幼馴染である白宮がジャーム化してしまったため、自身が生きているうちに彼女をもとに戻すべく、研究資金を集めている。

概要
FHセル「トロイメライ」に所属するFHチルドレンの少年。
血を纏わせた日本刀による白兵攻撃を得意とする。
守銭奴。
一人称「僕(学校)」「俺(本性)」、二人称「君(学校)」「お前(本性)」、三人称「苗字+さん(学校)」「苗字(もしくはコードネーム)呼び捨て(本性)」。

出自
赤ん坊の時に路地裏に捨てられ、ホームレスの気まぐれで育てられた。5歳ほどで変態に売られかけるもオーヴァードに覚醒しホームレスごと殺害、逃走。そのままFHに拾われチルドレンとなった。
その後は他のチルドレンと殺し合い同然の訓練や虐待寸前の教育を受け、6歳にして実戦に投入された。
年齢不相応の戦闘能力や報酬さえもらえれば死地にすら赴く姿勢から鉄砲玉、あるいは鉱山のカナリアとして様々な支部を転々とした末に9歳の時に「トロイメライ」配属となった。配属以降はA市を起点として東京での作戦に参加している。

性格
表向きは大人しく人懐っこい少年を演じているものの、その内面は非常に殺伐としている。
「何かを無償で与えてくる者は、悪辣な見返りを求めてくる」「所有することに正当性を示せるモノ以外はいつか必ず奪われる」という経験を元にした考えを抱いており、根本的に他者を信頼していない。
「信じられるのはモノと金だけ」とは本人の談。なので仕事の報酬はきっちりふんだくり(満額が無理そうなら妥協はする)、他者に頼み事をする際にはしっかり金銭を支払う。
また「平凡な生活」というものに強い憧れと執着心を抱いており、それに類する生活基準を得んと金銭をかき集めている。
口が悪く守銭奴ではあるが、信用できる相手にはわりと面倒見がいいので、多分UGNでもやってけるくらいには根がいいっぽい。

戦術、装備
自身の血を刀に纏わせての白兵戦を得意とする。また、血を他者の武器に纏わせることでサポートも可能。
持っている刀は「籠釣瓶(かごつるべ)」という銘であり、自力で稼いだ金で初めて買った愛刀である。ちなみに「妖刀の写しは妖刀になるのか」という実験で作られた失敗作なのでかなり安かったらしい。

人間関係
白宮→トロイメライに来てからの幼馴染。自分なんか無視できるくらいの出世頭が一方的に構ってくる(しかも特に対価を要求してこない)ので内心「えっ怖っ」と思ってる。ただでかいコネではあるので表面上仲良くやってるし、アイツを超えるくらい出世してやるとも思ってる。
黒上→学校で隣の席になった少女。オーヴァードであることには《ブラッドリーディング》で知っているので(FHに来るとは思ってないけど)コネを作るために世話を焼いている。
黒須→ビジネス関係。
セル「トロイメライ」→所属セル。あんま稼げないし戦闘員少ないから一般人相手にも駆り出されるし居心地は良くない。