雛形：鳥籠の雛
ブリランテ：華やかに、輝かしく（伊）

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技能「調達LV1」「情報：噂話LV1」
メモリー「1年生の文化祭」
アイテム「思い出の一品」
エンブレム「モデルチルドレン」「バディムーヴ」

「私たちに揃いの羽根は生えなかった」

彼女は歌う

「ひとりは飛ぶに相応しいが高みにのぼりすぎてひとりぼっち
さながら孤独な猛禽のよう
ひとりは大きく美しい羽根だが飛ぶには豪奢すぎる
さながら錘をつけられた孔雀のよう
ひとりは羽根すら広げたくないみたい
それでも大人たちは特製の鳥籠を誂えた」

彼女は歌う、この聖域の歌を歌い続ける
喉が枯れても水を口にすることなく
やがて花弁となって消えたという

ダブルクロス the 3rd edition
キャンペーン『o-bird sanctuary』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

私たちに揃いの羽根は生えなかった
だからきっと、同じ距離を飛ぶことも、同じ高さを飛ぶこともないだろう
今までも、これからも

しかし偶然にも、キミたちは同じ扉に手をかけた
この巨大なからくりの舞台裏へとつながる扉に
世界の上澄みを泳いできた少女たちは
世界の双貌を覗いて成人の儀にとりかかるのだ

だが気を付けてほしい
深みに足を取られてその羽根さえももがれぬように

ダブルクロス the 3rd edition
キャンペーン『o-bird sanctuary』
第1話「双貌のヨゲンノトリ」

ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

ワークス／カヴァー：UGNチルドレン／高校生
シナリオロイス："火点し人"プロメテウス　先明珠洲子（さきあかり-すずね）
推奨感情P／N：尽力／疎外感
　キミは皆から尊敬の眼差しを浴びる優等生だ。努力によるものか、才能によるものか、概ねその両方であろう、キミはオーヴァードとしても生徒としても優秀である。しかしそんな存在感が災いしたのだろうか、遠巻きにされがちで友達はあまり多くない。
　文化祭を控えたある日、生徒会長である先明珠洲子が暴走抑制剤を排水溝に捨てているところに遭遇してしまう。彼女はあるものと引き換えに、このことを秘密にしてくれないかとキミに持ちかけてくる。

☆鳥旗高校の1年生でB組のクラスメイトである
☆PC①は現在生徒会副会長であり2年後（第2話）に生徒会長となる

■2話トレーラー■

熱帯性の街路樹がふと風に揺れ
賑わう屋台のガラスケースにふと誰かの顔が反射する時
LRTが扉を開いて乗客たちを受け入れ
伝統色の織物が複雑な文様をはためかせる時
目に入る景色全てに死人が影を映すように見えた

死者の呼び声に応えてはいけない
だとしてもこの聖域〈サンクチュアリ〉の果てに追わなければならないものがある
青い羽根の鮮やかさだけがキミの道しるべになるだろう

キミたちに揃いの羽根は生えなかった
だからきっと、同じ距離を飛ぶことも、同じ高さを飛ぶこともないと思っていた

ダブルクロス the 3rd edition
キャンペーン『o-bird sanctuary』
第2話「非翼連離」
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

ワークス／カヴァー：UGNチルドレン／高校生
シナリオロイス：中澤昭陽（なかざわ-しょうよう）
推奨感情P／N：尽力／隔意
　鳥旗高校の生徒会長となったキミは、生徒会長としても、UGNチルドレンとしても模範的な人物であり続けている。そんなある日、ジャカルタ北部で開催されるG20保健大臣会議の警護に就くこととなった。キミの任務は、中澤昭陽をはじめとする要人たちの命を守ることだ。
　その一方、キミには気掛かりなことがあった。高校卒業後、本部配属となり世界を飛び回っていたという先明珠洲子がインドネシアの任務で死亡したのだという。これは数か月に知らされたことだった。