容姿・経歴・その他メモ

「私はもう、戦いたくないんです」

N市立高校に通う女子高生。おどおどとした小柄な少女。
コードウェル博士の子供たち『マスターレイス』の一人だが、戦うことを忌避する弱気な性格。
かつての戦闘の後遺症で前線を離れ、療養も兼ねて高校生活を送っているらしい。

マスターレイス｜37564《トリアコンタキリアヘプタキリアペンタヘカトヘキサコンタテトラ》

コードウェル博士の子供たちの中でも特に長い数字を与えられた｜鏖《みなごろし》を冠するマスターレイス。
通常の採番規則から逸脱したイレギュラー。
博士の命令により数多の重要作戦に投入され文字通り｜鏖《みなごろし》にしてきたが、ある日を境にぱったりと目撃されなくなった。

『ミナゴロちゃん』

「ヤボール、みなさま。親しみを込めて『ミナゴロちゃん』と呼んで構いません」

戦いを避ける彼女をして戦いが『避けられない』とき、ずた袋を被ることで現れる第二の人格。
｜鏖《みなごろし》のマスターレイスとして多くの命を奪ったことに耐えきれない彼女の心が生み出した、あらゆる罪悪感を受け止める保護機構。
おどおどした本体と対照的に好戦的な狂人。往時の鏖のマスターレイスの実力を発揮し、あらゆる物事をミナゴロシにする。
「ミナゴロちゃんが悪い。ミナゴロちゃんのせいだから」と自己正当化することで本体の精神安定が図られる。
そのうえでミナゴロちゃんになってから殺人を一度も成功させていないのは本体の殺人忌避の衝動があまりにも強いからに他ならない。
そしてミナゴロちゃんに頼れば頼るほど、ずた袋を手放せなくなっていく。

「────なんだよ5桁って」
ずた袋の少女と交戦したUGNエージェント、気絶する直前の言葉。

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