容姿・経歴・その他メモ

とある名家生まれのお嬢様。
15歳の時、実家は自身を含めて一家郎党全員、ジャームに襲撃されてお亡くなりになっており、完全に没落というか消失している。
自身も普通に殺されたが、なんか死んで山に遺棄された所で覚醒して生き返った。
のこのこと戻ったら何か財産とか全部が他人に奪われていることを知り、自身たちが殺されたのは計画的犯行という事に気が付く。
とりあえず許せないので実行犯とか殺害を計画犯をぶちのめして、復讐はしっかりと果している。
死んだことで戸籍も何もかも消えてるし、頼りになる身内もいないし、財産もないし、なんか殺した相手の部下っぽい裏社会の人たちからも追われて逃げることになり、人気のない場所で潜伏して過ごしたりしていた。

1年ぐらいで追跡が落ち着いたので、そこから地道に何でも屋としてアングラな生活をしつつ、狩りをしたりしながら生きてきた。
最初こそ馴染むのに苦労したが、今では馴染んで現在の生活を楽しんでいる。
そして高潔さを忘れる事無く、日ごろから自分と他者とお天道様に恥ずかしくないように生きている。
15歳以降、学校にも行っていないため最終学歴は中卒。
一応、しっかりと教育はされてきたので、高卒ぐらいの知識はある。

現在はそのまま何でも屋として生計を立てており、4畳半のワンルームのアパートで暮らしている。
ただし全く儲かっておらず、生活は常にギリギリの状態で水道ガス電気の生活インフラの料金を払いきれずに定期的に止められている。というか、払えない事を事前に察知して業者に自己申告したりしてくる。
依頼が少ないうえに、たまに来る仕事でもほとんど金を貰わなかったりするのが金欠の原因。
UGNからの仕事みたいな危険かつ大きな資本を持つ相手の場合は通常の依頼料の相談を開始する。
そして地道に活動してきたおかげか、仕事の数は少ないながらも、きっちりこなしてきた経験があり人脈が広い。

何故こんな事をしているかというと、本人はノブレス・オブリージュを信条にしているから。
例え財産、権力、社会的地位全てを失ったとしても、本人の生まれと誇りと義務は決して失われていないと考えているため。
なので例え自分が苦しい状況であったとしても、私利私欲で動くことは決してしてはならず、常に他者への慈愛を持ち行動している。
オーヴァードの力にも能力に応じた責任があると考えており、人助けに使うことに抵抗がない。もちろんバレるのは不味いので隠蔽はしているが。
あまりオーヴァードの力を隠すことに重点を置いているUGNとは考え方がちょっと違うので協力にとどめている。

ただし自身への施しは受け取ろうとしない。
例え施しが善意の物であったとしても、自身のみが得するものを受け取ること事は私利私欲で動いているのと変わりないため。
ならその施しは自分ではなく、他の者に。そして施す者自身を助けるために使うべきだから。
ただお互いが得をする事や、何かをしたささやかなお礼などは素直に貰ってくれる。

生活全般は厳しいが、食事に関しては苦労している様子はない。
理由は定期的に森とか川とかで狩りをしているため。
そこで動物とか鳥とか虫とか爬虫類とか魚とか捕まえてご飯にしている。最近では熊とかが多かった。
他にも害獣駆除の仕事で駆除した猪や、そこで知り合った農家からお礼としてクズ野菜を分けてもらったりしている。

性格は高潔、穏やかで丁寧。礼儀正しくて茶目っ気もあり人との交流に円滑に行うことができる。
他にも様々な事情や状況を受け入れることができるなど度量が広く、清濁併せ吞める人。
優しく面倒見がよく、他の人を見守ることが癖になっているところがあり、状況に合わせて必要な場合は手を貸してくれる。
ただし口調がいささか個性的であり、しゃべるときは同じ意味の言葉を2回続けていう事がある。

所作がいちいち優雅でカーテシーや紅茶の飲み方が様になっている。狭い部屋なのに。
常に振る舞いには余裕があり、お金にがめつくない。
ただし見栄を張るようなことは無く、自身の生活や金銭事情を聞かれると、普通に正直に答えてくる。

自身が早くに亡くなり、その後も生きるのに必死だったため学生生活や真っ当な社会生活の経験が少ない。
なので自身ができなかった高校生活の青春や、普通に日々を生きる人たちの生活を守り応援したい。

かつて生きていた時は普通に黒髪の人だったが、生き返った時に髪色と目の色も今の状態になった。何でかは知らん。
そして生き返った時に脳の中に響く声があり、どうやら自分の中に協力型レネゲイドビーイングが住み込んでいたらしい。
最初は生き返った直後に頭に声が響いて混乱したが、なんとか打ち解けていった。あと覚醒する前から自分の中に住んでいたらしく、生前の事情も把握してくれていて、復讐を手伝ってくれたりした。
今では苦楽を共に生き抜いてきた相棒であり、唯一かつての自分を知る相手になっている。

このレネゲイドビーイングの名前は次郎。次郎は人を理解する方法としてネット掲示板を利用している。
覚醒前の彼女の体をお借りして、ネット掲示板やSNSで人の活動を見ていたらしい。
そのせいなのか、基本ネットミームでしか喋らない。
悪い奴じゃないし面白くて宿主思いだが、その場のノリで生きてるような奴であり、ネットミームでしか喋らなくて意思疎通がたまに難しくなる。
今では体をお借りすることはなくなったが、彼女の視界越しにネット掲示板やSNSの確認は行っている。
そして彼女の口を借りて発言してきたりすることがある。突然口調が変わるので初見さんはだいたいびっくりする。
レネゲイドについて知らない一般の人には笑って誤魔化しているが、一般の人にはかなり変人な優しい人として認識されている。

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