容姿・経歴・その他メモ

UGNホワイトハンド所属のエージェントであり新米看護師。
主にUGNチルドレンたちの面倒を見ている。
人の痛みを強く感じる性格で、すぐに同調して泣いたり笑ったりする。
とてもパワフルな女性。

虫も殺さないような顔をしているが、いざ戦闘となるとバルカン砲を作り出してあらゆる敵を肉片に変える。
敵に大穴を開け、わずかに欠片のみを残すためにコードネームが"二十六夜月(デクレッセント)"になったとか……。

尻が大きすぎること、脚が太すぎることが目下の悩みだが、戦い方を変えない限り下半身は安定感を増し続けるだろう。

過去

ごく普通の家庭に生まれた、ごく普通の女の子。変わったことと言えば、双子の弟がいるくらい。
入江初はどこにでもいる少女だった。

しかし6歳のある日、彼女の身に大きな災いが降りかかる。
バスが事故を起こし、大爆発に見舞われた。彼女の両親も含め、乗客は全員死亡した。
……初と、彼女の双子の弟・終を除いて。

オーヴァードとして覚醒した彼女だったが、不幸はそこから始まった。
両親を失った初と終は、寄る辺のないホームレス生活の末、一人のUGN所属研究者に拾われる。
だが、その人間はプロジェクト・アダムカドモンに影響を受けた人間だったのである。

そこから先は語るも恐ろしい人体実験の日々だった。
初と終は、しかし、生きるための他の選択肢がなかった。
感情を殺し、実験に耐えることで、僅かな施しを得る……。
それだけが初と終がこの世界を生きる術だった。
二人は物言わぬ殺人マシーンへと育つほかなかっただろう。

だが、その日々を終わらせた男がいた。
突然研究室に殴り込んできたその男は、UGN研究員を一撃の元に殴り倒し、初たちを救い出した。
更に、完全に壊れたと思われていた精神を、辛抱強いカウンセリングの末、一般生活が可能なレベルまで回復させたのだ。
男はただ、"K"と名乗っていた。

かくして、入家初は、医療の道を選ぶこととなった。
あの男のように、傷ついた誰かを救えるように。
もう二度と、自分たちのような子供をこの世界に生み出さないように。

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