容姿・経歴・その他メモ

「俺の名前は園城寺 綴、N市の高校に通う高校3年生だ。昔、何かの大事故が起きて家族はみんな死んだんだ。だから俺は今まで一人で生きてきたし、これからもそうだろう。ん？園城寺に聞き覚えがあるのか？ある名家だったらしいって事は俺も知っているんだが……それだけだ。いまの俺には何もない、ただの一般人だよ。よろしく」
──────とある日の自己紹介

出自等
園城寺綴は刀鍛造の名家「園城寺家」の次男として生を受ける。しかし彼は記憶にない頃に大事件に遭い家族を全員失う。その事件は公になる事はなく世間から「園城寺家」の名はひっそりと姿を消した。レネゲイド関係者なら知れる情報だが、この事件はレネゲイド関係の事件であったために公にはならなかった。
そんな彼は現在はアルバイトで生計を立てながらN市の高校に通っている。
──────オーヴァード覚醒前までの園城寺綴の記録

少し達観している様で、何に対しても期待はしていいない様に見えます。
ただカウンセリングを重ねていくと、どうやら寂しさがその根底にあった事が推察できました。この「寂しさ」が彼が「ワンピースの少女」と邂逅した要因なのかもしれません。
衝動「飢餓」は彼の「寂しさ」から顕現したものだと推察できます。この「飢餓」は空腹や無力感といったものからではなく、「人の温もり」に対してのものであり、その表れでしょう。彼は寂しいのです、本人はそのことに気づいて居ないようですが、意識的に気を遣ってあげてください。
──────UGNデータベースの園城寺 綴のカウンセリング担当者の記録

刀鍛造の名家出身ではあるがその頃の記憶がない為にそれを武器にはしなかった。


覚醒に関して
園城寺綴の覚醒には一人の少女との邂逅があった。
客観的には単純な覚醒方法であり
園城寺綴が夜の繁華街で一人のオーヴァードの少女と邂逅する。その後少女の追っ手に少女諸共殺されてしまう。
直後に少女のブラム＝ストーカーのシンドロームエフェクト《抱擁》によって復活及び覚醒する。

しかし園城寺本人の心情がそんなに簡単な話ではない。
彼は過去に大事故に見舞われ家族を失っている。その結果、本人の自覚は無いところで「寂しさ」を覚えていた。
そんな中、《抱擁》によって覚醒を促された。
その瞬間に彼は全てを理解した、覚醒したシンドローム・ノイマンの影響と自分の内側で発生した衝動・飢餓によって。
自分が温もりに飢えていたのだと、自分はひどく寂しがりやだったと言うことを。
そして《抱擁》によって少女の温もりが身体に入ってくる感覚に恋をした。彼はその瞬間に生まれ変わった。覚醒によって世界が変わった、それはオーヴァードになったと言う変化では無い。彼は自身の飢餓に気づき、それを気づかせてくれた人、埋めてくれる人に尽くことを決めた。それが彼の行動原理になった。

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