に「死にたくない」と強い想いを抱いた。その結果かわからないが、オーヴァードとして覚醒し、自らの危機を退け、その後UGNに保護された。
この時の死の恐怖は今でも鮮明に思い出せる。

自身の覚醒の経験からオーヴァードは一般人を巻き込むものだと認識した彼女は、家族や友人を危険から遠ざけるために町を離れる選択をした。日常を守るために日常を手放した。
若くしてエージェントとして各地を飛び回り、日々を忙しく過ごす彼女の元にある日訃報が届く。故郷の町がジャーム災害に見舞われ、家族がそれに巻き込まれて死亡したと、その事件が終息してから伝えられた。
近くにいれば守れたかもしれないと酷く後悔した。だが、自分はもうこの道を選んでしまった。選んでしまったからには責任を持ってそれを貫き、せめて近くにいる者は守り通し、自分と同じ過ちを犯さないように導くと決心した。

真面目で責任感が強い。ただ、普通に日常を過ごしていた経験も存在するため、少し情に流されやすい側面もある。
一度やると決めたことは貫き通す意志の固さを持っている。それゆえに頑固な性格をしているところもある。
戦いに対する恐怖は存在するが、それよりも「守れない」という結果の方が怖い。肉体の痛みなど、心の痛みよりは些細なものである。

また、支部長を任されるのは今回が初めてであり、少し気負っている。自分は支部長に相応しい器ではないと思っているが、任されたからには支部員を守り通そうと決めている。
面影島に赴任される際、事前に調べられる範囲のことは調べたが、不透明な部分の多さを少し不気味に感じている。死者にまつわる噂については、都合のいいように考えないようにしている。

自身の肉体に氷を纏って硬化させ、実質的な鎧や盾の役割を果たすことでその身を以て他人を守る。手の届かない範囲は自身の肉体の一部を切り離して氷の生命体を作り、それに庇わせる。
氷の生命体は感覚を共有しており、切り離していてもそれが受けたダメージはそのまま本体にフィードバックされる。
また、それを利用して、自身の髪から小さな氷の生命体を生み出して簡単な諜報活動をさせることで情報を集めたりもできる。
基本的に力を攻撃には使わない。本人の思想的に傷付けるのはあまり得意ではなく、守ることと両立させられるほど器用ではないからである。

D:守護者
1:家族[WH]　　　　　P:誠意/○N:悔悟
2:春日恭二[OR]　　　○P:感服/N:食傷
3:時雨京一郎　　　　○P:親近感/N:不信感
4:海路口 四緒理　　 ○P:尊敬/N:猜疑心
5:S:煙田 芳光　　　　 ○P:信頼/N:不安
×6:小鳥遊 小夜　　　　P:同情/○N:脅威

D:守護者
1:家族[WH]　　　　　P:誠意/○N:悔悟
×2:春日恭二[OR]　　　○P:感服/N:食傷
3:時雨京一郎　　　　○P:有為/N:不信感
4:海路口 四緒理　　 ○P:尽力/N:憐憫
5:夏上 蒼　　　　 ○P:親近感/N:共感
6:S:鷹来 ニコ　　　　 ○P:慈愛/N:不安

・なくなった固定ロイス
春日恭二　○P:感服/N:食傷
どこにでも顔を出してFHとして働いて、何度退けられてもしぶとく生き残り続けることにいっそ感心する。